Redshift for Metal のベータ版が一般公開されていた
Redshift RendererのmacOS用Metal版がベータ版になって公開されておりました。先月の話?
という事でデモ版をダウンロードしたわけですが、for Blender のmacOS版は出ていないため、うちで試せる環境というとmaya 2018ぐらいかなぁと思いきや、ライセンスサーバの電源が落ちてて立ち上げるのも面倒なので、Redshift Benchmark を動かしてみることとしました。
ダウンロードされてくるファイルは普通にpkgのインストーラなので普通にインストールすると /Application/redshift に関連ファイルが入るので、その中の bin フォルダ内のshファイルを動かすだけです。ただし、この階層にベンチマーク用のシーンファイルや結果の画像ファイルを保存するので、sudo をつけて実行しましょう。
sudo sh runBenchmark.sh
処理が終了すると、結果が記された画像がshファイルと同じところに出来上がります。
13:06という結果でした。Benchmark results [Redshift] と比較すると Vega 56 のmacOS版の結果はWindowsにおけるGeforce GTX 1070あたりぐらいみたいですね。
ちなみに現在のmacOSでの最高出力を発揮する環境であろう Vega II Duo x 2の環境については 2:24 って結果が登録されています。Vega 2 DuoはVega 2 x 2と考えていいので、Vega II x 4の結果がそれぐらいと想像でき、一枚あたりの性能がその1/4だとするなら9分半ぐらいの結果になるでしょう。Radeon Pro W5700Xが10分半程みたいなので、RedshiftのためにVega IIをMac Proに入れるのはコストパフォーマンスが悪そうですな(価格差三倍弱)。
Vega II Duo x 2の結果の一個上にGeForce RTX 3090が2:30って値で登録されていて、そいつの化け物具合が想像できますが、さらに一番下にそれを6枚積んだ結果が0:31で登録されてて、消費電力が半端ないことになってそうで震えます(もちろんそれは感情論で、その電源環境を用意できるのなら、同じ結果を得るための電力消費の総量はGPUの枚数が多かろうが少なかろうが変わらないだろうから、時間を節約できると思えば業務に投入するのは十分に理解できるところではあります)。Geforce RTX 3000番台と張り合っているRadeon 6000番台のmacOS対応を求むって感じですよ。
Redshiftのフォーラムを見ていると、Vega 20をつんだMacBook Proについて、4GBしかメモリを積んでないからC4Dなどからの利用時に問題を起こす可能性があるって書かれてます。まぁ確かにそうですよねぇ。コストを抑えてRedshiftを動かすMacを入れるなら、今なら iMac にRadeon Pro 5700 XT (16GB GDDR6)と必要に応じてeGPUの追加かなって思いつつ、今更 Intel Mac を買うのもねぇ…。もちろんMacを購入する予定は近々にはありませんが。
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