久しぶりに濁点問題に引っかかる
Windows上のChromeで開いたGmailのメールに添付されてきたファイルをファイルサーバーに保存しました。添付されてたファイルのファイル名は「スケジュール.pdf」でした。
Mac側でFinderやターミナル上でその存在は確認できるのですが、ダブルクリックしたり何らかのコマンドに渡そうとしても反応しません(ターミナルでは"No such file or directory"となる)。
よくある濁点問題なのでしょうけど、Windowsのエクスプローラ上で「スケジュール.pdf」の「スケジュール」部分を打ち込み直すと、Mac上でそのpdfファイルは開けるようになります。
やはりこれはNDC, NFD問題だったようで、Windows上のコマンドプロンプトからdirしてみると、Macで開けない方は「スケシ゛ュール」、開ける方は「スケジュール」と表示されます。
近頃、MacからファイルサーバーにコピーしてそれをWindowsで開いたり、WindowsからサーバーにコピーしたファイルをMacで開く際に問題が起こる頻度は減りました。と言いますか、自分周りに限定すれば皆無です。以前も書いたけど、macOSはSMBでマウントした先のファイル名はNFCで保持している前提で読み書きしているように見えます。なのでNFDのファイルにNFCでアクセスしようとして正しく認識できないように見えます。
一方で、メールに添付されてきた「スケジュール.pdf」が何でNFDなのかというと、おそらく先方の環境がMacで、Finder上のファイルをそのまま添付しているから。
試しにメールにMacで濁点入りのファイル名のpdfファイルをそのまま添付してWindows側で受信後にローカルに落とすと、ちゃんと「スケジュール」って読めるタイトルのpdfファイルが出来上るものの、コマンドプロンプトでみると「スケシ゛ュール」になってます。
これは現状ではMac側の人が注意すべき事柄で、メールに添付ファイルをつけるならWinArchiver Lite(有料版はWinArchiver)あたりでZipにしておくのが無難でしょう。(Finderから圧縮すると日本語ファイル名はWindowsで文字化けするし、Windowsの方でちゃんと日本語として展開するツールを使っても、NFDのファイル名のファイルが出来上がるだけなので意味がない)
それにしてもまさかMac環境で作られたファイルのせいでMac環境で問題が起こるとは、という感じでございました。
余談ながら、Windows上では「スケシ゛ュール.pdf」と「スケジュール.pdf」が同じフォルダに存在できます。違うファイル名なのだから当然と言えばそうなのですけど、通常のWindowsアプリ上では「シ゛」は「ジ」って見た目になるので、同じファイル名のものが存在するように見えるわけです。これはこれで困るのではないかと思うのだけど、どうなのだろう。
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