Drobo 5D3、稼働
D5 Thunderbolt 3[TERAMASTER]を使っていたのだけど(数ヶ月前に新製品として発表されていたようなので、たぶんリンク先に載っているモデルより一つ前のやつ。でもカタログスペックだけだと何が変わったのかわからない…)、金曜日朝、Macを再起動したらそこのボリュームがマウントされてこなくなりました。
RAID構成で使っていたのではなく、5つのベイのドライブそれぞれが単独のボリュームとして見える状態で使っていたので、5台まとめて見えなくなるってことは、Mac側のThunderboltポートかRAIDケース側の問題でしょう。で、macOSのシステム情報ではこのRAIDケースは認識されているし、他のマシンに繋いでも同じ状況だったので、RAIDケースが死んだんだろうな、と。
かなり大事なというか日常的にアクセスするデータを入れているRAIDケースだったために、データを早急に使える状態にしたい時、HDDをそのまま入れ替えれば同じように使えるHDDケースを購入するのがベターなんだろうけど、5台のボリュームがマウントされてくる状況もあまり美しくないなということで、やっぱりRAID対応HDDケースにすることとしました。
で、個人的に選択肢に上がってくるのがDroboでございまして、その中の5D3を発注しましたですよ。お高いけど、内容としてはこんな価格帯になるのだと思います。
いまさら言うまでもないDroboの特徴として、HDDの容量や型番を揃える必要がないというのと、容量を拡張したくなったら大きいサイズのHDDに入れ替えるだけというシンプルな考えができるってのがあります※。この仕様はたぶんものすごく速度が必要な用途を除いて個人で所有するには(価格面の課題はあるにせよ)よいものだと思っております。故にちょっと無理して注文しました。2017年に導入しているDrobo 5cがまだ元気に稼働しているってことでハードウェアの信頼性もあるかなって理由もあります。
ということで注文して翌日に届いて今日になって設定をし旧環境からデータのコピーを始めています。
本当はコピーを始める前に各種テストをすべきなんでしょうが、コピーしなければならないサイズが大きいため、慌ててその作業を始めてしまい、検証を始められるのはまだずっと先になります。なのでとりあえず稼働を始めた記録としてここに書いておきます。
速度は本当に期待できないから、速度が必要なデータだけはもしかしたら外付けSSDを用意してそっちで対応とかになるかもしれんが、まぁとりあえず…
※昨今、内蔵HDDの仕様としてCMR、SMRってのが出てきてて、それがRAID用のストレージとして製品を選ぶのをちょっと面倒にしております。SMRだと問題が起こるケースがあるというか問題が起こると考えた方がいいかな。なのでCMRの製品を選ぶ必要があり、もっというと、日本の代理店のページで推奨HDDリストが出ているので、そこから選ぶのが無難ですかね。推奨HDD・アクセサリー[株式会社プリンストン]
<追記>コピーの合間みてベンチマークしてみた。
AmorphousDiskMarkでの結果。シーケンシャルアクセスではとても良い結果を出しているように見えます。128GBのSSDをキャッシュ領域として積んでいるのでそれが効いているのかもしれません。このベンチマークソフトはWindowsで有名なCrystalDiskMarkのMac向けのクローン品ですが、Amazonのサイトのレビューではそのツールでの数字が出ています。今回このDroboに搭載したHDD単体の性能と比較して、ランダムのリード・ライト値は、リードは概ね良い数字なのに対し、ライトがちょっと遅い感じです。遅くなるのはいただけないけど、Droboについては単発より速度が速くなることを期待してのRAIDではないのでこんなところでしょう。
で、単純にビデオファイルを置いた場合、HD解像度程度では概ね問題なさそうな速度が出ていますね。書き込むときのグラフを見ると、息継ぎするように速度が上下しています。この速度低下時にキャッシュ領域からHDD領域にデータの移動が行われているのでしょうか。そうであってもまぁまぁ納得できる速度かもしれません。
実際にファイルをコピーしている最中の速度。ファイルサイズ的にシーケンシャルライトに近い速度だと思うけど、まぁまぁちゃんと速度が出ているように見える。
速度的にはまぁまぁ満足すべき結果だと思うし、あとは耐久性ですね。これは使っていかないとなんとも言えないけど。</追記>
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