iTunesに登録された曲の再生回数をいじる
iTunesに既に取り込んである曲をCDから取り込み直した時、取り込み時に既存の曲を置き換えるか聞いてきてくれる時はいいんですが、そうでは無い時、その曲に関する情報がリセットされます。既存の曲を置き換える時、曲の読みがなとか再生回数とか、そんな読み込み時には付加されず、後に自力で入力したり、聞いていくうちに付加される情報が引き継がれるのわけですね。しかし、それらがリセットされてしまう事がある。
まぁ読みがなは自力で入力してもいいんです。しかし、再生回数についてはどうしようもない。iTunesから再生回数をいじる時、その回数をリセットするという動作しか選べませんから。
そこで、AppleScriptで設定してやります。
基本的には、
tell application "iTunes" set selItems to selection repeat with selItem in selItems set played count of selItem to 10 end repeat end tell
<追記>iTunesのところをMusicにすることで、macOS Big Sur環境でも動作。追記>
これでいいです。これで再生回数が10回になります。
ところで、ネット上にある同じようなスクリプトを見ると、選択した項目を得る時、
set selItems to selection
の部分を
set sel_ref to a reference to selection
と書いていることが多いようです。上の書き方がリストデータその物へのアクセスなのに対して、リストのリファレンスにアクセスするというのが下なのだそうですが、…よく分かりません(^^; リストへのアクセスを高速化したい時なんかに使うようです。
ともあれ、基本的にこんな簡単な書き方で出来てしまいます。
個人的には選択した項目に対して、再生回数を変えられればいいので、最終的にはこんなスクリプトになりました。
tell application "iTunes" set maxCount to 0 set sel_ref to a reference to selection repeat with selItem in sel_ref if maxCount < played count of selItem then set maxCount to played count of selItem end if end repeat set newCount to text returned of (display dialog "再生回数はいくつにすんの?" default answer (maxCount as string)) display dialog "実行する?" repeat with selItem in sel_ref set played count of selItem to newCount as number end repeat end tell </pre>特にひねりも無く、エラー処理もありませんけど、iTunesのスクリプトメニューから呼び出せるようにしております。
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