Blenderでの操作の基本的なところ 6
Blenderでシーン内の構造を俯瞰する仕組みとして Outliner がありますが、ちょっとわかりにくかった。
Blenderを起動した時のデフォルトの画面は、Scene Collectionの子供にCllectionがあり、その中に Camera, Cube, Light が存在している、ように見えます。
単純にMayaにおけるOutliner, SoftimageにおけるExplorerのScene_Rootからの階層が表示されるモードなのかなぁって思っていたのだけど、ドラッグ&ドロップによる親子関係の構築ができないじゃありませんか。
この画面は View Layer を表示している画面、ということでございました。View Layerはレンダリングの単位として考える模様。SoftimageにおけるPassの編集画面といったところでしょうか。
とはいえ、よくわからんので一つずつ調べてみたいと思います。
blendファイル
Blenderが生成するファイルは.blendって拡張子がついていますが、この中身をリスト化して表示する機能を持つものが Outliner ということになります。このファイル内はデータベースになっているそうです。
コレクションとシーンとオブジェクト
そのblendファイル内にシーンが格納されているコレクションがあるようです。それとは別にオブジェクトを格納しているコレクションがあります。そのコレクション内のオブジェクトをシーンは参照しているという形になるようです。
blendファイル内の全構造を俯瞰しようとしたら、Outliner で Blender File を選択すると見ることができるようです。
このうち、Sceneのコレクション Scene Collection に所属する連中を表示するのが Scene を選ぶことで表示されるモードということになるのでしょうか。
この画面の中ではドラッグ&ドロップで親子関係をいじることができました。シーン内の階層構造を管理したいという時にはこの画面が一番しっくりくるような感じです。
ちなみに、一つのblendファイル内に複数のシーンを持たせることが可能の模様で、興味深い使い方ができそうです。
グループ機能としてのコレクション
で、blendファイルにデフォルトで用意されるコレクションのほかに、シーン管理において、オブジェクトをまとめるグループとしての機能を持つコレクションを作成することができます。これはScene Collectionの子供として作成され(デフォルトで一つ存在し、シーン内の既存のカメラやライト、キューブはとりあえずそこに所属する)、一つのオブジェクトは複数のコレクションに所属させることができるというわけで、Softimageのグループに近い概念で取り扱えるのかもしれません。
View Layer
ビューレイヤーはレンダーレイヤーと過去呼ばれていたものが機能を拡張してリネームしたものということです。
複数のビューレイヤーを作成可能で、それぞれのビューレイヤーにはコレクション単位での所属・非所属を設定し、ビューレイヤーごとにレンダリングするパスを設定できる模様。
ビューレイヤーごとの出力ファイルの設定をいじるにはどうすんのとか疑問は多々あるけど、とりあえずモデリング時とかは Outliner を Scene の状態で使うのが良さそうかなという結論を得て、とりあえずこれぐらいにしておいてやることにします。
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