日々適当

hibitekitou

SoftimageからAEにカメラを持っていってみる

xsi |2013-09-02
さて、After Effects CC になり、CINEMA 4D Lite が付属するようになりました。これにより、C4Dのシーンの情報をAE内に持ち込めるようになったわけで、ですから、SI→C4D→AEというフローを実現できるようになりました。具体的にはSIのカメラやSIシーン内のオブジェクトの位置情報をNullの形でC4Dに持ち込めるはずです。

ということで試してみました。



こーいうグリッドをグニャグニャさせたシーンを用意し、それはSIでレンダリングします。
こいつの下に置く地面をAE CC上で作ってみる、という想定です。

まずは普通にSIのカメラをFBXで書き出しませう。



AEにSI上でレンダリングした画像を読み込んでおきます。C4DのファイルはAEの ファイル→新規→MAXON Cinema 4D ファイルで作成します。そうするとCinema 4D ファイルがAEのプロジェクトに追加された上で Cinema 4D Liteで開かれます。



C4D Lite のFile→MergeでSIで書き出したfbxファイルを読み込みます。
それでシーンを保存してやればいいのですけど、カメラをAEに持ち込むためにもう一手間かけてやらないとダメでした。

SI上のカメラは通常、Camea_RootというNullの子供にカメラの本体とカメラの注視点である Camera_Interest というNullがついています。このCamera_InterestをAE上のNullとして読み込まれるように設定しておきます。具体的には、Camera_Interestの上で右クリックし Cinema 4D Tags → external compositing を選んでやるわけですけど、外部合成タグをオブジェクトに付けてやっているわけですね。



これがついたオブジェクトはAE内で読み込み可能なものなら読み込んでくれるようです。Camera_Interestの場合、AEのNullとして読み込まれます。

C4D Lite 上でシーンを保存し、AEに戻ると、AE上でその更新が反映された状態にあるので、そのまま c4dファイル をコンポジションに入れちゃいまする。



んで、そのc4dファイルのレイヤーにあるエフェクト、CINEWAREの中の Commands で Extranct を実行するとカメラやライト、外部合成タグを付けた連中がAEのレイヤーに展開されます。




たぶん普通ならこのままでもあうんですが、ずれるんですね。その原因が、カメラが注視点を見て制御するタイプだからみたいで、AEのカメラの目標点の位置が Camera_Interest とは違っちゃっていわけです。だから、カメラの注視点を Camera_Interest に一致するように設定してやります。



こうして、晴れてAEのカメラとSIのカメラ(C4Dのカメラ)が一致した、という状態になりました。



たぶん、従来のスクリプトを介してSIとAEの間でカメラをやり取りするってのより楽なんじゃないかと思うんですけどどんなもんでしょ。
なお、AEからSIにデータを持ち出す事については、CInema 4D Lite では対応できないようなので、CInema 4D Prime以上を買いなさいってことなんでしょうな。まぁそこはアエとXSIで…。

めりこみ上等w
コメント ( 0 )|Trackback ( )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。