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日々適当

hibitekitou

AE CC での3Dカメラトラッカー

mac |2013-06-19
CS6から搭載された3Dカメラトラッカーですけど、CCではもうちょっと使える機能に進歩していました。
ムービーを読み込んでエフェクトを適用すると解析されるのはAE CS6と同様ですが、その後、任意の点を原点に指定できるようになったのですな。
たとえば、下図のように3点以上のトラッキングポイントを選択すると、選択した点で構成される平面の中心に赤丸が配置されます。この赤丸は移動可能なので、原点にしたい移動させた上で右クリックすると、「グリッドと原点を設定」ってコマンドを実行します。



これで赤丸の位置が原点となりました。軸の向きがどのようにして設定されるかは分からないのですが、この選択した3点からヌルを作成すると下図のようになります(スペースキーの位置にもヌルを置いています)。



正面図も載せていますけど、それを見るとヌルの高さがほぼそろっている事が分かります(原点を指定するために設定した3点から作成されたヌルの高さは全て0でした)。つまりちゃんと平面上の点として設定されていることが分かります。
問題は軸の向きがどうなるか、ですね。感触としてはカメラ方向が奥行き(z軸)方向となっている印象でしょうか。というわけで、原点を設定するフレームはなかなか重要な意味を持つようです。

そんなわけで、カメラとヌルが設定されたプロジェクトを



Cinema 4D Lite に書き出します。



C4Dに直接書き出すイメージかなと思ったのですが、C4Dのシーンファイルを作成する形なのですね。これをCinema 4D Liteに読み込み編集し保存してやる…。そうしてでき上がったC4DのファイルをAEに読み込むわけですが、これは普通にフッテージとして読み込んでくれます。それはCINEWAREってプラグインの力を借りているわけですけど、標準装備されているものなので特に何かを気にする必要はありません。



C4D内で内容を更新し、シーンを上書き保存してやればAE側にもその変更が反映される動作も確認しました。この簡易さは素晴らしいですね。
というわけで、C4Dの使い方が分からないので、とりあえずOBJファイルをシーンに配置し(先ほど出したスペースキー上のヌルの子供にしました)、AE上でレンダリングしたのが下のムービーとなります。



なお、どうやら、C4D Liteからは他の3D CGアプリに向けた書き出しは出来なさそうな雰囲気です。xmlファイルでの書き出しがあるので、それの読み込みを他の3DCGアプリが行ってくれればいいのですが、SIにはありそうもないですしね。かといって書き出すためにC4Dの売り物バージョンを買うのも躊躇しますし…。ってことで、しばらく研究してみるです。
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