日々適当

hibitekitou

中央アルプス周辺の3

pictures |2018-09-15
帰る前にこまくさの湯に行こうと考えました。山に登った日に行くのが多分ベストなタイミングだったのだろうけど、定休日だったってのと体調が悪かったってので行かなかったのです。ちなみにこちらもゆるキャン△の舞台になっておりました。気づいたのは初日山から降りてきたからですけど。
ただこの施設は10時からってことで、宿を出てから時間がある。そこで思い出すのが飯田線の存在です。南アルプスと中央アルプスに挟まれた天竜川沿いは飯田線のルートでもあり、飯田線といえばあ〜るではないか?ってことですよ。調べてみるとその舞台として有名な田切駅は宿から30分ほどのところだというじゃないですか。そしてそこからこまくさの湯も30分ぐらい。ってことでそこに行くことにしました。

田切駅はホームが一本しかない小さな駅で、駅の駐車場というものがそもそもありません。しかしその駅前の聖徳寺の駐車場が駅前にあります。ありがたいことです。んで、その駐車場には

飯島町 18.09.14


こんな石碑が。新しいものですけど、この石碑が今後残って行くのでしょうか。
とりあえず劇中に登場した駅の形そのままであることに満足し、石碑の背面に掘られた文面のノリが数十年後に見た人はどう思うのだろうかと思ったりしつつ、聖徳寺の境内を少し歩かせてもらって

飯島町 18.09.14


満足してこまくさの湯に向かいました。
そこは普通に温泉施設です。複数の風呂とサウナと。お金を払えば整体も受けられる。1時間弱満喫し、ついでに飯を食いました。頼んだメニューは当然ミニソースカツ丼で、ミニだし、これは昼飯というより10時のおやつかなって気分でまったりと過ごしておりました。
11時半。いよいよこのあたりを後にして帰路につきます。しかしただ帰るのも芸がないので、途中寄り道をします。諏訪湖ね。それを見下ろす高原があります。高ボッチ高原。諏訪湖の北側にある山で、こちらもゆるキャン△の舞台ですw
駐車場の場所は展望台にもなっていて北西方向に松本の街並みが見えたりするそうです。んが、そちらは真っ白。
それじゃぁ駐車場から軽く歩いていける高ボッチ山山頂から眺めはと言いますと、こちらはかろうじて諏訪湖が見えました。

岡谷市 18.09.14


ゆるキャン△だと綺麗な夕景だったり夜景だったりしていた場所ですが、それと比べると残念な感じではありますが、まぁ見れただけましかな、と。山頂から駐車場に直接戻らず、無線中継所を目指して歩くと、二箇所ほど諏訪湖がよく見えるスポットがありました。

塩尻市 18.09.14


晴れていたら気持ち良さそうなところだなぁと想像できるぐらいには良さげなところです。
ただ、諏訪湖と高ボッチ山との標高差は900mほどあり、つまり結構登るわけです。さらに道がとても狭くてですね、通行量が多い時にはすれ違いに苦労しそうです。自然保護センターって小さな建物があるのですが、そこの管理人さん?によると夏場は結構人が来るそうですから車の流入量も多いでしょう。今回は登り降りですれ違った車の台数は5台でした(数えられるぐらいに少なかった)。

そんなわけでここを後にして、あとは家に帰るだけでよかったのですけど、中央道を少し脇に入って行くと四尾連湖があることに気づきます。中央道から中部横断自動車道に入っていって45分ぐらいで行けて、四尾連湖から40分ぐらいで甲府南インターに至ることができる。つまり1.5時間プラス四尾連湖散策時間でそこに行くことができる(合計2時間強?)。実際は甲府南インターに至る道が渋滞しているところがあったので、それよりも時間はかかったと思うけど。

行きました。

市川三郷町 18.09.14


周囲1.2キロというこじんまりとした湖なのだけど、山に囲まれているから水面に映り込む樹木の面積が広くなり、たぶん紅葉時期は素晴らしい眺めになるんじゃないかと思われます。こちらは完全に私有地ということです。車を止めるにもお金を支払ってって事になりますね。400円でした。そこで宿やキャンプ場を経営している施設では、単に周囲を散策する目的だけであってもチャイやコーヒーを飲むことができます。

市川三郷町 18.09.14


まぁつまりここもゆるキャン△の舞台だったわけですけど、

市川三郷町 18.09.14


こちらはノートを設置していたりとより積極的に関わっていらっしゃる様子でした。
多分、ゆるキャン△目的で訪ねて来る人も多いのでしょう。でもそれ抜きにしても良いところで、紅葉時期にぜひとも訪れたいところとなりました。
ちなみにこちらは結構高いところにありまして、山道をだいぶ登った先にある感じです。高ボッチと違って山道は相当走りやすいので、そんなにストレスなくこれるのもポイント高いんじゃないでしょうか。歩いてでも楽に湖を一周できるのが良いですね(ゆるキャン△だとちょっと登ったところに行っているのですが、今度行ったときはそこを目指してみるかい)

ということで、将来また来るぞとメモをして四尾連湖を後にし今度こそ帰路に着いたのでした。

ちなみに帰り道、甲府南インターに行く途中の街の掲示板が、さすがは山梨県って思いました。

市川三郷町 18.09.14


855kmのドライブとなった今年の旅行。天気には恵まれなかったけど、まぁまぁな結果かなぁと思っております。
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中央アルプス周辺の2

pictures |2018-09-15
2日目。もともと3日目に行こうと予定していた木曽路の宿場町見物を、行程を拡大して中津川市から木曽川に沿って奈良井まで辿ることにしました。余談ながら3日目に宿場町見物とした場合、奈良井宿だけを見てそこから北上して松本方面にでも行った後に帰ろうかと思っていました。
ところで前日に土産物屋を見ていて、早太郎と名前のついた商品を結構見かけまして、思い出したわけです。ここ、ゆるキャン△の舞台になったところじゃね?って。で、地図を眺めているとその舞台の一つの寺の名前が見えまして、光前寺ってのがバスセンターのそばにあったわけです。なのでまずはそこに行きました。

駒ヶ根市 18.09.13


光苔が良い感じのお寺らしいです。日がささない日にはあまりそれを感じることはできないのかな?よくわかりませんでした。

駒ヶ根市 18.09.13


朝が早めの時間だったので、窓口業務はまだ始まっておらず、それを経ないと入れない場所にはだから入れず(買い物もできず)。でもお寺の雰囲気は感じることができました。

駒ヶ根市 18.09.13


駒ヶ根市 18.09.13


こちらが早太郎。又の名をしっぺい太郎。とまぁ、ゆるキャン△の舞台探訪を終え、木曽路を走るべく中津川市に向かい中央道を名古屋方面に走ります。中津川インターで降りてそこから北東に進路をとり馬籠宿に入ります。
坂道の左右に店が連なる、そんな場所でして、足が元気じゃないと辛そうですね。島崎藤村をよく知っているとより楽しめるのでしょうか(生誕地でありお墓も近くにある)。

中津川市 18.09.13


中津川市 18.09.13


でも良い雰囲気でした。店では結構食べ歩ける食べ物が売られていて、散策するのに良いところだなぁと思いましたです。
そこから北上します。順当に行くなら妻籠宿に行くべきところ、せっかく日が射しているという天候なので、そのさきの自然物を見るためにスキップしました。まぁ寄っときゃよかったとちょっと後悔しているんですけどね。
その自然物というのが寝覚の床です。木曽川が作り上げた名勝。

上松町 18.09.13


あまりビビッときませんでした。もしかしたら紅葉シーズンとかにくるとまた印象が違うのかもしれません。あるいは気分的に体調的にもうちょっと元気なら岩をよじ登ることもできたでしょうから、もっと奥に進めて楽しかったかもしれません。ちょっと眺めるだけだと、もったいないところなのかもですね。でもそこの入り口のお寺から降りると中央本線を潜るところがあります。つまり中央本線の間近にいけるってことで、鉄道撮影に良さげですね(迷惑にならない程度に)。
寝覚の床より下流に裏寝覚ってところがあります。そこあたりに町営駐車場があるそうです。本来寝覚の床から裏寝覚まで遊歩道が整備されてそこを通って散策を楽しめるはずで、そちらに停めればよかったと下調べ不足を後悔しております。ただその遊歩道、クマが目撃されたとかで通行止になっている様子でしたが、実際はどうなのだろう。 さらに下流に小野の滝なんてのもあったようで、ちゃんと調べてから行かないとですねぇ。

で、そこを後に道の駅木曽福島にて昼飯です。人気らしいサーモン漬け丼を食しました。感想は、まぁ、ねぇ(^^; ちょっと魚の臭みがありましてね。ここから御嶽山を望めるようでしたが当然ながら見えませんでした。ここまでくると御嶽山も割と近くって距離感になるんですね。
で、川に沿って北上です。木曽福島には関所があるようですがスルーして、本日の最終目的地、奈良井宿に突入です。

塩尻市 18.09.13


14時ごろに現地に到着しましたが雲が増えてきて、ここを後にする15時半にはすっかりと曇ってしまっていました。

塩尻市 18.09.13


良い風情です。そういえば道幅が広いですね。車の通行量も(この手の街のイメージよりかは)結構多かったです。でも全部ここに住んでいる・働いている人関係の車両なんだろうなぁ。

塩尻市 18.09.13


オサレなお店。入口をブドウが覆っています。本物のブドウなのが「おしゃれ」とここにいた観光客のおばさんがおっしゃっていました。

塩尻市 18.09.13


それにしても全体的に非常に地味な空気感だったのだけど(被写体としてはそれはそれで魅力的)、これは平日だから?それとも時間が遅いとか?
ともあれ、木曽路というものを少しだけ堪能できたと思い、そこそこ満足して宿に向かいます。

ちなみにこの日の宿は前述した通り、もともと山から降りてきて泊まる予定で翌日は奈良井宿にまず向かうつもりだったってことから伊那市にとっておりました(伊那⇔奈良井(より少し南の位置)は山を横断した道が通っていて結構近い)。でもそれが崩れた以上、本当は駒ヶ根の同じ宿に二泊でもよかったんだよねぇ。まぁ伊那市の宿はそれなりによかったのでよしとしよう。
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中央アルプス周辺の1

pictures |2018-09-15
だいたい夏休みはシーズンを外した時期にとるのだけど、仕事の都合でなかなか取れなかったりして翌年1月になったなんてことも過去にありましたが、今年は9/10から14の間でとれました。そうすると泊まりがけで何処かに行こうという事になるのですけど、なぜか千畳敷カールって単語が頭に浮かんだのでそこ中心に考えたとき、長野県の南西部には実はあまり行ったことがなかったことに気づきます。
ということで12日から14日の間でそちらに行くことにしました。
千畳敷カールから登れる初心者にも優しい山として木曽駒ケ岳があるので、まずはそれを中心に据えて、そこを13日に登ろうと宿を予約。しかし天気予報によると(全体的に天気は曇りから雨がちな中)12日よりも13日の方が山登りには適さない予報だったので、予定を変更して12日の朝から登ることとしました。
というわけで、深夜の中央道を走り駒ヶ根インターから菅の台バスセンターってところに向かいます。深夜の高速道路はストレスが少なくていいですね。千畳敷カールにはロープウェイで上がるのですけど、駅までの道が立ち入り規制がかかって自動車で入れないのでバスに乗り換えるためです。もっとも仮に規制がかかっていなかったとしても、自分で運転して登るにはだいぶ厳しい山道なので(すれ違いも困難だし)、バスでよかった思います。
バスの始発が午前8時でした。それに乗ってやはり始発のロープウェイで千畳敷カールへ。

駒ヶ根市 18.09.12


まぁあまり期待はしていなかったけど、山の上の方は雲がかかっています。千畳敷の遊歩道を歩いていくと登山口があります。登山口をiPhone Xで撮った写真には2657mって記録されていますな。そこから八丁坂と呼ばれる坂道を登ります。登りきった乗越浄土の標高が2858m。200mの高低差を30分で登ります。デブにはきつい山道でした。
乗越浄土から2925mの中岳を経由して2956mの木曽駒ケ岳山頂に向かいます。稜線を歩き、中岳・木曽駒ヶ岳山頂に登る時だけ少し(でもないか)アップダウンがある感じの山道ですね。んで基本的に雲の中。

宮田村 18.09.12


こちら、中岳山頂からの風景です。駒ヶ岳山頂もそうなんだけど、こんな感じの絶景が広がっていましたですよ。駒ヶ岳山頂では雨も降ってきましてね。ということで、あんまりスカッとした気分にならないまま山頂を後にしました。
雨の中を同じ道を戻って行くのですが、乗越浄土付近にくると収まってちょっとだけ雲間からちょっとだけ遠景が見えてきました。

宮田村 18.09.12


宮田村 18.09.12


なんだけど、下山です。八丁坂を下っていきます。急坂なので膝を潰さないように慎重に下りるのです。

宮田村 18.09.12


デブは下り坂の方がある意味怖いのです。
千畳敷まで降りてきたら麓の町が見えて、遠くの南アルプスの山々も見てきました。

駒ヶ根市 18.09.12


駒ヶ根市 18.09.12


ロープウェイに乗るまでの間、レストランでぜんざい食ったり写真を撮ったりしていたわけですが、写真撮影のクライマックスはここってことになりましたな。
なんとなく落ち込んでロープウェイに乗りおりてきました。バスに乗り換えて駐車場に戻ってから少し仮眠を取り、ちょっと土産物屋をぶらぶらします。土産物屋で売ってたソフトクリームがなかなか好みなお味だったのが救いです。適当に土産を選んだ後、宿に直行しこの日は終了。
体調がイマイチってこともある。結局ドラッグストアに行って風邪薬を買いました。そちらで風邪薬と一緒に飲める栄養ドリンクもお勧めされましてお値段もそれほどしなかったので購入。お湯で割って飲んだらいいよってことなのでそうやって風邪薬と飲み、寝ました。
余談ながら、千畳敷カールのホテルからは正月1日2日に富士山から登る日の出を見ることができるそうです。ダイヤモンド富士です。いつか見てみたいものです。
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