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hibitekitou

Photoshop、ファイル保存時の挙動

mac |2012-08-27
Mac版Photoshopは、ファイル保存時、その作業に時間がかかる場合にはプログレスバーが出ます。CS6になり、保存時にも他の作業が出来るようになっているものの、プログレスバーは健在です。で、そのプログレスバーには処理をキャンセルするためのボタンがあります。



ボタンがあれば押してみたくなります。保存中に処理をキャンセルしてみましょう。

すると、

そのファイルがsmbやnfsのネットワーク越しに保存されていたものの場合、ファイルが消えてしまいます。

ファイル保存中に、Finderでそのファイルのある階層をリスト表示にして、そのファイルのファイルサイズが見える状態で確認してみると、いったんファイルのサイズがガッと減り、保存が進むにつれてファイルサイズが徐々に増えていく様子が見えるはずです。つまり、どうもオリジナルのファイルを直接上書きしていっているようなのです。

一方ファイルがローカルに存在する場合、ファイル保存中は一旦一時的なファイルを作成し、そこにすべてのデータが保存された時点で、オリジナルと一時ファイルを入れ替える、という事をしているようです。ですから、保存中に処理をキャンセルした場合、保存途中のファイルは削除されるものの、それは一時的に作られたファイルなので、オリジナルはちゃんと残っているという事になるのだと思います。

しかし、前述したように、smbやnfs越しのファイルではオリジナルを直接上書きしていくようです。ですから、処理をキャンセルして、処理していたファイルを削除するという事は、オリジナルを削除する事に等しく、結果、ファイルが消えちゃうということのようです。まぁ、オリジナルを上書きしている時点で、キャンセルしても壊れたファイルしか残らないってことですから、動作としては問題ないといえばそうなんだけど(^^;

ちなみに、Windows版ではこのようなことは起こりません。ネットワーク越しのWindowsサーバー(もしくはsmbサーバー)上のファイルを上書き保存するとき、不可視ファイルを表示する設定にしているなら、一旦一時ファイルが作られている様子が確認できるはずです。つまり、ローカルに保存するのとかわらない処理をしているわけですね。
別にWindows版が優秀という話ではなく、何でMac版のsmbやnfs越しのファイルに対する挙動を、Adobeはそのようにしているのだろう、と単純に疑問に思ったのです(念のため、Macのネイティブのネットワークではafpを使いますが、この場合、ローカルファイルを保存するのと同様の挙動を示します。保存中にキャンセルしてもファイルは消えません)。

この辺の事情、どっかで説明されてませんかねぇ。
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