日々適当

hibitekitou

modo 501がリリースされたよ

cg |2010-12-17

Luxology

あんまり情報を追っていなかった身としては突然の発表となったmodo 501のリリース。もちろんまだ日本の代理店からの販売は行われていないために、そこ経由でライセンスを購入している私が触ることなぞ出来ないわけですが、Luxologyのサイトを見てワクワクしたいと思います。

modo 501の紹介ページは各機能をページを追って見て行く作りになっていますが、そこから察するに、レンダリングが一押しのようですね、今回のバージョンは。

実際、非常に高速になっているそうです。マシンを買い替えるのに匹敵する速度向上、とおっしゃっている方もいます。
その速度向上とともにメモリの取り扱いがうまくなっているそうです。巨大なテクスチャを使ってもへこたれない実力を手にいれたらしいですね。

modo 501 supports huge tiled image textures.mov


上のムービーは1920 x 1080の解像度のものがアップされています。後半部分の様子を見ると、イカに巨大なテクスチャを貼り付けているか想像がつきましょう。

DOFの表現もとてもよさそうですね。そこにBokehの効果が加わって、よさげな雰囲気の絵作りが加速しそうです。もっとも、DOF系の処理って後処理でやることが多いんですけどね(^^)

Edge Contour renderingは、オブジェクトのエッジをラインとして出力することが出来ると言うものです。その効果は、セルアニメ調のものを作るのに利用できそうと期待しちゃいますけど、そっち方面に使うには、まだ違いそうではありますけどね。でもサンプルの一番最後の機械は非常に効果的にラインが使われていて、とてもかっこいいし、そんな表現の幅の向上は喜ばしいです。

Rendering Part 3 [Luxology]

それ以外にいろいろと新機能、強化された機能がレンダリング周りにあるようです。

そのようなレンダリングに欠かせないのが最終レンダリングのためのセッティングを詰めていくためのプレビュー。401でもかなり高速だったものが、さらに高速かつインテリジェントになっているようです。

つくずく、単独のレンダラーとしてでてくれないかなー、って思っちゃいますね。

そんなレンダリングするためのものを作る部分として、真っ先に取り上げられているのが、Pixar Subdivision Surfaces.
まぁ大層にピクサーのサブディビジョンサーフェースって書いてますけど、要するに、他の3DCGアプリとの互換性が非常に高まるサブディビジョンサーフェースを採用してくれたってことなんスよね、他のツールも使っている者としては。しかし、大歓迎な新機能です。
で、対MayaにおいてはFBX 2010.2でもって、クリースの値込みで持っていくことが出来るみたいですね。再現性が非常に高くなっている。対Softimageでどうなっているのか、個人的に非常に気になるところです。

modoを愛用している人がその理由としてあげている所として、モデラーの完成度・使いかってってところがありますけど、そこんところの強化も抜かりありません。
いくつかあげられていますけど、個人的には整列系のコマンドに興味が湧きました。
従来の複製コマンドは、始点と終点があって、オブジェクトが始点においてあり、終点までそのオブジェクトを等間隔に複製して配置したい時、頭の中で始点から終点までの距離と、必要なオブジェクトの個数から、オブジェクト間の距離を計算して、数値入力せねばなりませんでした。
今回強化された機能では、終点に複製した物を設定し、始点と終点の間に何個さらに複製するかという指定が出来るようです。これ、分かりやすくて良いなと思います。

頂点の整列も良く使いそうです。軸に対して傾いている面上に頂点を整列させたい時なんか、あまり考えずともそれができてしまいます。素敵。

modo 501 new options for lining up vertices.mov


使わずともその効果を想像できて便利だーと個人的に思う新機能が上記整列系ですけど、それ以外にもよさげな内容が見えます。早く触りたいですな。

んで、modoで僕自身はほとんど使っていない、Replicatorsの話が来ています。これを使うような用途を見いだしたいものです。modoをメインツールに据えた時、僕の場合は、その機能を活用するようになるのでしょうが…。

Multi-Res Sculpting。スカルプトが強化されております。zBrushライクなんていわれていますけど、さて、どんなもんでしょうか。これは使ってみないっとなんともですけど、軽快に動作するなら、401よりもかなり使いでがありそうですよ。

FurやHair。401で搭載された時、ぼろくそに言っている人もいたわけですけど、汚名は返上されたでしょうか。スタイリングがやりやすくなっていると良いですね。実際、やりやすくなっていることをうたっているみたいですが、さて。

そしてアニメーションです。
リグを組めるようになりました。しかもスケマティックビューと呼ばれるノードを組み合わせてオブジェクト間の関係性を組み上げていくことが出来る。
使ってみたいけど、触る機会あるかなぁ(^^;

UIまわりの強化ではRayGLってものが導入されています。ビューポート内で、オブジェクトを実際のレンダリング結果に近い状態で確認しながら作業を行うことが出来るそうです。経験したことがないモードなので、どんなもんなのか興味津々です。まぁたぶん、モデリング中にあまり使わないでしょうけど(^^)
Render Regionが導入されています。ビューポート内でかこった領域をレンダリングしてくれる機能(別ウィンドウが開くのではなくビューポート内でそのままレンダリングが始まる)。Softimageに搭載されている概念ですけど、SI使いとしては非常にうれしい機能強化と言えます。
それ以外にもいろいろあるようです。

以上、ざっと眺めてそれなりに理解できてほぉっと思った部分だけあげてみたわけですけど、ざっと見ただけでは理解できず取り上げることが出来ていない物が多いのは紛れもない事実なので、早いところ触ってみたいものです。

日本では24日から販売開始らしいので、楽しみですよ。
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