日々適当

hibitekitou

10年ぐらい前 7

与太話 |2008-04-18
1998年5月7日。歴史的マシンが発表されました。iMac。レガシーが取り去られ、いわゆるコンシューマー向けにもかかわらず比較的強力なCPUを搭載し、それ以上に、非常に挑戦的なデザインが印象に残り、後にスケルトンブームを巻き起こしたそれです。
まぁ、そのときの日記の反応は短くて、「デザイン的にも中身的にも次世代マックを象徴するようではないか。というわけで、ぜひ2台目のマックに欲しかったりする。問題は1台目をいかにして手に入れるかなのだけど・・・(泣)」とか書いておりました。

そのiMacの発表はWWDCWWDC前のスペシャルイベントで行われたわけですけど、このときこのときのWWDCにて、たぶん始めて "Mac OS X" って言葉が出てきたんじゃないでしょうか。このとき、Carbonの存在が出てきたんだと思うのですけどね、そのときのCarbonが足かせになってPhotoshopの64bit化が遅れることが明らかになったのは最近のことですね。

Rhapsodyの頃、Yellow Box, Blue Boxってのがありました。ネイティブ環境がYellow Box。Classic環境がBlue Boxでいいかな。そのYellow Boxに絡めて、当時、Mac WIREに連載されていたMac the Knifeにこんな記事が載っていましたってのを日記に書いています。ちなみに、HDD上をSpotlight検索かけたら、当時のMac WIRE が見つかったので、そのまま引用します。
 この世は思いがけないことばかり。サンタクララの方角からは,また耳寄り
な噂が風の便りの翼に乗って。それはSoftimageの3Dパッケージなんだけど,
コードネームがSumatraとは暑苦しいね。RhapsodyのYellow Bookを土台にし
て,IntelチップとPowerPCベースのシステムで使うのが目的だ。
[Mac WIRE 1998.05.20 Vol.2 No.101]

まぁ、この夢は未だにかなわず、心待ちにしているわけですけど、無理、かなぁ…。

6月13日に、
MacWIREのExtra EditionにてIBMが、たぶん俺流解釈によると、Appleが必要としているPowerPCプロセッサの開発から手を引く、とのニュースを伝えてきました。G3についてはこれまで通りIBMからも供給されるようですが、G4以降?に関してはMotorolaが全てを引き継いで、AppleにはMotorolaからチップが供給されるようになるようです
とか書いています。これは、ベロシティーエンジンの扱いで意見が分かれてそうなったんでしたっけね。G3については以降もiBookシリーズなんかに採用されていましたけど、G4については、モトローラ(フリースケール)に依存することになってしまいました(そして時々悪夢が訪れた(苦笑))

6月17日。SoftimageがAvidに買収されたそうな。って書いています。

この辺りから筆無精が加速したのかネタが無かったのか。次の書き込みが8月まで飛んでいました。
なんか画像も張ってあったので、それを下にのせてみましょう。

朝日新聞8月20日の記事


この記事について批判していたりしますな。「それとも、アップル叩きの一環ですか?」とか書いて文章を閉めていましたよ。

そして8月29日。日本でもiMacが発売されたのです。この日、新宿方面に出ていた僕は、さくらやあたりに見物に出かけたようですね(買いにいったわけじゃないのが悲しいなぁ)。
新宿のさくらやパソコンOA館(って名前かは忘れたが、紀伊国屋書店から一番近いパソコンを扱っているさくらや)へ行った。すると、マックの売り場は4階なのだけど、既に2階と3階の間の踊り場付近まで行列が出来ていた。(略)また、このiMacが布石となり、MacOSへの呼び水となれば、なおいいのだが。
結果としては、シェア向上には中長期的には貢献出来なかったわけですけど、それにしても、パソコンの発売時にこんな風になるなんて、空前絶後、なんじゃないでしょうかね。
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10年ぐらい前 6

与太話 |2008-04-18
1998年が始まりました。
1月7日にMacWorld Expoのサンフランシスコが始まりました。ここで、QuickTime 3が正式に出てきたのでしょうか。そして、QuickTime Proという物が登場したものこのときだったようです。
ついでに日記には書いていなかったんだけど、このとき発表された物はQuickTime 3.0の他にもMac OS 8.1も出ていました。
この辺、PC Watchの当時の記事とかありました。(そういえば、この頃作ったページから張られたリンクって軒並み切れていました。ちょっと残念な気もしますね。)

"Think Different"のCMが日本で流れ出したのもこの頃みたいです(いっぱいアップされているけど例えば[YouTobe])。ちなみに、その日本語版CMを初めて見たときの感想は、ぼろくそでした(笑)。オリジナルバージョンと比較して、いろいろと文句があったみたいです。

1月24日。NetscapeCommunicator、NavigatorのVer.4が無償で提供され、ソースコードも公開される、とありました。IEに完全敗北といった頃でしょうかね。
さらに、「さよなら」って出来事が続いてて、それが27日。クラリスが解体され、現在も続くファイルメーカー社として再出発。その他のクラリスの資産はAppleに吸収されてしまいました。

2月。このCMがかなり気に入っていたようです。まぁ、当時はIntel Macなんて想像の外でしたなぁ(^^)
19日。MacWorld Expo/Tokyoが18日から始まっていることを受けて何か書いています。原田アップルジャパン社長と古川マイクロソフト会長の対談ってのがあったみたいですね。そこで古川氏は
操作性の違いによる生産性の差は思ったよりなくなっている。そのような判断はWindowsを実際に触ったうえで行って欲しい。今はWindows 95/NTとMac OSが併用されることが多いし,プラットフォームに関係なく作業ができればいい
と述べたことを、MacWIRE Expo Edition 3ってのから引用していました。どんな意図で引用していたのかいまいち不明なんだけど、たぶん、この頃、Windows NTを触らざる得ない状況になってて、古川氏はそんなことを言うけど、でも、使いにくいぞ、ってことを言いたかったんだろうと思います。

翌日、幕張に行ったみたいです。なんか、3D系のソフトばかりみているようでした。あと、eMate300に感動していたみたいですな。

そして3月。以前、お試しで触ってみて、まだまだって感じていたらしいPostino Classicを改めて評価してみたら、フリーな物としてはベストなのではないかとか思い始めているようですな。
ちなみに、Postinoについては、本当に長い間使っておりました(2chの書き込みなんかをみると、Leopard でも動いているなんて書いてあったような気もするし、まだ現役で使っている人もいるんでしょう)。メーリングリストにも入っていたし、気に入っていたんですなぁ。

4月になって、QuickTime 3.0がようやく手に入るようになったようです。ダウンロードに失敗したから、CD-ROMなんかに収録されるのを待つみたいなことを書いていますですよ。まぁこの頃の回線速度って遅かったんだろうしねぇ。
4月17日に少し興奮した文章を書いているなぁ、って思ったら、YooEditのYooEdit 1.64a5-ppcが公開されたことを喜んでいるみたい。当時、68k Macを使っていたから、軽々に動作するYooEditを本当に愛用していたんですよね。いやいや、懐かしいソフトです。

5月になって、Photoshop 5が登場しました。ヒストリーパレットが目玉だったようです。一応、自宅には持っていなかったけど、CGソフトを触っていたところでPhotoshop 4も触っていたから、なかなかうれしいアップデートだったみたいです。

そして、そんなPhotoshopが発売されたらしいぞ、って書いていた翌日、大きな出来事が起こります。それは…
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