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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪から「のぞみ」に乗って1時間半、広島駅で呉線に乗り換え、快速電車で30分走ると呉駅である。

呉駅前の陸橋



呉駅から海側に伸びる陸橋を歩き、突き当たりにあるショッピングセンターの2階を抜けると2005年4月にオープンした大和ミュージアムの建物が見えてくる。



大和ミュージアムの前には、山口県柱島沖で戦時中謎の爆発を起こし、沈没した「戦艦陸奥」から引き上げた錨、口径40センチの大砲、スクリューなどの実物が展示してあった。



戦艦陸奥の基準排水量は、約3万9千トンなので、戦艦大和の半分程度であるが太平洋戦争中の1943年6月柱島泊地にて停泊中、三番砲塔付近から突如爆発を起こし、一瞬のうちに沈没し1100人以上が死亡している。



1970年からサルベージが再開され、多くの部品が海底から引き上げられていることは知っていたが、こんなところに展示されていたとは知らなかった。



さて、500円の入場料を支払って大和ミュージアムの中に入ると、有名な10分の1のスケールで作られた全長26mもある大和の巨大模型がデンと置かれていて大迫力である。



1階からぐるっと周り、さらに3階までエレベーターで上がってみると、アメリカ軍のパイロットが見たかもしれない上空からの大和を眺めることができるので興味深い。



その3階から一旦外のデッキに出てみると、隣の敷地にある「てつのくじら館」のくじら(実物の潜水艦)の全体を眺めることのできる素晴らしいポジションであった。



1階に戻って、喫水線の下側のレベルから大和を1周すると、本来海中にある球状艦首の独特のフォルムが良く判る。



大和ミュージアムで大和を見た後、4時33分頃に「てつのくじら館」に立ち寄ってみると、海上自衛官の制服を着た係員が「4時30分で入場終了です」と言って入れて貰えない。

たった3分の遅れだったので、「大阪からわざわざ来たのでなんとか入れて」と再度頼んでみたが、かつての社会保険庁のように規則ですの一点張りである。



海上自衛隊のHPには、「広く国民一般等への広報活動により海上自衛隊に対する理解の促進並びに地域との共生に貢献する」とあったが、理解や共生というなら少しは融通を利かせよと言いたいところである。


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