野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪の日の出時間(6時30分)が早くなってきたので、出勤前に大阪城を散歩しながら野鳥写真を撮ってみました。・・・シメ(体長19cm)

初めて撮影した野鳥でしたが、こんな冬鳥が大阪市内に渡来してきているとは知りませんでした。・・・こちらもシメ。

こちらは大阪市内にある大きな公園ではお馴染みの冬鳥シロハラ。この個体の腹は薄い赤褐色でした。

シロハラの体長は25cm、トラツグミ(29cm)よりやや小さく、ツグミ(24cm)とほぼ同じくらいでしょう。

地面に下りて餌を探すシロハラ。ツグミ科の鳥は地面に下りることが多いようです。

木の実を咥えた冬鳥のアトリ(体長16cm)

かつては空が暗くなるほどの大群で渡来したため、集まり鳥がなまってアトリとなったという説がありますが、現在の渡来数は少なくなっていますね。

大阪市内の大きな公園で良く見かける冬鳥のジョウビタキ♂

日本への渡来数は、数少ないと言われる冬鳥のニシオジロビタキ



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先日も紹介した近所の公園にいるトラツグミが余りに綺麗だったので、またまた撮影に行ってきました。

トラツグミは、目立たないよう、日陰を選んで姿勢を低くしているので探すのが大変です。

従って撮影は、トラツグミとの「かくれんぼうごっこ」となりました。

止まるときはいつもこの姿勢、周囲の枯葉に溶け込むと、ほとんど目立ちません。

暗い木陰に入って動きを止め隠れたつもりですが、カメラのシャッタースピードを落とし、かなり明るく写すことができました。

こちらは餌を探しに明るい場所に出てきたトラツグミをやや後方から

こちらは日陰にいる際に、正面から

隠れたつもりのトラツグミにそっと接近して大写ししてみました。

この直後、気付かれて逃げられてしまいましたが、近所の公園にこんな野鳥が渡来してきていることを、つい最近まで全く知りませんでした。

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天気が良かったので、近所の公園まで散歩してモズ♀の写真を撮ってきました。

モズは、人から見て小枝の向こうに止まることが多いようです。

背景が明るい場所に止まったモズ。腹のウロコ模様がくっきり写りました。

背景がやや暗い枝に止まったモズ

小枝の前のモズ。野鳥写真を撮る人は「枝かぶり」といって嫌いますが、自然な姿が好ましいと思います。

さらに高い枝に、尾羽の中央部が凹んだ緑色の野鳥が止まっていました。

スズメと同じくらいの大きさのカワラヒワ(体長14~17cm)のようです。

こちらはカワラヒワよりも大きいモズ(体長20cm)

思い切り枝かぶり状態のモズでした。



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今日は天気が良かったので、午後から近所の公園に出かけ、ジョウビタキ♀の写真を撮ってみましたので紹介しましょう。

なかなかかわいい野鳥です。

ジョウビタキは、なわばりを持っていて、その中に人が入ると警戒しながら近づいてきます。

ときどき背中を見せることも・・・

地面に落ちている餌を探しているようです

ジョウビタキの翼には、小さな白い斑点があります

こちらは精悍な表情をしたジョウビタキ

小枝の後ろに止まることが多いようです。

ジョウビタキは冬鳥なので、春になるとその姿を見ることができなくなります。



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大阪市内各地で容易に見るころができる冬鳥はツグミ(体長24cm)でしょう。近所の公園でも数多くのツグミを見かけます。

 

同じツグミ科ツグミ属の仲間に、ツグミより一回り大きいトラツグミ(体長30cm)がいて、どういう訳か今年大阪市内のあちこちで観察されています。

トラツグミは、シベリア東南部から中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、インド、インドシナ半島、フィリピンなどで越冬します。日本では留鳥または漂鳥として周年見ることができるようですが、私は今年初めてその姿を目にしました。

トラツグミの体表は、黄褐色の地に黒い鱗状の斑が密にあり、その模様はトラというよりもヒョウに近いのではないでしょうか。

 日本では、林の多い公園でもよく観察され、積雪の多い地方では冬になると暖地へ移動するようです。・・・トラツグミのウロコ模様。

今年は、大阪城や長居植物園など大阪市内各地の公園からトラツグミ撮影の報告が上がっています。

トラツグミは、雑木林などで、積もる落ち葉などをかき分け、ミミズや昆虫類などを捕食すると言われ、木の枝に止まるより地面を歩く姿が多く目撃されるようです。

トラツグミは、陽のあたる場所から素早く移動して暗い籔や日陰に入ることが多く、天気の良い日に撮影するとコントラストが強烈な写真ばかりとなってしまいました。

トラツグミは、森の中で夜中に細い声で鳴くため鵺(ぬえ)または鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれて気味悪がられていましたが、こうして写真に撮ってみると実に姿の美しい野鳥でした。



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このブログでは野鳥の絶滅危惧種のことを何度も取り上げましたが、2013年に出版された百田尚樹さんの小説「夢を売る男」の中に人間の絶滅危惧種のことがありましたので紹介しましょう。<・・・>が小説からの引用、(・・・)がROSSの補足・・・準絶滅危惧種のミサゴ

<「前にうち(出版社)で本を出した若いフリーターのバカも言っていたが、今はテレビもDVDもあるし、TVゲームもあるし、ソーシャルゲームとかいうものもある」 「インターネットには様々なサイトがある。それこそ無数にある。自分の趣味と嗜好に合うサイトやページは必ずある」>と、主人公の編集部長・・・ミサゴ

<「そんな中で千五百円とか千八百円とか出して読む価値のある小説がどれだけある?テレビをつけたら、小説よりもずっと面白い番組が二十四時間いつでもやっている」>・・・準絶滅危惧種のオオタカ

<「ハリウッドが何百万ドルもかけて作った映画が無料で見られるんだ。イケメン俳優や美人女優が主演するドラマも無料。お笑いタレントのコントや漫才も無料」>・・・オオタカ(左)とカラス(右)

<「ネットにはユーチューブだってある。そんな時代に高い金を出して映像も音楽もない「字」しか書いていない本を誰が買う?」 「百年前はテレビも映画も無かった。その頃はおそらく、小説は人々の大きな娯楽の一つだったろう。」>・・・モズ♀

<「しかし、この二十一世紀の現代で、小説を喜んで買って読むという人は希少種だよ。いや絶滅危惧種と言ってもいいな」>・・・モズ

<「これは何も大袈裟に言ってるんじゃあない。2011年にNHKから出版された『日本人の生活時間2010』によれば、国民が本を読む時間は、一日に平均十三分なんだそうな」 「但しこれは雑誌や漫画もすべて含めた数字だ」>・・・ジョウビタキ♀

<「現代には、映像やゲームに勝てるほどの小説なんて滅多にないんだ」(中略)「現代ではクリエイティブな才能は、漫画やテレビ、音楽や映像、ゲームに集まっている」>・・・ジョウビタキ♀

 <「小説の世界に入ってくるのは、一番才能のない奴だ。金が稼げない世界に才能ある奴らが集まってくるはずはないんだ」(中略)>と、百田さんは小説の中で主人公に言わせていますが、意味深長ですね。・・・ジョウビタキ♀

 参考文献:「夢を売る男」百田尚樹著



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ニフレルの2階にある「みずべにふれる」ゾーンのホワイトタイガー(右端の石の上)前の看板。

 

イリエワニの前に掲示された看板

ミニカバの前の看板

2階にはカフェもありました。

6番目の「うごきにふれる」ゾーンです。

あちこちを飛び回っているニシズキンエボシドリ

通路を歩きまわっているオウギバト

手が届くところにいるモモイロペリカン

最後のゾーン「つながりにふれる」は、迫力ある映像を楽しむゾーンでした。



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先日紹介した感性にふれる生きているミュージアム「ニフレル」の見学報告です。こちらは3つめのゾーン「すがたにふれる」

美しい造形(切り絵)と生き物の個性が調和したアーティスティックな水槽が展示されていました。

ミノカサゴ

オウムガイ

4つ目が「ワンダーモーメンツ」、宇宙から星を眺めるような神秘的な空間アートの体験ゾーン。吊るされた球体の映像が変化します。

5つ目が「みずべにふれる」ゾーン

スッポンモドキ

トランスルーセントグラスキャットフィッシュ

淡水のエイ



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近所の公園では今年、野鳥が極端に少ないのですが、去年は多くの野鳥を観察することができました。・・・コガモ♀

ジョウビタキ♀

ジョウビタキの飛び出し

モズ♀

ツグミ。ツグミは雌雄同色なので判別は困難

ツグミの飛び出し

去年はツクシガモを見ることができましたが、

こうしたツクシガモの姿を、今年も見ることができるのでしょうか。

足を下ろして着地しようとするチュウヒ

 



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2013年に出版された百田尚樹さんの小説(夢を売る男)の中にブロガー(ブログの作者)についての面白い説明がありましたのでチュウヒの写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が小説からの引用、(・・・)がROSSの補足・・・環境省レッドリスト2015で絶滅危惧ⅠB類に指定されているチュウヒ

小説の主人公牛河原(出版社の敏腕編集部長)は、文学賞に落選した作者にジョイントプレスと呼ぶ出版費用を折半するビジネス(実際は、作者が出版社の経費と利益まで負担する)で、作者の夢(著書の出版)を実現させてきたというストーリーです。

しかし、格安で出版を請け負うライバル社が出現、営業成績が鈍化した中、牛河原部長は部下の編集部員にあるリストを示し、新たな営業戦略の説明をはじめます。・・・チュウヒは、羽色に個体差が大きく、全身が茶色いもの、頭部だけ殆んど白色に近いものなど千差万別です。

<「このリストは、この三ヵ月くらいで百回以上の更新をしているブロガーたちだ」(中略)「毎日ブログを更新するような人間は、表現したい、訴えたい、自分を理解してほしい、という強烈な欲望の持ち主なんだ。こういう奴は最高のカモになる」>

<「でも部長」と編集部に来て三年目の湯川譲二が言った。「有名ブログの書籍化はすでに大手がやっていますが」>

<アクセスが何十万もあるようなブログは、書籍化してもある程度の売り上げは見込めるから、大手出版社が触手を伸ばすのは当然だ」>

<「うちが狙うのは、大手が見向きもしないようなブログだ。アクセス数は関係ない。大事なのは更新数だ。誰も見ていないブログをせっせと更新するような奴は必ず食いついてくる」>・・・同じタカ目タカ科のミサゴの前を飛行するチュウヒ。お互いがにらみ合っているように見えます。

<本を書くモチベーションとブログを書くモチベーションは同じでしょうか」と湯川が言った。「同じだ」牛河原は即座に言い放った。「共通しているのは強烈な自己顕示欲だ。根底にあるのは、自分という存在を知ってもらいたい!という抑えがたい欲望だ」>

ブロガーの一人としては、牛河原の見解には思い当たるところがあります。こういうビジネスのカモとならないよう、できるだけ自己顕示欲を封印することとしましょう。

 



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見学者の感性にふれる、7つのゾーンで構成されたニフレルに行ってきましたので、昨日に続いてその内部を紹介しましょう。

「いろにふれる」ゾーンのクマノミ。このゾーンは、色鮮やかな魚たちを13の水槽で展示してありました。

ロイヤルグラマ

モンガラカワハギ

次は「わざにふれる」ゾーンです。

生き物のオリジナリティ溢れる技を間近に見られるよう工夫されたエリアだそうです。・・・テッポウウオ

人の皮膚の古い角質層を食べにくるというドクターフィッシュ

外套膜が光るウコンハネガイ

こちらの大型水槽にいる魚の技は何かを見逃しました。



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暫く混雑が続いてたニフレル(2015年11月開業)も、少しは空いてきたのではと思って、先日行ってきました。

ニフレルとは「見学者の感性に触れる」アートの要素を取り入れた展示を目指すことから採用されたそうです。・・・午後1時頃のチケット売り場です。平日だったせいか、あまり混雑していませんでした。

エントランスゾーン。右にコインロッカー(200円~)があったので荷物を預けて入場しました。

最初のゾーンは、「いろ」にふれるゾーンです。円筒形の水槽の中に色鮮やかな生物が展示されていました。

 

シロボシアカエビの赤は、感性に触れましたでしょうか??

ナンヨウハギのブルーは、感性に触れましたか

アカネハナゴイ、オシャレハナダイ

ニシキテグリ

ディズニーアニメの「ニモ」でお馴染みのクマノミ



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2013年に出版された百田尚樹さんの「夢を売る男」という小説の中に文章について解説した部分がありましたので、近所で見かけたイソシギの写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が小説からの引用、(・・・)がROSSの補足

<「ところで部長(出版社編集部長の牛河原のこと)」と、荒木(出版社の編集部員)が言った。「前から疑問に思っていたのですが、いい文章って何ですか?」  「読みやすくてわかりやすい文章だ。それ以上でも以下でもない」   「でも、それっていわゆる文学的な文章というのとは少し違いますね」>・・・着地したイソシギ(体長20cm)。

<荒木の質問に、牛河原は皮肉っぽい笑みを浮かべた。「書評家や文学かぶれの編集長が言う文学的な文章とは、 実は比喩のことだ」>・・・イソシギは、野鳥の少ない冬に良く見かけるシギの仲間です。

<「例えば単に「嫌な気分」と書くのではなくて、「肛門から出てきた回虫が股ぐらを通って金玉の裏を這いまわっているような気分」などと書くのが 文学的な文章というわけだ」>(牛河原部長は編集者としては有能ですが、かなり下品な人物という設定のため、にこういう説明となったようです)

<「何となくわかるような気がします。うちの(文学賞の)応募原稿にも、たまにそんなこねくり回した文章がありますね」>・・・イソシギが飛行すると、翼の上下にある白い帯を見ることができます。

<日本の文学界には、主人公の心情を 事物や現象や色彩に喩えて書くのが文学的と思っている先生たちが多いからな。だから比喩をほとんど使わない作家や作品は評価されない。リーダビリティ(詠み易さ)が高いと逆に低級とされたりする」>・・・体の小さなイソシギは素早く飛行します。

<「純文学って、僕、全然理解できないんですが」 「純文学にはメタファーが含まれていることが多いからな」 「それは何ですか」>・・・カメラのオートフォーカス機能が優秀でないと、ピンボケ写真を量産することになります。

<「暗喩(暗示的な比喩)とか、隠喩(隠された比喩)とか呼ばれるもので、つまりある事象を描きながら、実は別のことを表現しているといったものだ。しかし、すぐにそのことが判ってはいけない」>

<「文学的な素養に溢れたレベルの高い読み手が、じっくり考えた末にやっと判るくらいの難しさが必要だ。この難易度が高いほど高尚な作品と言われている」>・・・百田さんならではの大変興味深い文学理論でした。



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今年、近所の公園には去年見ることができたカモ類がほとんど渡来してきていません。本来はこれくらいいるという意味で、去年2月に撮影した未公開写真を紹介しましょう。池の上空を飛ぶカモたち

オカヨシガモの集団飛行

クチバシが黒いのがオカヨシガモ、クチバシが黄色はマガモ♀か、最後尾の上クチバシが灰色はヒドリガモ

オナガガモの集団飛行

これもオナガガモ。頭の黒いのは♂、グレーの頭は♀

カルガモの飛行

これもカルガモ

このチュウヒの出現が、カモ達が飛びたつ原因でした。・・・左下の枝にツグミのような野鳥が止まっていますね。

後ろを振り返って見ています。



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昨日紹介したように、猛禽類のチュウヒが飛来すると、ツクシガモは落ち着かなくなり、安全な場所に避難を始めます。

ツクシガモが飛びたった瞬間

大きく羽ばたき、全長56~65cmもある体ですが、軽々と空中に浮かせることができるようです。

このまま水面のある場所に移動するようです。

右の個体を見ると、翼中央部から下がった部分と上がっている部分がありますね。

やや右に向きを変え

こんどは左に

緑色の翼鏡を見せてスピードを落とし

着水しました。



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