野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



道東で見た野鳥をいろいろ紹介しましたが、他にも撮影した野鳥がいましたので掲載します。・・・ミミカイツブリ(全長33cm)

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、ミミカイツブリは頭の黒色部と顔の白色部の境界がハジロカイツブリよりはっきりしているとか。

川ではなくオホーツク海にいたカワアイサ(全長65cm)。上記図鑑によれば北日本では海水域、西日本では淡水域に多く生息するとか。

チョウゲンボウ(全長オス33cm、メス39cm)のホバリング。本州のものより体色が薄いように思いました。

ハギマシコ(全長16cm)の群れ。図鑑によれば冬鳥として全国に渡来するが(大阪を含む)西南日本には少ないとか。

エゾフクロウ(全長50cm)。本州のフクロウの亜種ですが、本州のフクロウより全体が白っぽいようです。

ゴジュウカラの亜種、シロハラゴジュウカラ(全長14cm)

上面がやや淡色で、体下面はほぼ白色(ゴジュウカラの体下面は淡褐色)

遠いところにいたコヒバリ(全長14cm)。数少ない旅鳥として日本海側で記録されるヒメコウテンシに似ている野鳥。



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根室市郊外で見たオジロワシです。成鳥なら尾羽は純白ですが、この個体は黒褐色なので幼鳥でしょう。

オジロワシのクチバシは大きいのですが、オオワシ(下の写真)の大きさにはかないません。

オジロワシ(クチバシでオオワシと識別できます)の幼鳥がカラスを追いかけはじめ。

オジロワシ幼鳥の尾羽先端部は黒褐色。実はオオワシ幼鳥の尾羽先端部も黒褐色です。

こちらもオジロワシ幼鳥、翼下面の雨覆や脇羽に白色部分があるので上の個体よりも若いよう。

後方から見ると翼上面雨覆と尾羽の先端部と尾羽外弁部が黒褐色です。

この若い幼鳥はクチバシの先端部も黒でした。

下の写真は成鳥に近いオジロワシ。しかし尾羽にまだ褐色部が残っています。

図鑑(新版日本の野鳥・山と渓谷社)には<オジロワシは幼鳥羽から成鳥羽になりまで6年くらいかかる>とありました。・・・成鳥の尾羽は真っ白。



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鶴居村のタンチョウの群れの中には、頸から上が薄茶色をした幼鳥が混じっていました。(株)北海道撮影社の「タンチョウのくらしのページ」HPからタンチョウの幼鳥のことを紹介しましょう。<・・・>が引用部

<タンチョウの寿命は、飼うと40年ほどですが、自然界ではせいぜい20~30年>とか。・・・頸の茶色い幼鳥でも背が白くなった個体(左)と、背まで茶色の個体(後方2羽)がいます。

<卵から孵えって約100日でヒナは飛べるようになります>よちよち歩きから3か月ちょっとで空が飛べるとは驚きです。・・・下は背まで茶色い幼鳥。

<3才までは、翼などに残る黒班で、ある程度年齢を推測できますが、確実とはいえず2才で成鳥と同じ翼になるなど個体差があります>・・・こちらは背がほぼ白くなった幼鳥

<性成熟は満3才くらいですが、野外で実際に雛を育てるのは4・5才からが多い>・・・集団が同じ方向に向いて停止すると、まもなく飛行のための助走が始まります。徒競走の「位置について、ヨーイ」の合図を聞いたランナーのよう。

<ペアを組むのは2才くらいからで、夫婦は一生添い遂げるといわれます>・・・競争開始の号令(ドン)があったかのように、群れが体勢を低くして走り始めます。(手前の2羽は別グループ)

しかし<番いの証明の「鳴き合い」は、2、3才から始まりますが、実際に繁殖を始めるまで、相手を代えるのも稀でありません>・・・まず成鳥(左端と左から4羽目)が先に走り、幼鳥2羽が重なって続きます。(手前の3羽は別グループ)

成鳥の初列風切は末端まで白ですが、幼鳥の初列風切先端部は黒。(ヘラサギやクロツラヘラサギと同じ)

幼鳥の初列大雨覆先端の黒はヘラサギやクロツラヘラサギ幼鳥と同じですが、彼らには尾羽先端部の黒色部分がありません。



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根室市近郊の海岸や漁港では多くのウミアイサが採餌していました。

天気は良くなかったのですが、近かったので赤い光彩や冠羽などが良く判ります。

天気が良ければ頭部の黒が深い緑色に見えるはず。

白に黒い縁取りのある脇側羽はウミアイサ・オスの特徴ですね。

後方らの風で冠羽と波状斑のある脇羽が逆立っています。

潜水採餌するウミアイサがカレイを咥えて浮上。

暴れるカレイをクチバシでしっかり挟んでいます。

ウミアイサのクチバシには歯のような細かい突起があり、咥えた獲物は逃げられません。

かなり横幅のあるカレイでしたが、このあと時間をかけて何とか呑み込みました。



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道東のやや遠い海辺に多くの黒いカモがいました。

その集団をよく見ようと近づくと、すぐに離れてゆきます。

クチバシが黄色く見えるのでクロガモ(全長48cm)の集団でしょう。・・・下の写真、着水寸前の右手前はコオリガモ。

着水寸前のコオリガモのすぐ左、クチバシの色が薄いのはクロガモのメスかも。

コロナ前の2020年、環境省の生息数調査によればクロガモの渡来数は全国で4711羽。

都道府県別では1位北海道1114羽(約24%)、2位福島県が992羽(約21%)で、青森県や岩手県、宮城県より多い。

3位茨城県が955羽(約20%)、4位が千葉県386羽、5位岩手県289羽、どうやら太平洋岸で越冬するよう。・・・シノリガモの手前を泳ぐクロガモ

6位は何と九州の福岡県が250羽、日本海側での渡来記録は秋田県18羽、島根県22羽など少数ですが、大阪府にも24羽の渡来記録があります。

クロガモの越冬地は意外と広く分散しているようでした。・・・これが最も近かったのですが眼は判別できませんね。



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雪の降る根室港で体色の白いホオジロガモを見つけました。

頬に楕円形の白斑があるのでホオジロガモ(全長45cm、英名common-golden eye)です。確かに光彩は金色です。

強風で波が荒れていましたが、時々潜水して採餌していました。

後方からでも頬と頸、脇の白さが目立ちます。

天気が良ければ、頭部の黒色は光沢のある濃い緑色に見えるのですが。

左の地味な個体はホオジロガモのメス

クチバシの先端部が黄色いので成鳥でしょう。

golden eyeと呼ばれますがメスの光彩は黄白色、金色ではありません。

最後は港に停泊中の船めがけて飛び立ってゆきました。



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北海道で見ることができる最も重い野鳥、オオハクチョウ(ウィキペディアでは全長140cm。体重7.4 - 15kg)がこちらに向かって飛んできました。

前回はNETで検索したオオハクチョウの全長と体重を紹介しましたが、今回は翼を広げた翼開長を紹介しましょう。

ウィキペディア日本版での翼開長は205 - 275cm。英語版も同じ。

旭川市旭山動物園のホームページ(HP)では翼開長250cm。

盛岡市動物公園HPでは 翼開長200~280cm。

新潟県環境局HPの展示鳥類剥製では213~243cm。

最大値を平均するとオオハクチョウの翼開長は約260cmとなります。

ちなみに旭山動物園HPではタンチョウの翼開長は240cm、オオワシの翼開長は220~250cmでしたので北海道最大の翼開長はオオハクチョウとなります。

以前の記事オオハクチョウは海水域の採食個体は塩類腺の発達によって眼の上に膨らみができますと紹介しましたが、下の写真がそれかも。



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鳥名の由来辞典(柏書房)によれば、タンチョウは奈良時代からツル(鶴)と呼ばれていて、江戸時代になって「たんてう」(丹頂)と変化したようです。

釧路市動物園 ツル担当主査の吉野智生さんの<タンチョウの頭はなぜ赤いのでしょう>という記事を見つけましたので紹介しましょう。<・・・>が引用部

<頭の赤い部分は羽ではなく皮膚で、多数の細かいイボ状の突起で覆われ、皮下血管内の血液が透けて見えるので赤いのです>

<タンチョウの頭の羽は生後約1年で抜け始め、満2歳になる頃にはほぼ完全に裸出します>

<ニワトリのトサカや肉垂と同じく皮下の毛細血管が発達して赤く見えるのですが、空気に直接触れる皮膚が体温調節に役立っています>・・・マナズルは眼の周りの皮膚が赤い

<立派な赤いトサカや皮膚は、オスがメスにアピールしたり、他の個体を威嚇したりするのにも役立ちます>

<この赤い皮膚部分は、興奮すると血管が拡張して血流量が増えて大きくなり、落ち着いている状態では小さいまま>

<また求愛の際には赤い部分が大きくなり、タンチョウ同士のコミュニケーションや繁殖に役立っていると考えられます>

<この赤い部分の大きさや色鮮やかさに個体差があるかどうかは、正直なところ未だ分かりません>・・・飛行する際には目立ちませんね。



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道東の海岸では多くのウミアイサ(全長55cm)を見ることができました。

警戒心が強く、近づくとすぐに飛び去ってゆきます。

後方の2羽はシノリガモ(全長43cm)

天気の良い日にもウミアイサの飛行を見ることができました。

逆光でやや遠かったですが、ウミアイサの特徴は何とか判ります。

翼上面の白い雨覆に2本の黒帯があるので両方共オスでしょう。

ウミアイサ2羽は高度を下げて。

海面スレスレをかなりの速さで飛行してゆきました。

順光ならもっとクリアに見えたはず。逆光だったのが残念。



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根室近郊風蓮湖で撮影した写真と一緒に、山と渓谷社の図鑑「新版日本の野鳥」からオジロワシを紹介しましょう。・・・<・・・>が引用部

<非繁殖期には群れでいることが多く、主に魚類を食べ漁船からこぼれ落ちた魚を捕ったりする>

<河川や湖ではカモ類など鳥類を襲う>

<海岸で魚が獲れないときは、カモメ類を襲うこともある>

<完全な成鳥羽になるまでは6年くらいかかると思われる>

<オジロワシとオオタカは、成鳥よりも幼鳥の方が翼長、尾長ともに長い>

<頭部から胸は淡色に見え、風切と下初列雨覆、下大雨覆は黒褐色>

<他の雨覆、腹、下尾筒は褐色で尾羽は白い>

<成鳥の翼上面の雨覆には淡色部分があるが、幼鳥や若鳥では黒褐色>



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納沙布岬から根室市内へ移動する途中、ベニヒワ(全長14cm)の群れに遭遇。その図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の記載内容です。・・・<・・・>が引用部

<冬鳥として北海道と本州北部で多く、本州中部以南では多くない>

<オスは前頭と頬、胸が赤色>

<メスは全体に灰褐色で前頭の赤斑はオスより小さい>

<メスの喉からの体下面は白く、赤味が無い>

<翼は黒褐色で大・中雨覆の羽先は白く、二本の翼帯となる>

<腰は淡色で黒褐色の縦斑がある>

下は頬が赤いのでオス

小さいだけに動きが素早く、すぐ移動してしまうので撮影には苦労しました。



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根室市漁港の防波堤で休むオオセグロカモメ(全長64cm)の集団の中に、雨覆が淡灰色でやや大きなシロカモメ(全長71cm)が混じっていました。

オオセグロカモメの後方に突き出た初列風切の色は黒地に白色斑ですが、シロカモメの初列風切は白。

飛行すると白い初列風切が良く判ります。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればシロカモメは<冬鳥として北海道・東北で普通に見ることができるが、関東地方以西では稀>・・・大阪では、なかなか見れない野鳥でしょう。

こちら、翼の上面が明るい灰色でクチバシを大きく開いたカモメはワシカモメ(全長65cm)。

ワシカモメの大きさはオオセグロカモメとほぼ同じ。・・・初列風切が灰色で先端部に白斑があります。

日本産カモメ類でクチバシが最も大きいワシカモメ、翼を畳むと見えてくる初列風切が灰色(先端部には白斑)です。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)にはワシカモメを<北海道と東北地方では普通に見られるが、関東以西では稀>・・・これも大阪では、なかなか見れない野鳥でしょう。

このワシカモメは近くから撮影できましたが、カモメの仲間はよく似ているので遠くからの識別はかなり難しいと思います。



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今回野鳥撮影した北海道の根室郊外ではキタキツネを何度か見かけました。

オオワシ、オジロワシの後方を歩くキタキツネ

手前のオジロワシの幼鳥がキタキツネを警戒

キタキツネは、オジロワシの近くに落ちていた小魚を狙っているようでしたが

オジロワシの幼鳥がキタキツネを威嚇

オジロワシに向かってキタキツネが反撃体勢

体重はキタキツネの方があるようですが、翼を広げたオジロワシは大きい

ということで、結局キタキツネは退散

偶然近くで遭遇したキタキツネ。日本犬と良く似ていますね。



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鶴居村でタンチョウ(旭川市旭山動物園HPで全長140cm、体重:8~12kg)の中に1羽のマナヅルが。マナヅルは前に出水市で撮影したことがあります

さて、ウイキペデキア英語版ではマナヅルの全長130cm、体重は5.6kg。

タンチョウより少し小型ですが、その差は僅か。タンチョウ集団の中で気後れすることなく堂々としていました。

頸部の後方は白、体上面は背から後方へ向かって濃い灰色から薄い灰色へと変化し、頸の前部と腹部は濃い灰色。

光彩はオレンジ色、眼の周りはタンチョウ頭部の赤よりも暗い赤色とそれを囲む黒色。

眼の後方に円形をした灰色部があり、恐らく耳羽でしょう。・・・・出水市ではこれほど近くからの撮影は無理でした。

明るい雪原の中、マナヅルの体色を出すためコントラストを下げ、露出をアンダーにしてみました。

猛禽類ほど確かではありませんが、こちらを見つめている両眼が見えた。

鹿児島県出水市など暖かい地域で越冬するはずのマナヅルが、寒い北海道で越冬するのは珍しいのではないでしょうか。



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以前、兵庫県立コウノトリ郷公園HPにある<タンチョウはコウノトリの2倍の体重があるので、助走を10mくらいしてから飛び上がります>の証拠写真です。

先頭から幼鳥、成鳥、幼鳥、成鳥の順に助走開始

幼鳥の初列風切と初列大雨覆の先端部が黒いのはヘラサギなどと同じ。

成鳥は小さなストロークで翼を上下に動かしながら助走スピードを上げてゆきます。

一方、幼鳥は大きなストロークを取っているせいか助走スピードが上がりません。

助走歩幅の広い成鳥は翼をストロークダウンして離陸、幼鳥の離陸はまだですね。

成鳥の離陸を真似ながら助走する幼鳥も離陸しそう

成鳥は後方に足を揃えて飛行する体勢となりました。

平均体重10kg前後という大きなタンチョウは、翼を大きくストロークアップしながら飛び出してゆきました。

 



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