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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



 一昨日、八幡屋公園からの日の出を紹介しましたので、ATCから見た日の入りも紹介しておきましょう。・・・夕陽を受けるATC

この日、珍しいことに西の空にまったく雲がありませんでした。・・・夕陽の下をフェリーターミナルからフェリーが出港してゆきました。

コスモフェリーターミナル上空も青空でした。

夕陽は、次第に水平線に近づいてゆきます。

左から右に伸びているのは南港南防波堤。右から左に伸び、先端に灯台があるのが南港北防波堤です。

この日の夕陽は、南港北防波堤の灯台の向こう、淡路島の山影に沈むようです。

夕陽を拡大してみましょう。淡路島の稜線が見えているので、空気の透明度は高いと思います。・・・従って太陽の光も強烈でした。

夕陽は、7割くらい沈んでしまいましたが、まだ強烈に光輝いています。

ATC前の海をワイドで見た日没風景です。・・・この日の太陽は、水平線のすぐ上にある淡路島の向こうに沈んでゆきました。

大阪では生駒から昇る朝日よりも、沈む夕陽のほうが見ごたえがあるようです。

 



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先日の記事からの続きです。スジグロカバマダラ(筋黒樺斑、タテハチョウ科マダラチョウ亜科)前翅長(片側の前翅の長さ)はリュウキュウアサギマダラより小型で4cm前後・・・橿原昆虫館の温室では1月5日に20匹

雄は後翅裏中央の翅脈上に黒く丸い模様(性標)があります。また体内に毒を保有しておりその危険性を知らせるためか、非常にゆるやかに飛翔する特徴があります。

国内では宮古島以南の南西諸島に生息し、温暖化や台風の目に乗って移動するなどで以北では迷蝶として観察されることがあるそうです。

ツマベニチョウ(褄紅蝶、シロチョウ科)前翅長4~5.5cm前後、開長(翅を広げた際の左右の長さ)約9~10cm。シロチョウ科では世界最大種、白い着物に、オレンジ色のそでをつけたような翅で、温室の中を素早く飛びまわります。・・・同14匹、この日は新鮮なチョウを見つけることができませんでした。

日本では宮崎県が北限、沖縄県復帰の前にはツマベニチョウを狙う蝶マニアが鹿児島県の佐多岬に大勢集まり、捕虫網を振り回していたそうです。生息域が北上しているようなので関西でも野生のツマベニチョウが見られるようになるかも知れません。

この日、シロオビハゲハの姿をほとんど見かけませんでしたが、やっと1枚だけ撮ることができました。・・・同11匹

ジャコウアゲハ(麝香揚羽、アゲハチョウ科、アゲハチョウ亜科)前翅長 4 ~6.5cm、開長は約 10cm、他のアゲハチョウに比べると、後翅が斜め後方に細長く伸びるのが特徴。・・・同8匹

ナガサキアゲハ(長崎揚羽、アゲハチョウ科、アゲハチョウ亜科)前翅長6~8cmで、日本産ではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ最大級のチョウです。・・・ナガサキアゲハを1匹だけ見つけました。

江戸時代の分布域は九州以南に限られていましたが、最近では関東北部から東北の太平洋側での越冬が確認されていてナガサキアゲハは地球温暖化の指標種として注目されているそうです。・・・これはジャコウアゲハの雌

つづく



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橿原昆虫館紹介の途中ですが、久しぶりに東の空が晴れていたので通勤の途中、八幡屋公園の展望台に立ち寄ってみました。・・・日の出前の東の空

八幡屋公園からは、高層マンションの向こうに柏原市付近の山が見渡せ、小高くなっているのは高尾山(278m)、その右側から太陽が覗きました。・・・1月下旬、大阪の日の出時刻は7時頃、日出ポイントは真東から23度南寄りです。

大阪市内には、生駒山系の稜線が見渡せる高い場所が少なく、上町台地の大阪城公園くらいしか思いつきませんでしたが、八幡屋公園からでもこうして稜線を望むことができました。・・・高尾山付近を拡大してみましょう。

最近では大阪市内でも高層マンションが林立しはじめ、生駒山の稜線が見渡せる場所がますます狭くなってきています。・・・大阪市の日の出

八幡屋公園にある大阪市立体育館は、建物全体が小高い緑地となっていて、その遊歩道を伝って最上部の展望台まで登ることができます。・・・左は弁天町の超高層ビル群、その手前は大阪プールの屋根。

地図で検索してみると八幡屋公園展望台の標高は約22m、ここは市内西部にあるので日の出を見るポイントとしては条件の良い場所です。・・・朝日を受ける本町方向の高層ビル

USJのあるユニバーサルシティ駅周辺のビルも朝日を受けて光っていました。

八幡屋公園の展望台から見えることを期待していた「あべのハルカス」は、残念ながら高層マンションに挟まれた空間に僅かに見えるだけでした。・・・大阪プール前から見た八幡屋公園展望台

7時半を過ぎたので、地下鉄朝潮橋駅まで戻り会社に向かうことにしました。・・・朝潮橋駅のホームから見た八幡屋公園展望台



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真冬の橿原市昆虫館放蝶温室で観察できたチョウについて、個体数の順にウイキペディアの記事から紹介しましょう。・・・1月5日の数は563匹とのこと

まずはオオゴマダラ(大胡麻斑、タテハチョウ科マダラチョウ亜科)白黒のまだら模様が特徴的な大型のマダラチョウで、蛹が金色になることで知られています。・・・1月5日に281匹

前翅長(片側だけの前翅の長さ)7cm前後、開翅長(翅を広げた際の左右の長さ)は13cmに及び、日本のチョウとしては最大級で、ゆっくりと羽ばたきフワフワと滑空するような飛び方をするのが特徴です。

東南アジアに広く分布し、日本では喜界島、与論島以南の南西諸島に分布し、季節を問わず繁殖するので1年中見ることができるそうです。

成虫の期間も長く、羽化してから平均2か月、条件がよければ半年ほど生き続けるようで、橿原市昆虫館の最長記録は191日だそうです。

リュウキュウアサギマダラ(琉球浅葱斑、タテハチョウ科マダラチョウ亜科)前翅長はオオゴマダラより小型の4~5cm程度、浅葱色の翅をもったチョウです。…同152匹

南西諸島では春から秋にかけて、いろいろな場所に現れますが、冬には風当たりの弱い谷間や窪地の樹林内で、500~600匹の越冬集団を作ることが知られています。

橿原昆虫館の温室に飛んでいるチョウの数第三位は地味な姿のカバタテハ。このチョウは動きが早く撮影が難しかったのでピンボケとなってしまいました。・・・同75匹

孵化して長く飛んでいるチョウは、次第に翅の端部が欠損してしまいますが、孵化したばかりのチョウ(新鮮なチョウ)の翅は完全な姿を見せてくれます。・・・やはりオオゴマダラの存在感が圧倒的ですね。

つづく

 

 



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この季節でも熱帯亜熱帯の環境を体験できるのが「咲くやこの花館」(温室)ですが、チョウの生態展示館も良さそうです。・・・オオゴマダラ

 

そこである休日、大阪上本町から近鉄電車に乗って大和八木駅へ、そこから橿原コミュニティバスに乗って「橿原市昆虫館」まで出かけてみました。

 

この橿原市昆虫館は、バブル景気の1989年(平成元年)に開館、2010年 (平成22年)に改修され全館リニューアルオープンしています。

大阪周辺には、1953年に開業した箕面公園昆虫館、1990年にオープンした伊丹市昆虫館というチョウ生態展示館がありますが、箕面公園は古そうで、伊丹には数年前に行ったことがあるので今回は橿原市昆虫館を選びました。・・・・展示スペースへの入り口

9時半のオープンと同時に入館、ロビーの水槽に巨大なオオサンショウウオが入っているのを見つけました。

このオオサンショウウオは2012年8月、御所市にある田の用水路で捕獲されたもので、全長が113cm、体重13.4kg、推定年齢50歳。・・・展示スペースの蝶標本1(南米のモルファチョウ)

ウイキペディアの記事には<オオサンショウウオの野生個体では全長100cmに達することは極めてまれで、全長50~70cm>とあるので、珍しい個体と言えます。・・・展示スペースの蝶標本(南米のチョウ)

入口から放蝶温室に至る展示室には、南米、オーストラリア、アフリカ、アジアなど世界の珍しいチョウの標本展示があり、興味深く観賞しました。・・・展示スペースの蝶標本(東南アジアのチョウ)

さて、目指す放蝶温室の面積は約500平方メートル、そこには沖縄に生息するチョウが放たれて展示されています。

明日はここに放たれているチョウを紹介してみたいと思います。

 つづく

 



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昨日に続いて明治時代に活躍した小林左兵衛(1830~1917年)のことを、昨年末に堂島川の北岸に完成した中之島LOVE CENTRALの写真と一緒に紹介しましょう。

元禄時代からの伝統を誇る大阪相撲では、1875年(明治8年)に分裂騒動がありましたが小林佐兵衛(1830~1917年)の仲介でそれが納まり、明治11年に晴れて大阪角力(相撲)協会が設立されています。小林はどうやら相撲興業の世界でも顔役だったようです。

相撲の世界では押尾川親方と名乗っていた小林佐兵衛は、1897年(明治30年)に大阪角力(相撲)協会頭取三名の一人となっていますので、当時は引退した力士でなくても親方になれたのでしょう。

1885年(明治18年)小林は、建野郷三府知事の許可を受けて北区に小林受産場を設立、慈善家として貧民の救済事業(工場への工員派遣、市中清掃など)に乗り出しています。

1892年(明治25年)五代目尾上菊五郎(1844~1903年)が東横堀川から道頓堀角座に船で乗り込むに当たって、小林佐兵衛、難波福、淡熊などの親分達も船を出し興業を盛り上げ、興業の世界でも顔役だったことが知られています。

また1896年(明治29年)、豊臣秀吉を偲ぶ「豊公三百年祭」を前に木村重成表忠碑の建設運動を始めた元大阪府知事西村捨三(1843~1908年)に協力、安治川口に沈んでいた巨大な石をその材料として寄付したのも小林佐兵衛でした。この経緯については以前の記事2回に分けて紹介したことがあります

しかし、明治も後半期に入ると近代都市の成熟に伴って都市公共事業への「任侠の者」の活躍場面は少なくなってきたようですが、小林佐兵衛とは、黎明期の大阪の消防、土木工事の請負、相撲や歌舞伎の興業、受産場の運営、紛争の調停者などで活躍した大阪の大物だったのです。・・・最初の豊国神社は、大阪市庁舎と中之島図書館との間にあったので、木村重成表忠碑もそこにあったのでしょう。・・・1923年(大正12年)頃の大阪パノラマ地図

1902年(明治35年)、小林佐兵衛は、小林受産場の運営で多額の(18万円)負債を負い、財産の競売が迫っていると西村捨三に援助を訴えています。

小林佐兵衛は、北区北野町にあったいくつかの家を転々としていましたが、その最後は堂島浜米穀取引所理事長が提供した茶屋町の小さな家で息を引き取ったようです。小林の死は早世した大林芳五郎(享年53歳)の亡くなった翌年(1917年)で、享年88歳だったといいます。

参考文献:それぞれの明治維新 任侠の社会史 原田敬一著

 



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大阪中之島公園の朝の光景と、中之島公園にある木村長門守重成表忠碑に刻まれた小林佐兵衛のことを紹介しましょう。明治維新後、近代都市を作りあげてゆく過程で「公共」の担い手不足に直面した大阪府は、「任侠の者」を都市公共事業の担い手として利用しています。・・・淀屋橋からの夜明け

その「任侠の者」を代表する人物の名前が今も中之島の東洋陶磁器美術館東側にある「長門守木村重成表忠碑」にその名前が残っている小林佐兵衛(1830~1917年)です。・・・中之島公園の夜明け

1873年(明治6年)渡辺昇大阪府権知事は、「任侠の者」4名を市中(東西南北)各組消防頭取に任命、北大組頭取が小林佐兵衛で、この頃の小林は(44歳、数え年)既に大阪を代表する大親分だったようです。・・・石碑を囲む玉垣の隙間右下に小林佐兵衛と西村捨三の名前が見えています。

西南戦争前年の1876年(明治9年)、渡辺昇大阪府権知事は、大阪市を4区に分け、各区に「大阪市街辻々塵芥捨場」の清掃請負者を置きますが、第四大区(北大区)の頭取が小林佐兵衛で、小林は、大阪市中の橋(184か所)全部の清掃も一手に引き受けています。・・・名前の拡大

1882年(明治15年)小林は、安治川口の浅瀬浚渫工事を落札、大阪府に工事保証人として届けたのは、消防頭取兼建築請負者の吉備吉兵衛と浅野治助、彼らも小林と同業の「任侠の者」だったようです。・・・中之島公園バラ園から見た中央公会堂方向、街路樹の中に木村重成の石碑が写っています。

その安治川口浚渫工事の際、川底にあった大坂城築城時の巨石が引き上げられ、それが14年後に「長門守木村重成表忠碑」として使われたのでしょう。・・・土佐堀川にいたカワウの群れ

1891年(明治24年)、鹿島組(現在の鹿島建設)が和歌山県紀ノ川で鉄道敷設工事を開始するに当たり、地元の妨害を押さえるため依頼を受けた小林佐兵衛が協力、小林に鹿島から600円の謝礼が支払われています。・・・朝日を受けた三井ビルにザ・北浜タワーの影が写っていました。

ところで大阪地元の土木請負業者と言えば1892年(明治25年)に創業した大林組の大林芳五郎(1864~1916年)が有名ですが、明治前半の大阪には、大林よりも先輩の小林という有力者がいたのです。・・・中之島公会堂

大林組も鹿島と同じように「任侠の者」の妨害を抑えるために小林の協力を受けていたようで、高野山の小林佐兵衛墓所には、大林芳五郎の名前が刻まれた柱が四隅に置かれています。・・・中之島の北を流れる堂島川

つづく

参考文献:それぞれの明治維新 任侠の社会史 原田敬一著



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大阪城3Dマッピング観賞後、大阪城西の丸の会場から地下鉄谷町4丁目駅に戻るまでの光景を紹介しましょう。・・・満月と大阪城

会場の出口近くには、イベントの主催者ハウステンボスのギフトショップや長崎県のショップがありました。

西の丸公園からは、普段は閉鎖されている北東部の門から出て内堀前、さらに京橋口というルートを歩きます。・・・京橋口から見た天守閣

大阪城外堀を左に見ながら進み、京橋口を振り返るとOBPのビル群と雲の隙間の満月、ライトアップされた大阪城乾櫓が見えました。

大阪城乾櫓の前方には大阪府庁舎、その左が大阪府警察本部、高層のNHK大阪放送局が見えています。

大阪府庁前の大阪城西外堀ライトアップ。雲の隙間から満月が見えています。

大阪城大手門。雲が無ければ、門の上に満月が輝いているはずでしたが、残念!

大手門前からでも3Dマッピングされた天守閣を何とか見ることができるようですね。

ここまで5回に分けて紹介した大阪城3Dマッピングの記事でしたが、掲載した写真はすべて手持ちで撮影したものです。・・・大阪城六番櫓

新しいデジカメを使えば手持ち撮影しても、ブレない写真を撮ることができることが今回判りました。カメラの技術はどこまで進化するのでしょうか。



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1月中旬、大阪の日の出時刻は7時5分前後です。天気が良かったので早出して淀屋橋から生駒方面を見てみました。・・・ちょうど7時頃でしたが生駒山がクッキリ見えていました。

大阪市役所の横から中之島公園バラ園を目指して足を伸ばします。・・・難波橋の手前から空が明るくなってきました。

中之島公園バラ園に到着。土佐堀川の向こうに見える工事中のタワーマンションがかなり高くなってきています。・・・このマンションの住民は、中之島公園を思う存分利用できますね。

バラ園橋の手前から朝日を受ける中之島公会堂と大阪の高層ビル群です。・・・太陽が上った直後なので上層部しか日が当たっていません。

バラ園橋を渡り、堂島川下流の景観です。10年前と比べると川の水質がかなり良くなってきています。

中之島公園の東の先端まで散歩してみました。・・・噴水の外側を囲っているガラスのオブジェ・・・ビルの谷間から朝日が差し込みはじめました。

土佐堀川を見ていると、サーフボートの上に立って漕いでいる二人連れが八軒家浜に向かっていました。冷たい水中に転倒する恐れは無いのでしょうか。・・・スタンドアップパドル・サーフィンと呼ぶようです。

淀屋橋まで引き返す途中、すっきりと夜が明けた中之島公園バラ園です。

栴檀木橋の手前。・・・いつもここで見かけるユリカモメの群れを今日も見ることができました。

 

 



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大阪城3Dマッピングの会場にはフードコートもあり、暖かい食べ物を購入することもできます。

フードコートの内部です。ここで暖かい食べ物と飲み物を買い、座ってゆっくり大阪城3Dマッピングが楽しめるポイントはないのでしょうか?

フードコートの反対側に、こんな暗い通路があったので、ちょっと奥まで探索してみました。

通路の奥左側に海のような光のビッグブルー、その手前に3Dマッピングの観覧席が多数用意されているではありませんか。ここは一等席だと思いますが、暗いので誰も気がつかないようです。

上の場所から少しフードコート寄りにも椅子席もありましたので、そこに座って暖かい飲み物を飲みながら2回目の3Dマッピングを楽しみました。この場所は、奥の席より判りやすいので他にも観客が座っていました。

満月がときどき雲の中からでてきて、3Dマッピングされた大阪城とのコラボレーションとなりました。

大阪城3Dマッピングは、光のビッグブルーの前に用意された椅子に座って観賞するのが正解だと思います。

しかし、事前にチェックした公式HPにはこの椅子席の案内が無く、多くの観客は椅子席があることを知らずにずっと立ちっぱなしで観賞していました。

折角の満月でしたが、2回目の3Dマッピングが終わる頃に雲に隠れてしまいました。

次回は会場から帰るルートを紹介しましょう。

つづく



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先日、大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションイベントに行ってきました。今回はその3回目の観賞報告です。。・・・夕方5時過ぎの大阪城大手門です。

午後5時半の開場と同時に入場、光の回廊を通って光のビッグブルーもしっかりみながら迎賓館前まで進みます。

大阪迎賓館前でのジュエルイルミネーションショー会場では、もう第一回目のショーが始まっていました。すごい人だかりですね。

左手及び手前の椅子がプレミアムチケットを持った人の観覧席です。レギュラーチケットでの入場者は、その後ろからの立ち見となります。

ジュエルイルミネーションショーは、10分間のクラシック音楽に合わせ、下のイルミネーションが点滅するという趣向となっていました。

ジュエルイルミネーションショーが終了すると同時に大阪城にプロジェクターから光を当てる3Dマッピングがスタートします。

ジュエルイルミネーションショー会場近くでは、大勢の観客が立ったままで観賞していました。・・・途中、左側から満月が昇ってきました。

大阪城3Dマッピングは、プロジェクターによる光の投影で大阪城天守閣が炎上や倒壊、回転するかのように見せるものでした。・・・それにしても立ったままでは疲れますね。

10分間のショーが終わりましたので、座って見ることができる場所がないか暗い会場を探索してみました。

明日は、座って見ることができる大阪城3Dマッピング観賞ポイントを紹介しましょう。

つづく



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大阪城3Dマッピングの記事の途中ですが、池井戸潤さんの小説「空飛ぶタイヤ」の中に書かれたサラリーマン達の心境描写と咲くやこの花館のハイビスカスを先日に続き紹介しましょう。<・・・・>が小説からの引用、(・・)がROSSの補足です。・・・咲くやこの花館で今の時期に咲いているオーストラリア、ノーフォーク島原産の原種、ヒビスク・インスラリス

<狩野は(取引銀行の常務に)言った。「異動はさせるが、大人しくしていれば今後、リカバリーのチャンスはあると思わせる。要するに内部告発するような者は会社に不満があるというより、自分に対する処遇に不満を持っているわけですよ。そこを改善できると思わせてやれば大人しくなります」>・・・ハイビスカスの原種、ヒビスク・インスラリスの花は、白からピンクへと次第に色が変わります。

<(中略)「チャンスがあると思わせる、と申し上げましたがチャンスがあるとは言っていません。世の中そんなに甘くない」「なるほど。さすが狩野さんだ」(と取引銀行常務)>・・・真冬なのに温室の中はハイビスカスの花盛りでした。

念願の商品開発部に異動した沢田課長は、そこで上司からのいじめに遭い、家での妻との会話です。・・・園芸種ハイビスカスは、大輪でどれも見事な花をしています。

<「逆境は誰にでもある。いつでも、どんな会社にでも。それに、あなたは、いままだ順調に来すぎたのよ」>と妻がなぐさめますが・・・これも直径20cmくらいある大輪の花

<沢田にだってそれなりの苦労はあったし、苦汁を舐めたことも一度や二度のことではない。苦難の道とは言い難いが、少なくとも紆余曲折の末に販売部、そして商品開発部の課長という地位を得たのだ>

しかし、沢田の企画書が上司によって握りつぶされたことで、自らの立場に気が付いた彼は告発データーの入ったパソコンを警察署に届けるのです。

それによってリコール隠しが表面化、狩野常務は逮捕され、マスコミに大きく報道されたことで会社の業績は急落してしまいます。

<(刑事の)高幡は言った「○○自動車っていやあ、名門企業じゃあねえか。いいかよく聞け、名門を汚すのは、リコールじゃあない。不正なんだ。それがわかんねえのかよ!」いま狩野専務はじっとテーブルの一点を見つめ、押し黙った。>・・・咲くやこの花館に行けば、真冬でも満開のハイビスカスを楽しむことができます。

参考文献:小説「空飛ぶタイヤ」池井戸潤 著

明日の記事は、大阪城3Dマッピングについての紹介です。

 



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昨日に続き、大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション観賞の記事です。会場の西の丸庭園入り口

光の回廊の中を歩く入場者と白くライトアップされた大阪城、動物のイルミネーションです。

光の回廊の途中にあるカフェコーナーと光のキューブ

鳥や動物のイルミネーションが綺麗でした。

イルミネーションで幻想的に光る森

大海原のような光のビッグブルー

光の回廊を抜け、光のビッグブルーの中央通路を進むと巨大な光る立方体、光のキューブが見えてきます。

これが下から見た光のキューブ

光のキューブの向こうが光の回廊、手前が光のビッグブルーです。この広さが大阪城3Dマッピングの売りなのでしょう。

次回は、いよいよ大阪城3Dマッピングの紹介です。

つづく



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昨年12月14日から来月2月16日まで、大阪城西の丸で「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」というイベントが開催されています。かなり混雑しているようですが、そろそろ空いてきたのではないかと思い大阪城に行ってきました。

西の丸庭園の手前には当日券の自動販売機があり、そこでチケットの購入が可能です。チケットはレギュラー(この日は1600円)と高いプレミアム(3000円)があり、入場する入り口が違います。この日、プレミアム入り口は空いていましたが、レギュラーチケット入り口前には長蛇の列ができていました。

開場10分前、レギュラーチケットの行列は、太鼓櫓を通過して桜門近くまで伸びていましたが、17時30分開場するとすぐに中に入ることができました。

少し空が明るかったのですが、西の丸庭園の会場は人で一杯です。

観客は、かなり長い光のトンネル(回廊)を潜ることになります。

光の回廊の両側には、いろいろな動物のイルミネーションが置かれていました。

光の回廊の向こうにはめまぐるしく色を変えながら光る巨大な立方体、光のキューブが見えています。

この辺りから白くライトアップされた大阪城も見えてきます。

光の回廊の途中に置いてある赤いフラミンゴのイルミネーションが特に綺麗でした。

つづく



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去年、テレビドラマの半沢直樹シリーズが人気でしたが、原作者の池井戸潤さんは三菱自動車のリコール隠しを小説とした「空飛ぶタイヤ」も書いています。・・・咲くやこの花館のハイビスカス

その「空飛ぶタイヤ」の中に書かれたサラリーマン達の心境描写に唸りましたので、咲くやこの花館の植物と一緒に紹介しましょう。<・・・・>が小説からの引用、(・・)がROSSの補足です。・・・スターフルーツの実

<沢田(課長)は内心、天を仰いだ。表と裏、ホンネとタテマエが交互に顔を出す企業内政治の異常さ加減には心底嫌気が差す。パワーバランスを読み切り、世渡り上手なのは自他ともに認めるところだが、その沢田をして、年がら年中こんな話を聞かされたのではたまったものではないと思わせた>・・・・熱帯アフリカ原産のオクナ・カーキー

<外より内を優先し、会社よりも派閥の繁栄を第一義とするのが狩野(専務)のやり方だ(中略)この連中の目に映っているのは常に、会社の繁栄ではなく部門の繁栄である。(中略)それは会社が永久に継続すると信じて疑わない甘えの精神構造、顧客不在の汎会社主義とでも言おうか>・・・中央アメリカ原産のソランドラ・マキシマ(直径20cmもある花)

<会社とは利益追求を第一義とする集団であり、タテマエでは世の中のルールを遵守する姿を見せても、本音の部分でそんなことをしていてはたちまち利益は手の中からすり抜けてしまう厳しい組織だ>・・・熱帯スイレン

<名門企業にとってコア・コンピタンスつまり競争力の源泉はすなわちブランドである。(利益追求という)正義の名を騙りそのブランドを傷つければ、これは(会社)に対する途方もない反逆であり、期待利益の喪失をもたらす元凶となる>・・・コロンビア・アンデス地方原産のアマゾンユリ

と考えた沢田が社長宛てに内部告発文書を出すと、狩野派は沢田がかねてから希望していた商品開発部に異動させるという口封じのためのエサを出します。・・・ラン

沢田の心は揺れますが<(会社)という組織で生きてゆくのに、生半可な正義感など邪魔以外の何ものでもない。自己利益実現のためのしたたかな戦略あるのみだ。正義と利益には何の相関関係も存在しない>と自分を納得させてその移動を受け入れるのです。

慶応大学を卒業して三菱銀行に就職、そこでサラリーマン人生の表と裏をさんざん経験したと思われる著者ならではの描写でした。・・・トリトマ’クリスマス・チアー(園芸品種)

つづく

参考文献:小説「空飛ぶタイヤ」池井戸潤 著

 



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