日没前にシーサイドコスモ遊歩道を散歩していると、対岸の夢洲コンテナふ頭にかなり大型のコンテナ船が接岸していました。
大阪港の出口、大関門と夕日。左がシーサイドコスモ遊歩道
大型コンテナ船といえば、先月の6月17日、商船三井が保有する大型コンテナ船MOL COMFORT号(2008年、三菱重工業長崎造船所製造)が荒天のインド洋で突然船体中央部が折れ、後半部が27日に沈没する事故が発生(乗組員26人は救助)しています。
このMOL COMFORT号は、総トン数86,692トン、全長:316m、全幅:45.6m、喫水:14.53m、搭載能力:8,110 TEUという大型船ですが、7月11日には残っていた前半分も沈没(積載していたコンテナ4400個)したそうです。
コンテナ船は、船体上部に大きな負担がかかるため、最近のコンテナ船には強度の高い鋼材を採用して軽量化と低重心化を図り、経済性を向上させているようですが、MOL COMFORT号の設計に無理は無かったのでしょうか。
TEUとは、20フィートコンテナに換算した搭載能力で、最近韓国の造船所で完成した大型コンテナ船は、搭載能力:18,270 TEU、全長:399m、全幅59mもあるとか。夢洲コンテナ埠頭の水深では接岸が難しいかも知れません。
さて、ITALIAと書かれた船は、イタリア船籍の「TAL USODIMARE」号で、総トン数は68,888トン、全長:285m、全幅:40m、喫水:12.7m、コンテナ積載能力:5,652TEU。大阪港に入るコンテナ船としては、かなり大型の船です。
「TAL USODIMARE」号は、夢洲コンテナふ頭の前で方向を変え、出口の大関門に向かいました。
大阪発釜山行のパンスターフェリーは、毎週月、水、金の15時10分発、釜山に翌朝10時に到着ですが、この日は19時頃に出港していました。
このパンスタードリーム号は、総トン数21535トン、全長160m、全幅25m。スタンダードルームなら大阪と釜山を往復する料金は2万円とか。韓国までの船旅も一度体験してみたいものです。