野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



出水のナベヅルの羽ばたきを紹介しましょう。

ナベヅルの初列風切羽根は10枚、次列、三列ともに黒。右の個体の風切羽根は、やや茶色いので若鳥のように見えます。

どうやらパートナーとなるメスをどっちが奪うか争っているようです。

両足の爪を立てて向かっている風切羽の黒いほうが優勢か。

ナベヅルの初列雨覆は黒ですが、大雨覆は灰色、小雨覆は明るい灰色

右の若鳥が反撃開始

野鳥の足の膝は判り難いのですが、下の写真で争う2羽の膝はよく判ります。(太ももの中央で曲がっている部分)

やはり年長のナベヅルが強いようで若鳥は防戦一方となりました。

自分よりも大きいマナヅルを攻撃するナベヅルもいました。



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出水駅から出発する出水観光周遊バスは、ツル博物館、ツル観察センターの他、武家屋敷群に停車します。そこにある出水麓歴史館を紹介しましょう。

出水市の武家屋敷群は、全国に120地区ある伝統的建造物群保存地区に指定されています。・・・現在地とあるのが出水麓歴史館

ここで入場料510円を払えば、公開されている他の武家屋敷も無料で見学することができました。

江戸時代の薩摩藩は外城という拠点を設置、そこで政務を担う武士の住居と陣地を兼ねた町は「麓(ふもと)」と呼ばれ、藩内に約100か所もあったと言われています。

その中でも肥後国との境に近く、防衛上の重要拠点であった出水麓の外城は、藩内で最初に築かれ、規模も最大であったと言われています。・・・日置流秘伝の解説

刀剣の展示

武家屋敷群の特徴の解説

柿色のピンが歴史館の場所、その前が出水麓を支配する「地頭」の居宅「お仮屋」

広大な「地頭」の居宅「お仮屋」は、現在出水小学校の敷地となっていました。



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ナショナルジオグラフィックの動物図鑑にカナダヅルのことが出ていましたので、出水のカナダヅルの写真と一緒に紹介しましょう<・・・>がナショナルジオグラフィックからの引用

<世界中のツルの中で最も数が多いこの大型の鳥は、主に北アメリカにおいて見られ、南はメキシコやキューバへと渡り、西はシベリアまで移動する。なお、数千万年前の中新世の化石が現代のカナダヅルと多くの類似点を持つことが分かった>

<カナダヅルの移動性の亜種は北アメリカやカナダ、アラスカ、におよびシベリアに生息している>・・・出水に1万羽以上来るナベヅルは、カナダヅルと同じシベリアなどで繁殖しているので、近くに生息するナベヅルと共に出水に渡来したのでしょう。(下写真、後方の黒い鳥がナベヅル)

<彼らは毎年冬になるとフロリダ、テキサス、ユタ、メキシコ、カリフォルニアなどの越冬地に向けて南へと長い旅に出る>・・・この4羽はナベヅルと一緒に出水で越冬

<途中、カナダヅルの4分の3以上が、ネブラスカのプラット川の沿岸120キロに及ぶ区域にある湿地帯に立ち寄る>

<ほとんどのカナダヅルは、淡水湿地に生息する。機会がありさえすれば食事をするが、草や穀物、ネズミ、ヘビ、昆虫類などをエサにしている。農地にある塊茎を求めて土を掘ることもあるので、農作物に被害を与えることがある>

<この鳥は、生まれたときから灰色で、頭には真っ赤なトサカがある。羽に泥を付けて羽づくろいするので一時的に茶色に変わるツルもいる>

<交尾中の番(つがい)の鳥は、頭を後ろに投げ出して鳴き声を調和させ、情熱的なデュエットで調和の取れた歌を長時間繰り返す。また、交尾中だけでなく一年中、踊ったり走ったり、高く飛び跳ねたりしている>・・・今回の出水では、その行動を見ることはありませんでした。

<(シベリアなど)繁殖地のカナダヅルは、手近にある植物を使って湿地に巣を作る。通常メスは卵を2つ産み、つがいで孵化させる>・・・ウロコのような薄灰茶色の羽毛が美しいカナダヅル



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今回の旅行で宿泊したのは、ツル保護に尽力された故又野末春氏のご家族が経営されている「新ツル見亭」でした。

食堂にはツルと一緒に又野氏の写真(柱のすぐ右)も掲示されていました。

又野氏への表彰状が掲示されていました。上から南日本新聞社の文化賞、その下に小池百合子環境大臣からの表彰状、両側は出水市長からの表彰状と感謝状

最上段左には常陸宮正仁親王からの表彰状、中央は日本鳥類保護連盟山階理事長からの褒状、右は日本野鳥の会ツル保護特別委員会からの感謝状

夕食のメインデッシュはブリカマの煮物。芋焼酎と一緒に美味しく頂きました。

早朝の新ツル見亭の上空には、東干拓地から飛来するツルの姿がありました。

新ツル見亭の客室から見た早朝のツル達です。

朝早いので暗く、飛行してくるツルの写真は冴えません。

宿泊した日は、殆ど雨時々曇りという天候でしたが、ほんの一瞬だけ太陽が出てくれました。・・・ツル見亭の客室から。



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鶴博物館の「クレインパークいずみ」には、マナヅルの世界生息数は6500羽。その約半数が出水市で毎年しますとパネル掲示されていました。・・・背が高く、顔が赤黒いのがマナヅル

IUCN(国際自然保護連合)ではレッドリストカテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類に指定され、世界推定個体数約 5,500~6,500 としています。

出水市への2018年渡来数は3057羽、2017年2527羽、2016年3613羽、2015年3300羽、2014年3700羽(クレインパークいずみのHP)。

また環境省のレッドリスト2017も、マナヅル、タンチョウ、ナベヅルを絶滅危惧Ⅱ類に指定しています。

マナヅルの全長は120~153cmで、ツルの仲間では中型となるそうですが、ナベヅル(全長91~100cm)と比べるとその大きさが判ります。

出水で越冬するマナヅルの繁殖地はロシア、モンゴル、中国の国境付近、ロシア、中国のアムール、ウスリー 川流域。

クチバシの基部は黒、黄色い虹彩のある目の周囲が赤いのは、そこに羽毛が無く皮膚が露出しているため。

世界の約半数が出水市で越冬しているので、疫病や災害の発生による大量死が心配されています。



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出水駅から乗った鶴観光周遊バスは、ツルの博物館(クレインパークいずみ)に停車したあと、ツルの撮影ポイントとなる鶴観察センターに停車します。

このセンターは、ツルが渡来する冬の時期(11月1日~3月22日)だけオープンする鉄筋コンクリート2階建ての建物です。

1階の奥が売店、2階には半円形となった大きな窓があり、窓越しにツルの生態を見ることが出来ますが、ガラス越しとなるために写真撮影には不向きでした。

2階には各種ツルの卵の展示、パネルによるツル解説などもありましたが、ここの「ツルの紹介ビデオ」がかなりの力作で興味深いものでした。

この鶴観察センター周辺は、ツル保護のために立ち入り禁止区域となっているので、ここまで来たら入場料220円を支払ってでも入館して、この2階から見ておくべきでしょう。

時間の無い人は、鶴観察センター駐車場南側にある田畑に少数のナベヅルが飛来していたので、それを見ることもできますが、ここなら間違いなくツルの姿を見ることができます。

ツルの卵の展示

2階からの展望

望遠レンズで撮影



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出水市の干拓地に渡来したナベヅルを紹介しましょう。・・・首がやや茶色いのは幼鳥

昨日紹介した鶴博物館「クレインパークいずみ」には、今シーズンのナベヅルの渡来数が15453羽(12月7日)と掲示されていました。

出水市への過去渡来数は2018年13696羽、2017年14907羽、2016年11617羽、2015年13978羽、2014年13472羽(クレインパークいずみのHP)

また、ウイキペディアでは<世界中のナベヅルの90%近くが出水市に渡来して越冬するとされています>とありましたので、ここが世界最大の冬のコロニーとなっているようです。

ナベヅルは、主にアムール川下流からウスリー川流域のロシア極東地域で繁殖し、朝鮮半島を通って日本に渡ると考えられています。・・・・・・背中が黒茶色なので若鳥のようです

環境省はナベヅルをレッドリスト2017でタンチョウヅルと同じ絶滅危惧Ⅱ類に指定しています。・・・目の虹彩は赤

ナベヅルの全長は、91~100cm、出水市に3000羽近く渡来するマナヅルよりもやや小型のツルでした。・・・左右がマナヅル

ナベヅルも興奮すると、タンチョウヅルと同様、通常は黒く見える頭頂部が赤くなるようです。

かつて韓国の浅水湾で10,000羽以上のトモエガモが鳥コレラにより死亡(2000年10月)したことがあるため、疫病や災害の発生によるナベヅルの大量死が心配されています。



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毎年1万羽を超えるツルが越冬するという鹿児島県出水市までツル撮影に行ってきました。今シーズンの出水市にはナベヅル13501羽、マナヅル1642羽、カナダヅル4羽が渡来しているとか。

ツルの撮影には1日6便ある鶴観光周遊バスに乗るのが便利です。1日券1000円を購入すると、ツル博物館(クレインパークいずみ・入館料330円)と、ツルの撮影ポイン(ツル観察センター・入館料210円)、さらに出水武家屋敷群に停車し駅に戻るルートを何度も乗降することができます。

また1日券を購入すればクレインパークと鶴観察センターは何度でも入場可能でした。・・・のりば

クレインパークいずみの入り口にあるツル渡来数。ここでは<ツルを代表とする出水の自然資料を収集・保管・展示し、市民や訪れる人々に学習の場や情報を提供するとともに、ツルに関する調査研究を行い、ツルに関する拠点的文化施設を目指す>とHPにありました。<・・・>部はHPの引用。

また運営方針として<クレインパークいずみは、出水市が主体となり、関係機関の協力を得て運営します。この博物館は、年間を通じて、市民や出水を訪れる人々を対象に子どもから大人までが出水地方に渡来するツルをはじめとする出水平野の豊かな自然について学習し、親しむ場を提供するとともに生涯学習・研究のできる「多機能型施設」を目指す>とか・・・内部

クレインパークいずみは<ツルに関する総合的な展示 ・出水の自然に関する展示・ツルをはじめ自然に関する観察会や公開講座、講演会などの実施・出水市を中心とする北薩地方の自然に関する資料の収集及び調査・研究・自然に関する書籍や資料の発行>活動をしていると公式HPに

さらにクレインパークには<令和2年1月28日午前10時37分、ナベヅル3羽ツルの北帰行が始まり、昨年より4日遅い北帰行です>とありました。・・・ツルのねぐらは江戸時代の1860~1866年に干拓した場所でした。

各種のツルの剥製と説明の展示。

地下にはシギやカモなど干潟にいる野鳥の剥製が展示されていました。



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あきた森づくり活動サポートセンターの「森と水の郷あきた」HPにカワセミの面白い記事がありましたので、その飛び出し写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が引用部分

<カワセミは、自然を愛する人たちの中で最も人気の高い鳥で、江戸時代の浮世絵にも描かれている。コバルト色の背と橙色の下面を持った、クチバシの大きな美しい小鳥。光線の具合によって、青にも緑にも輝くことから、「水辺の宝石」と讃えられる>

<スズメより少し大きく、体の割りに頭とクチバシが大きい。背はコバルト色、頭と翼は金属光沢のある緑色、目の下と胸から腹はオレンジ色の3色を基調とし、頭部や首には白色部もある美しい体色から、他の鳥と見間違うことはない。細長いクチバシは、オスは黒、メスでは下クチバシの基部が赤く尾は短く目立たない>・・・写真はメス

<秋田地方では、一般にザッコドリと呼ぶ。これは雑魚(ザコ)、すなわち小魚を取る鳥の意味で、これらの名は彼らが水辺にすみ渓流や河川、湖沼で小魚を捕食する習性からおこったのであろう。・・・彼らは生まれ落ちると、魚の餌で育てられ、魚を常食とし、わが子にもまた魚を与える。このように、カワセミは連綿たる魚の消費者であり、また漁師である>

<カワセミは背中のブルーが美しく「翡翠」「水辺の宝石」などと形容され虜になるファンが多い。首筋から尾にかけてはコバルトブルー、背や翼は角度によって鮮やかな緑色に見える。これは、色素による発色ではなく、羽毛にある微細な構造がつくるもので「構造色」と呼ばれている>・・・下の写真は真横から写しているので背中のコバルトブルーが細い線状となっています。

<川ではヤマセミより下流に棲息するが、一部棲息地が重なる。主食は3cm~5cmほどの小魚、それ以外にトンボの幼虫・ヤゴ、エビ、ザリガニなども捕食する。水面上に張り出した枝や岩などにとまって水中の獲物を狙い、直接または空中で停空飛翔してから急降下し、ダイビングして捕える。その際、クチバシで巧みに小魚を捕え、翼を使って浮上する。大きな獲物は、枝や岩に叩きつけて弱らせ、頭から呑み込む。不消化物の骨や鱗はペリットとして吐き出す>

<繁殖期には、つがいでナワバリを持ち、オスが捕えた小魚をメスにプレゼントする求愛給餌が見られる。巣穴は天敵のヘビやイタチ、キツネなどに襲撃を受けない水辺の切リ立った崖の水没しない高さにあり、近くに小魚や水生動物が豊富な水辺がある場所。巣穴は主にオスが掘り仕上げはメスが掘る。その際、口も羽も泥まみれになるので、その汚れを落とすため頻繁に水浴びをする。産卵期は3~8月、卵の数は4~7個、抱卵日数は約19~21日>

<育雛期の巣の観察窓を開くごとに感ずるものは、耐え難い悪臭である。秋田の一部地方で、彼らをクサンポドリと呼ぶが、これはもとよりこの悪臭からきている。・・・この悪臭は雛の体臭ではなく、雛の糞や、吐出物から発散するガス>

<鳥類は一般に潔癖家ぞろいであが、美しいカワセミの夫婦が、俗世間と隔絶する地中の殿堂にすみながら、わが子の吐出物を産室内に放置し、糞を垂れ流しにさせるという一面のあることは意外である>



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大阪市内からほど近い池のホシハジロです。

何度も羽ばたきを見せてくれました。

10枚ある初列風切り羽がよく判りますね。

ホシハジロの親指にあたり、飛行機でのスラットのような役割を果たす小翼羽は灰色でした。

高速で羽ばたいているので翼の先端がブレてしまいました。

左の翼の次列風切羽、三列風切羽、下大雨覆、下中雨覆、下小雨覆なども見えていますね。

脇羽はやや遅れて動くようです。

横から見ると左の翼の大雨覆、中雨覆、小雨覆がよく判り、斜め上に飛び出しているのが小翼羽でしょう。

下の写真では右翼の白い脇羽がよく判りますね。1億5千万年かけて進化した鳥の翼が持つ機能は、未だに未知の部分が多いようです。



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大阪市からほど近い公園のメジロです。

梅の花が開いてきたので、メジロの集団が蜜を求めてやってきていました。

次から次へ、花の蜜をあさるメジロ

シャッタースピードを上げて写真を撮れば、肉眼では見ることができないメジロの姿を見ることができます。

その代わり、ISO感度が大きくなり、ザラついた画面となっています。

また、パープルフリンジが盛大に出てしまいました。

それでもカメラは肉眼では難しいメジロの飛ぶ姿を捉えています。

フルサイズの高級一眼レフカメラならもっと良い画像となるはずですが・・・

撮影に使用しているカメラはマイクロフォーサーズ規格のものなのでこれくらいが限界でしょう。



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「森と水の郷あきた」のHPにある野鳥シリーズの記事と一緒に近郊の公園で撮影したホオジロの飛び出しを紹介しましょう。<・・・>が記事の引用

<その名のとおり、頬は白ではなく黒いが、その上下が白く太いので、顔全体を見れば白が目立つことが和名の由来であろう>

<春を告げるさえずりは、「一筆啓上仕り候」「源平つつじ、茶つつじ」「サッポロラーメン、味噌ラーメン」など、色々に聞きならされている>

<留鳥として全国で多数繁殖するが、北海道では夏鳥。スズメに似ているが、顔が黒白模様で尾羽が長いのが特徴。下面と腰は赤茶色>

<地上を歩いて、落ちているイネ科植物などの小さな実を拾って食べる。繁殖期になると動物食になり、ヒナに運ぶエサもほとんどは昆虫類>

<ツガイで縄張りを持ち、低木の枝の上や地上に、イネ科植物の茎や細根などで巣を作る。産卵期は4~7月。卵数3~5個>

<一夫一婦で、一度ツガイになると死別するまで添い遂げる。ただし、抱卵はメスのみで、抱卵中のメスにエサも運ばないらしい。ヒナが誕生すると、オスとメスが共同で給餌する>

<ホオジロは、巣や巣立ちビナに近づく敵に対して、両親ともに偽傷行動をする>・・・別の場所でのホオジロ

 



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大阪市近郊の池にもパンダのような顔をしたミコアイサ(全長56~69cm)が渡来し越冬しています。

ミコアイサは、ユーラシア大陸北部で繁殖、日本には冬鳥として主に淡水の湖沼、河川などに渡来します。

ミコアイサのオスはほぼ全身が白、顔にパンダのような黒い斑があります。

一方メスは地味な姿をしていて赤褐色の頭部と灰褐色の体をしています。・・・後方の3羽がメス

頬から首にかけての白が良く目立ちますね。

ミコアイサは潜水カモの仲間で、潜水して水中の魚、甲殻類、水生昆虫などを補食しています。

ミコアイサが飛行する際には、水面を蹴って走ることからスタートします。

このときの助走は、5~6足くらいでした。・・・水面スレスレですが離水完了

毎年、日本とシベリアを往復できる飛行能力を持っているのが凄い。・・・大きく羽ばたいて高度を上げて行きました。



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大阪市近郊の池には、キンクロハジロのオスが渡来し越冬中です。

キンクロハジロなどカモの仲間は、クチバシを使った羽繕いの後、羽ばたきで締めくくります。

足で水を蹴って体を水面から出し、翼を一杯に広げ。

キンクロハジロの翼帯は、次列風切から初列風切羽まで及びます。・・・バタバタと羽ばたきます。

このバタバタをカメラの連写機能を使って写してみました。

空を飛べる野鳥なので、羽ばたくと水中には足と尾羽根だけしか残りません。

下の写真では体の殆どが水面から上に出ています。

ここらでスピードダウン

足の付け根まで水没してしまいました。



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国立科学博物館附属自然教育園の報告レポート「.林縁からの距離が越冬するアカハラとシロハラの分布に与える影響」を紹介しましょう。<・・・>が引用部・・・明るい草地のアカハラ

大阪などの<都市部で越冬する大型ツグミ類にとって、大規模な緑地は重要な生息環境となっており,その生息密度は郊外の樹林と比べても遜色ないレベルにある>・・・シロハラ

<自然教育園などの大規模な緑地で越冬する主な大型ツグミ類としては,アカハラ、シロハラ、ツグミの3 種が挙げられる>

<このうち,シロハラやツグミに関しては垂直的な利用位置の季節変化などが分析されているが越冬期のアカハラの詳細については,これまでほとんど明らかにされていない>

<いくつかの図鑑ではアカハラは「都市公園などでも見られる」「市街地の公園,庭の植え込みなどで採餌」「市街地の庭や公園の林でもよく見られる」などと記述されている>

<これに対しシロハラは「やや薄暗い場所を好む」「薄暗い林の中で生活」「あまり明るい所へは出ない」「明るい開けた場所へはほとんど出てこない」「林内から出ることは少ない」といった記述が多い>・・・やや薄暗い場所のシロハラ

<これはアカハラの方がシロハラに比べ,より林縁に近いところを利用することを示唆しているが、目視により記録されたアカハラとシロハラの個体数は,さいたま市郊外において8 と24,教育園および周辺において4 と17 だった>

<越冬期のアカハラについては減少傾向が示されていて、その理由のひとつとして急激な宅地化や農地の減少を挙げられる。一方,シロハラについては増加傾向がうかがえる>

大阪市近郊でもアカハラを見る機会は少なく、ROSSが撮影した写真も1枚だけでした。

 

 



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