野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



暑さ厳しい季節ですが、いつも野鳥撮影しているMF(マイフィールド)に繁殖活動を終えたシギが渡来してきました

カイツブリの幼鳥3羽がいる陸地に飛来したのは、キアシシギ(全長25cm)と1羽のアオアシシギ(全長35cm・尾羽が白)

ちょうど満潮で干潟がなかったために、水面から出ているポイントを目指してきたのでしょう

キアシシギとアオアシシギはすぐ飛び去りましたが、1羽だけソリハシシギ(全長23cm)も渡来してきていました

MFでキアシシギ集団が飛行する姿を数えると22羽。いよいよ越冬地への渡りが本格化か

採餌ができる干潟を目指して飛び続けるキアシシギ

春の渡りから3か月、餌となる干潟の生き物も増えているはず・・・尾羽が白いのはアオアシシギ

シギの集団は干潟に着陸

越冬地(遠くはオーストラリアの南部)までの体力をつけるため、ここでゆっくり採餌(栄養補給)をするのでしょう。



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神戸どうぶつ王国のショウジョウトキ(全長60cm)が飛行する姿と共に国鳥となっているショウジョウトキを紹介しましょう

ショウジョウトキは1962年、南米の小国トリニダード・トバゴ(人口137万人)の国鳥に指定されています

同国では天然記念物に指定されトリニダード・トバゴの国章にも描かれています・・・露出オーバーでした

その分布地域はベネズエラからブラジル南部で、トリニダード島東部の湿原を集団の寝床としているとか

現地では夕方、寝床の湿原に大群(生息数は1万8千羽とされる)で戻る光景を見ることができると文献に書いてありました

さて、和名にちなんだショウジョウ色(猩々緋色)とは「赤みの強い赤紫色」とされていますが、個体によって差があるのでしょう

この猩々緋色は餌となる小エビやカニに含まれる色素によるので、個体差があるのは当然かも知れません

初列風切先の黒はメラニン色素で、メラニンが多いほど羽が強靭となり、風切羽を保護する役割があるとか

ショウジョウトキの幼鳥は黒褐色で、餌(小エビやカニなど)をしっかり食べ、2年後にやっと赤くなるようです

参考文献:世界の国鳥 青玄社



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コアジサシの繁殖地に行けば、かなり成長した(飛行が可能と思われる)幼鳥が水浴びする姿を見ることができます

初列風切は立派でも雨覆に幼鳥特有の斑がまだ残り、白い尾羽に淡褐色斑が見られます

コアジサシの白い尾羽は初列風切よりもかなり短く、これが尾羽が初列より長いベニアジサシとの識別ポイントとなっています

成鳥になると黒いクチバシは黄色く変化します

さらに羽縁に黒斑のある淡褐色の雨覆も薄灰色に変化

水浴びしている際には雨覆と風切との間に空隙を作っているように見えます

幼鳥の三列と次列風切及び初列風切P1~3は淡灰色の中央部以外が白、P4~7は黒灰色の両側が白、P8~10は黒灰色

こちらはクチバシの先端部だけが黒、残りが黄色い成鳥の水浴び。雨覆は灰色で幼鳥(羽縁に黒斑のある淡褐色)と違います

成鳥の初列風切は淡灰褐色で、白色部分がわずかに残る程度ですね



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朝のMF(マイフィールド)も相当の暑さでしたが、気の早いシギチドリが渡来しているかも、と思って行ってきました

下の画面の中央にいるシギ(上の画面も同じ)は、両側のアオアシシギ(全長35cm)より小さく、クチバシも細いのでコアオアシシギ(全長24cm)でしょう

かなり遠かったですが、両者が並ぶとその違いが良く判りますね

コアオアシシギが左のアオアシシギ2羽と離れるのかと思っていると

コアオアシシギがすぐ戻ってきて

両者が同時に飛び出し、身軽なコアオアシシギの足は早くも空中に

両者の翼のストロークがシンクロしていますね

コアオアシシギが水平飛行に移ると尾羽の後方に足先が突き出ます

一方、アオアシシギの水平飛行時、足先は尾羽末端部のすぐ下、コアオアシシギとアオアシシギの識別ポイントです



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神戸どうぶつ王国では屋外で大型インコ(コンゴウインコなど)が飛行するバードショーを見ることができました

コンゴウインコ(全長80~96cm)の仲間は中米から南米に分布する野鳥です

従って現地なら、空の下を飛行する大型インコ(ルリコンゴウインコ)の姿を見るチャンスがあるはず

しかし日本でコンゴウインコ(下は黄色い雨覆からアカコンゴウインコ?)が飛ぶ姿を下から見る機会は少ないと思います

ということなので、コンゴウインコ達の飛行する姿をしっかり連写

こちらは草地の上を飛行するヒワコンゴウインコ(全長85~90cm)

動物園のコンゴウインコはケージの中に止まっていて、翼を広げて飛ぶ姿を見るチャンスは少ないでしょう

ケージの無い神戸どうぶつ王国ではコンゴウインコの飛行を存分に楽しめました

ベニコンゴウインコ(下の写真)の雨覆は赤・青・緑ですが、よく似たアカコンゴウインコは赤と黄色なので識別が可能



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地上にコアジサシ(後ろ姿・全長26cm)とベニアジサシ(全長33cm2羽)、その上空を飛ぶベニアジサシ

空中のベニアジサシは、尾羽を一杯に広げてホバリングしています

空中のベニアジサシの腹部は淡いピンク色

尾羽の両端部が特に長い

ヨーロッパではこの尾羽を帽子の飾りにするため乱獲されたとか

翼のアスペクト比が大きいのは飛行能力が優れている証拠でしょう

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<通常は夏鳥として奄美や南西諸島で繁殖>

従って関西地方など<本州では台風時に迷行してくる際に観察される程度>とか

ということなので、この機会にベニアジサシをしっかり撮影しておきました



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海中にダイビングして魚を掴まえるミサゴですが、両足に魚を持って(MFに)帰って来ることがあります

片足を空けていないと、上手く着地できないのではと危惧していると

折角キャッチした右足の獲物を落としました

落ちる獲物を残念そうに見送るミサゴ

黒っぽい姿をした獲物はどうやらグレ(メジナ)のようです

空いた左足でも獲物を掴み

空気抵抗が少なくなるよう獲物の頭を前に向けます

よく見ると左足で魚の頭、右足で尾びれの基部を持って飛行をしています

海軍の雷撃機が魚雷を抱えて飛ぶ姿勢と似ているので「ミサゴの魚雷持ち」と呼ばれる姿でした



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撮影できる野鳥の少ない季節ですが、ベニアジサシ(全長33cm)が渡来してきているポイントに行ってきました

ベニアジサシは環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されているように生息数が減少している野鳥です

従って(大阪市内などでは)なかなか近くから撮影することができませんが、今回はやや近い場所から撮影できました

天気が良かったので白飛びしないよう露出(アンダー)補正しましたが、補正しすぎたようです

設定は、シャッタスピード1/3200秒/f10/ISO250/露出補正-2/焦点距離800mm

先が黒い赤いクチバシ、赤い足がベニアジサシの特徴

背は灰白色ですが、露出アンダーにしたため灰色が強調されています

尾羽の短いコアジサシ(全長26cm)の横に着地しそう

下の写真で両者の大きさの違いが良く判ると思います・・・ベニアジサシは意外と大きい



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MFのミサゴが両足で魚(ボラ)を抱えて戻ってきました

目線は手前の杭の上に

そこに止まるようですが、両足はまだ魚を持ったまま

目線が杭頭と同じレベルに

目線が杭頭の上に来ると、左足を魚から離し

片足に魚持ったまま杭頭に接近

水平姿勢を保ちながら左足を持ち上げ

杭頭に足がかかりそう

杭頭に到着、このあと持ち帰った獲物をゆっくり完食



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ベニアジサシ(全長33cm)がいると聞いたポイントには多数のコアジサシ(全長26cm)もいました

今回は両者の尾羽についての比較です。まずコアジサシの翼の下に見えている細く白い尾羽は、風切羽の先端より短いことが判ります

飛び立つ際に広げた尾羽も翼と比べると小さめです

その尾羽の最外側にある羽軸が長い

尾羽を一杯に広げると尾羽の羽軸が良く判ります

急に飛び出したのは、下の写真右下にいる幼鳥が接近してきたせいでしょう

もう十分成長しているのに、餌をねだっているのかも知れません

ちなみにベニアジサシ(下の写真)の翼と尾羽の関係を見ると、尾羽の比率が大きいことが判ります

少し姿勢は違いますが、コアジサシの翼と尾羽の関係(比率が小さいこと)が判る写真も何とか撮影できました



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7月は観察できる野鳥が少なくなります。そこで「神戸どうぶつ王国」まで出かけ珍しい鳥(キタベニハチクイ・全長24cm・英名Northern Carmine Bee-eater)を撮影してきました

ウイキペディア英語版では<セネガルから東のソマリア、エチオピア、ケニアまで、熱帯アフリカ北部で見られる>・・・日本の野鳥図鑑(以下図鑑)にハチクイの記載は無し

<この種は(他のハチクイと同様)背や胸、腹部、翼が紫赤色、頭と喉、上尾筒、下尾筒が緑がかった青色>・・・アフリカの図鑑にはハチクイの仲間が何と19種も記載

<光彩は赤、黒く尖った湾曲したクチバシ、細長い中央尾羽を持っている>・・・東南アジアの野鳥図鑑には6種が記載

<雌雄は外見が似ており、識別が難しい>・・・インドの図鑑には東南アジアとの共通種を含めた6種が記載

<幼鳥は中央の細長い尾羽がなく、胸から腹がピンクがかった茶色をしていることで成鳥と区別できる>・・・オーストラリアの図鑑には普通種としてレインボーハチクイ1種が記載

<通常は川岸の近くに巣を作り、そこでクチバシを使って長い営巣トンネルを掘り、長さが2.5m以上になることもある>・・・中国の図鑑には4種が記載

<コロニーは数個の巣で構成されているものもあれば、何百羽を収容するものもある>・・・ヨーロッパの図鑑には2種が記載

<同じ場所を数年間使用し、巣には昆虫の死骸が蓄積したことによる強い臭い(アンモニア臭)がある>・・・南北アメリカ大陸の図鑑に記載無し



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梅雨が明けて暑い日が続きますが、ベニアジサシ(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類・全長33cm)がいると聞いたので出かけてみました

コアジサシ(全長26cm)の集団が一斉に飛び出すと、やや大きなベニアジサシ(下の写真手前の方に4羽)も一緒に飛び出します

ベニアジサシとコアジサシの識別はまず体長の差、次にクチバシの色の違い

但し、遠いと色の違いが判り難いので、尾羽の形状の違い(ベニアジサシの尾羽が長い)がポイント

コアジサシやアジサシ(全長35cm)が止まっている際、尾羽先端より翼(初列風切)が後方に長く伸びています(尾羽が短い)

しかしベニジサシが止まっている際には、翼(初列風切)よりも尾羽の先端の方が長いのです

このポイントはベニアジサシと(酷似しているといわれる)アカアシアジサシを識別する際に使えそうです

ちなみにベニアジサシ(下の写真後方の2羽)とコアジサシ(前方3羽)が並んで飛行する姿を見ると尾羽の長さの違いは明らかです

但し、肉眼では無理なのでスコープを使うか両者を同一フレームに入れて撮影しないと判らないのが難点です・・・ベニアジサシの長い尾羽



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MFにコアジサシの群れが飛来し、次々とダイビングする光景が見られる日があります

コアジサシまで距離は約200m

カメラのオートフォーカスは背景のアシ原に取られ、コアジサシはピンボケに

それでも連写し続けるとダイビングするシーンが写ることも

2羽のコアジサシが同じポイントに向かてダイビング

クチバシと水面との距離が1cmくらいのタイミングでシャッターが切れればベストなのですが

そのタイミングには早すぎたり、遅すぎたりの連続

下の写真のタイミングでもまだ早い

下の写真ではクチバシと水面との距離は10cmくらい。タイミングが少し早かったようです



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自宅から1時間ほどかかって到着した池で飛んでいるゴイサギ(全長58cm)を見ました

着地しそう

後頭部の白い冠羽が見え、左にハスの花が

ハスの花は今の時期早朝に開花し、昼前には閉じてしまいます

ということで撮影時間は午前8時頃

繁殖期のゴイサギの足は、赤味を帯びた婚姻色となるそうなのでこの個体は繁殖期を終わったのか

それとも繁殖にはまだ早い若鳥か

10枚ある初列風切をしっかり見せてくれながらハスの花の前に着地

最後にハスの葉に着地したゴイサギ(の蕾か?)と、ハスの花の蕾



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昨日大阪港に停泊していた軽航空母艦「いずも」が出港する姿を撮影してきました・・・艦尾側から見ると乗組員が右舷甲板に勢ぞろい

「いずも」は全長248.0 m、艦首から艦尾まで全通式の飛行甲板を備え、満載排水量は26,000トン、速力30ノット(時速54km)・・・艦首を大阪港の出口に向けて変える間、乗組員は左舷に移動

旧海軍の航空母艦(正規空母)「蒼龍」の全長227.5 m、満載排水量20,295トンを上回る大きさ・・・立っている自衛官を数えてみると100名以上いるようです

乗員は520名(うち司令部要員50名)ですが、艦内には乗員以外に450名の長期宿泊が可能な装備があるようです。ちなみに海外メディアではヘリ空母と呼称・分類されているとか・・・トリミングしてみると女性自衛官も混じっていますね

「いずも」には2020年度防衛予算で甲板などの改修費31億円と搭載するF-35Bを42機購入することが決定・・・天保山の大観覧車と「いずも」

ちなみにF-35Bはアメリカ海兵隊のSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)戦闘機・・・艦首が出口を向くと、整列していた乗組員は解散

F-35Bが垂直離陸時する際には、エンジン後方のノズルを下方に曲げ、機体前方下部のリフトファンを駆動・・・舞洲清掃工場の煙突を背景とした軍艦旗

また主翼中央下面にエンジンからの圧縮空気を利用した姿勢安定装置も使用するとか・・・大阪港出口(大関門)を通過する「いずも」

「いずも」の艦内にある神社には艦名にちなんで「出雲大社」が勧請されています・・・ちなみに旧海軍の戦艦大和は奈良県の大和(おおやまと)神社



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