野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



根室市内から納沙布岬まで23km。その間に見た根室半島の自然を紹介しましょう。

途中の港にはオオセグロカモメ(全長64cm)が一杯。

平べったい根室半島の陸地は海水でかなり浸食されていますね。

太平洋岸の荒波に立つ岩の上になにかいます。

1羽のオオセグロカモメでした。

この岩の上はすべてヒメウ(全長73cm)です。ヒメウは環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB指定種。

全身が黒く見えますが構造色なので太陽光線の角度によっては緑色や紫色にも見えます。

納沙布岬への途中エゾシカ(体長150~190 cm)を何度も目撃。奈良のシカ(ニホンジカ・体長120~160cm・体重50~80kg)よりも一回り以上大きい。

エゾシカの体重は雄で90 - 140 kg(最も重いもので170 kgから200kg)発情期の雄や子育て中の雌は攻撃的になるので、近づくと危険です。



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伊藤サンクチュアリで撮影したタンチョウの飛行姿とタンチョウの大きさや生息数などを紹介しましょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)のタンチョウは<全長145cmで日本産のツル類で最大>とあり・・・・背景は雑木林

一方、鶴見台にある看板の説明書には<全長160cm、翼開長200cm以上、体重7~12kg>全長にやや違いがありますね。・・・地上にいるタンチョウの尾部は黒

以下鶴見台看板から<タンチョウは明治末期には絶滅したといわれていました>・・・飛行するタンチョウの尾羽は白

<大正13年釧路湿原で20数羽が生息しているのを発見>・・・地上では尾羽の上に重なる次列と三列風切が見えているのでしょう。

<昭和10年に国の天然記念物、さらに昭和27年には特別天然記念物に指定され>

<食べ物が少なくなる冬にトウモロコシを与えるなどの保護活動が続けられ、その生息数も増加しています>

北海道庁のHPにはタンチョウの越冬分布調査として確認羽数のグラフがあり。・・・頭の頂きに丹(赤)があるので丹頂

2021年1月下旬に1525羽と最多記録が更新され、2023年末には北海道内407か所で1086羽確認されています。



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鶴居村の鶴見台のあと、伊藤タンチョウサンクチュアリに移動しました。

背後は雑木林なので人工物は見えません。

看板には伊藤良孝さんが1966年からタンチョウに給餌を初め、1968年からは北海道の委託で給餌と監視を続けたとあります。

雪原に点在するタンチョウ(右端から3羽目の灰色はマナズル)

雑木林を背景に飛び出すタンチョウ。

中央のタンチョウは初列風切先端に黒色部があるので幼鳥でしょう。

前後は成鳥。幼鳥と一緒にいるので親鳥でしょう。

幼鳥の初列大雨覆先端部にも黒色部分が見えますね。



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道東のタンチョウ観察ポイント鶴見台のタンチョウですが、人工物が写らないよう青空を背景とした姿を追いかけてみました。

鶴居村観光ガイド「タンチョウウオーカー」には<鶴見台には毎年11月頃から3月頃まで集まり、12~2月には最大200羽前後>飛来するとか。

釧路駅からのアクセスは、阿寒バス鶴居線の「つるい保養センター」行きに乗り鶴見台で下車徒歩1分。

今回は宿泊した根室からガイドの車で来ましたので、片道が約3時間(往復6時間も)かかってしまいました。

しかし鶴居村にも宿泊施設はあります(ホテルグリーンパークつるい・HOTEL TAITO)

従ってタンチョウだけを見るなら鶴居村の宿泊が良いでしょう。

また釧路市内からのバス便があるので、釧路駅周辺での宿泊も良いかもしれません。

冬季、この鶴見台と鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリに行けば確実にタンチョウを観察することができます。

日本の特別天然記念物で環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されているタンチョウは、一度は見ておく価値があると思います。



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タンチョウ撮影のために根室市(人口2万2400人)から釧路市(15万7500人)を経て鶴居村(2468人)まで往復してきました。

まず到着したのは鶴居村の鶴見台。

鶴見台からタンチョウがいる場所を見ると、背後に倉庫や住宅などが点在しています。

タンチョウは数十羽いますが、どうも背後にある人工物が気になりますね。

農作業用機械の燃料となるドラム缶も多数。

ときどきタンチョウが飛び立ますが、その背後にしっかり人工物が写ります。

黄色いカバーのある電力ケーブルの手前を飛行するタンチョウ。

住宅の手前を飛行するタンチョウ。

タンチョウの背後に人工物が写らないのは空が抜けた場面だけ。

つづく



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オオワシですが、根室市内で飛行する姿を何度も見かけることがありました。・・・3日目の天候は晴れ。

そこで青空を背景として、タカ目タカ科の巨大なオオワシを連写してみました。

オオワシ(英名steller's sea eagle)はオホーツク海沿岸など狭い範囲に分布する猛禽類です。

手元にある北アメリカの野鳥図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)でオオワシを検索してみました。

それによれば全長オス84cm、メス104cm、翼開長オス221cm、メス244cm。

アメリカの国鳥とされるハクトウワシ(bald eagle)は、全長オス79cm、メス94cm、翼開長オス178cm、メス229cm。

またハクトウワシよりやや大きいgolden eaglen(イヌワシ)は全長オス76cm、メス102cm、翼開長オス203cm、メス224cm。

従って米国の野鳥図鑑によれば、どちらもオオワシよりやや小さく、最大の猛禽類はオオワシ(ウイキペディア英語版)ということになります。

しかしオオワシと米国の国鳥ハクトウワシは分布域が違うので、お互いが出会う確率はかなり低いと思います。



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根室で4泊することになり、早朝の根室市内を散歩してみました。・・・毎日お世話になったコンビニ(セイコーマート)は6時から24時まで営業

オホーツク海に面した根室市の人口は、2万2444人(令和5年・根室市HPより)・・・坂道の先にある暗い部分がオホーツク海。

人口が最も多かった昭和41年(1966年)4万9896人の半分以下となっていて減少傾向継続中です。・・・正面の明るい街灯が繁華街。

漁業の不振などがその理由だそうですが、北方領土が回復できれば一挙に盛り上がるのではないでしょうか。・・・早朝の繁華街

通りには1792年(寛政2年)ラクスマンの根室来航、大黒屋光太夫と磯吉という壁画が。・・・当時の根室には既に松前藩の運上屋があって藩の役人が常駐していた。

通りの向かい側には1931年(昭和6年)世界初北太平洋横断リンドバーグ大佐とアン夫人の根室到着の壁画

根室駅までの鉄道は1921年(大正10年)に開通しているので、その10年後にリンドバーグ夫妻が根室に到着したことになります。

なおウィキペデキアによれば2019年の根室駅の一日平均乗者数は87.8人(現在はもっと少ないでしょうね)。・・・早朝の根室駅

根室本線の富良野~新得間は今年3月末で廃止されますが、札幌~新得の石勝線等が残るので札幌・千歳空港から根室までのJRルートは確保されます。・・・根室駅の駅前広場と駐車場



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道東にはタンチョウが普通に生息していて、車で移動する途中(温根沼の近く)でもタンチョウを見つけました。

近づいてゆくと助走して飛び出し。

早朝だったので朝日が真横から当たっていますね。

タンチョウは飛び出す前、徒競走の「位置について」の号令を受けたかのように動きを止めます。

続いて「用意」の段階でゆっくり体を前に倒して。

最後に「ドン」の合図があったかのように走りだします。

大きなストライドで走ってから離陸へ。

初列風切は白、次列と三列風切りは黒。尾羽と雨覆は白。

地面に立っているタンチョウの後部が黒く見えるのは、次列か三列風切が尾羽の上にきているからでしょう。



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凍結した風連湖の上に立つオジロワシ(全長オス83cm・メス92cm・オオワシよりやや小さい)です。

オジロワシの跗蹠を覆う羽毛は黒褐色。オオワシは白色。

初列風切の外側5枚(P5~P10)の内弁は先端に向かって細くなっていますね。

カレイをゲットして、うれしそうな表情なオジロワシ。

こちらのオジロワシの尾羽には褐色部分があるので幼鳥かも。

飛び立つと、まるで茶色のズボンを穿いているように見えるオジロワシ。

図鑑(新版日本の野鳥・山と渓谷社)によれば、オジロワシの幼鳥羽が成鳥羽に変わるまでには6年くらいかかるとか。

オオワシの尾羽は凸尾ですが、オジロワシの尾羽は丸尾。

オジロワシの翼開長はオス180~メス230cm。ちなみにオオワシのそれは220~250cmとか。



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今回野鳥撮影での宿泊は道東にある民宿。撮影の移動は左の車(3日間で800km移動)大変お世話になりました。

玄関先から左は客室のある2階への階段。廊下の先の左に食堂、洗面所、浴室、トイレ。廊下の右側には本棚。

本棚にある野鳥図鑑コレクションの一部。ご主人が蒐集した各国野鳥図鑑(英文)やイラスト集がこの5倍くらいありました。

2階の共用ラウンジを囲んで客室が並んでいます。ここにも野鳥図鑑が多数。

宿泊した客室の広さは6畳くらい。室内は温風器(左窓下)でしっかり暖房されていましたが、座卓ではなく椅子とテーブルが欲しかった。

共用洗面所の洗面器は3か所、奥に洗濯機と乾燥機。

共用浴室の浴槽が広くて温まりました。なおタオルは置いていないので持参する必要があります。

共用トイレ男女別の入り口。

ウオッシュレットもちゃんと付いていましたので安心。これで1泊4000円(食事なし)、5000円(朝食付)なら格安でしょう。



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オオワシ撮影初日の天候は、雪ときどき曇りという悪条件でした。・・・雪の中を飛ぶオオワシ

雪に阻まれ、なかなかピントが合いません。

雪が止むと、ややピントが合いはじめ

雪の中、カメラの方向に飛んで来るオオワシの白い尾羽は、特徴のある凸尾(菱形)。

やや明るくなってきた逆光下を飛ぶオオワシ

オオワシ後方、樹木の枝にはオジロワシやオオワシが止まっています。

逆光の中、飛行するオオワシ

オオワシ撮影初日の天候は厳しいものでした。

あと2日間、撮影予定を取ってあるので天候は回復すると思います。



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今回の旅行の目的はオオワシ(全長オス88cm、メス102cm)の撮影などでしたが、初日は曇り、雪、みぞれという悪天候。

オオワシ(翼開張220~250cm)は1970年に国の天然記念物となり、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類にも指定されています。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)では<カムチャッカ半島やオホーツク海沿岸で繁殖し、日本には冬鳥として北日本に渡来>・・・<・・・>が図鑑の引用

<海岸、河川、湖沼に生息し群れでいることが多い>・・・雌雄はクチバシの高さで見分けることができるとか。クチバシの低い左がオス、クチバシの高い右がメスか。

<海上で魚を捕食するが、時には海鳥類も捕食する>・・・オオワシを挟む左はオジロワシ成鳥、右はクチバシが黒いのでオジロワシ幼鳥か。

オオワシ(クチバシ高さから左がメス、右がオスか)のクチバシは橙黄色、右のオジロワシのクチバシは淡黄色。

オオワシが完全な成鳥になるまでは6~7年かかるとか。・・・クチバシの上に明瞭な白色の羽毛があれば成鳥。

後方から近づき過ぎたので睨まれました。

オオワシ成鳥の光彩は猛禽類に多い黄色ですね。

つづく



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先日、野鳥写真撮影のため、北海道の東地区(以下道東)へ行ってきました。・・・関空から新千歳まではピーチ航空MM103便を利用。

新千歳到着後に尾翼下にある番号(JA903P)を確認すると、乗ったのは2023年1月運用開始のエアバスA321LR(180席)と判明。・・・関空を離陸

関空から富山沖の日本海を通って秋田県に入ると、雪を頂いた岩木山(標高1625m)が良く見えました。

ほどなく津軽半島の東側を通過、左端の雲の切れ間に小泊岬、竜飛岬は中央付近の雲の下でしょう。

新千歳空港に無事着陸。

新千歳空港の地下にあるJR駅から南千歳駅に、そこから特急おおぞら5号に乗り替えて釧路駅を目指します。・・・途中の景色

大阪(関空か伊丹)から羽田又は新千歳で乗り換え、釧路空港という飛行機ルートもありますが、交通費がやや割高なので今回はJRを利用しました。

途中の雪で特急おおぞら号は約20分遅延しましたが無事に根室駅に到着。・・・釧路根室間は正式には根室本線ですが、花咲線という愛称が使われています。

花咲線(2時間40分)が根室に向かう途中、何と2回もエゾシカとの衝突事故があって緊急停車。・・・花咲線の車両は1両編成ですが車内にトイレもあり。

つづく



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)で越冬しているアカアシシギ(全長28cm)です。

越冬仲間の3羽が揃って飛び出し。手前のアカアシシギには斑のある下尾筒が見えています。

背中の中央と翼後方の白色部が目立つアカアシシギ。

尾羽には黒褐色のバーコード模様が見えます。

尾羽を広げ3羽が着陸。

近くを飛ぶアカアシシギ。バーコード模様の尾羽は閉じたまま。

どうやら上尾筒にも尾羽と似たバーコードがあるようです。

残念ながら尾羽が良く判らない横向きに着地。

そこで以前に撮影したアカアシシギの尾羽を掲載。・・・残念ながら水面の色が違いました。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)で越冬しているコアオアシシギ(全長24cm)です。

飛び出す際には尾羽を一杯広げます。

その尾羽には微妙な模様がありますが、遠くて良く判りません。

今度は右側に飛行するコアオアシシギ  

尾羽が少し見えてきました

方向転換する際の体下面は殆ど白

右に飛ぶコアオアシシギの尾羽が見えてきました。

夏羽の尾羽と比べると茶褐色の斑がやや濃いように見えます。

着地寸前。やっと尾羽の斑の複雑な模様が見えてきました。



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