野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



神戸どうぶつ王国のバードショーを見てきました。・・・ショーに登場するシベリアワシミミズク

シベリアワシミミズクの翼

フクロウの仲間では最大級というシベリアワシミミズク、内側から見た翼

飛ぶのが苦手なオオバタン(インドネシアの固有種)

オオバタンは、全長50cmくらいあるインコの仲間です(インコの仲間には頭に冠羽が無く、オウムの仲間には冠羽があります)

ハリスホーク(南北アメリカに分布)を希望した子供の腕に乗せるサービスも

ハリスホークの和名は、モモアカノスリと言うそうです。確かに足の太ももに当たる部分が赤茶色をしています。

ベニコンゴウインコ(体長100cm)は南アメリカ北部に分布するインコの仲間。

ルリコンゴウインコ(体長86m)は、パナマから南アメリカ北部に分布するインコの仲間



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年末の大阪市内では、大阪府の鳥に指定されたモズ(これは♀)の姿を良くみかけるようになります。

そのモズが飛びたつ瞬間を撮影してみました。足が枝から離れた直後、翼はまだ開いていません。

翼が少し開かれようとしています。このあと翼が広がりましたが、その姿は撮影できませんでした。

こちらは、縄張りがモズと重なっているジョウビタキ♂です。

ジョウビタキもモズと同じで、翼はほとんど閉じたまま飛び出しています。

枝に到着した瞬間、翼を広げてバランスを取っていました。

すぐ近くの枝へ飛び出す時には、翼を少し広げるようです。

不安定なナンキンハゼの実の上に止まりました。

すぐそこから次の飛び出しとなりましたが、動きが早くてピンボケ写真となってしまいました。



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12月も終わり、もうすぐ新年となりますが、大阪の干潟には旅鳥のアカアシシギが2羽残っています。・・・背後にいるのは冬鳥のオオバン

秋の終わりに繁殖地のユーラシア大陸中部から東南アジアなどに向けて飛びたつ旅鳥のアカアシシギが冬鳥のホシハジロと一緒に写っています。

やや明るくなってきました。アカアシシギは、環境省レッドリスト2015絶滅危惧Ⅱ43種の一つに指定され、絶滅の可能性が増大している野鳥です。

絶滅の可能性が増大しているまま、放置しておくと、トキのように野生からいなくなってしまうかも知れません。

干潟で餌を探すアカアシシギのこうした姿を見ると、心が癒されるという人は多いのではないでしょうか。

殆んどのアカアシシギは、東南アジアなどに渡ってしまっていますが、まだ途中の大阪に残っているのは温暖化の影響かも知れません。

ユーラシア大陸の中部に比べると、大阪の冬はまだ温暖なのでしょう。

冬の柔らかい朝日に照らされたアカアシシギです。

我々の子孫にも、このアカアシシギをぜひ残しておきたいものです。



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先日、ホオジロガモを紹介しましたが、同じ日にツクシガモが大阪市内に飛来してきているのを見つけました。・・・ツクシガモまでの距離は220mくらい

ツクシガモまでの距離が遠かったので、別の日に近くから撮影できる場所に行き、なるべく大きく写してみました。

ツクシガモ(体長62.5cm)は環境省レッドリスト2015年絶滅危惧Ⅱ類に指定された、絶滅の可能性が増大している野鳥です。

かつて冬鳥として九州北部に渡来してきていましたが、地球温暖化の影響か、近年大阪市内やさらに北の地域へ飛来する数が増えているようです。

腹から下腹部にかけての黒帯は♂の特徴です。

ツクシガモの頭部は黒緑色、茶色の胸の帯。

初列風切羽は黒、次列風切羽の翼鏡は、緑色光沢、三列風切羽は茶色という派手な翼をしています。

尾羽は白ですが、後縁部に黒い帯が見えています。

他の野鳥もこれくらい大きく写せると、その姿が良く判るのですが、チャンスは少ないようです。



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ホオジロガモ(体長45cm)は、冬鳥として北日本に多く渡来、北海道では数百羽の群れを見ることができるそうです。

 

ところが、西日本(本州中部より南)でホオジロガモを観測できる場所は少ないようです。・・・頭部は黒緑色光沢、虹彩は黄色。

この日、いつもの野鳥撮影場所に行くと、ホオジロガモ♂1羽が泳いでいるのを発見。・・・頬の白い模様からホオジロガモと呼ばれるのでしょうが、♀にはありません。

距離が約200mも離れていたので、鮮明な画像ではありませんが、尾羽を水面から上げて泳いでいました。

ホオジロガモの頭部の黒緑色光沢は、光の角度で黒や黒紫色に変化するようです。・・・オオバンとのすれ違い

ホオジロガモは、肩羽の白地に細い黒線が並ぶ美しい姿をしています。

ホオジロガモの♀は、全身が黒褐色の地味な姿をしているので、この日とうとう見つけることができませんでした。・・・頭部は黒紫色

こんな美しいカモが大阪市内に飛来してきているとは、去年まで全く知りませんでした。・・・こちらは頭部が黒緑色に見えています。

毎年、冬になるとユーラシア大陸北部から越冬するために大阪市内にホオジロガモがやってくる。この素晴らしいサイクルを、これからも永く続けて欲しいものです。



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 先日、川の中洲で休むマガンを見ていると、右の方から薄茶色の野鳥が歩いてきました。

どうやらアカツクシガモ(カモ目・カモ科)のようですが、何しろ遠くてよく判りません。

後日、もっと近くに寄って撮影できる場所に移動してみました。・・・手前の2羽は頭部が淡色なので♀でしょう。

後方は良く似た名前のツクシガモ(カモ目・カモ科)、名前は似ていますが姿は全く違います。

もう少しズーミングしてみましょう。胸から体全体にかけて光沢のある橙褐色、嘴は黒、足は薄い黒褐色をしています。

黒くて細い首輪が見えるので、このアカツクシガモは♂でしょう。

最大までズーミング。虹彩は濃い茶色。嘴の内側には細かな溝があるようです。・・・背中が金色に光って見えていますね。

羽づくろい中、チラリと濃い緑色の翼鏡も見ることができました。

こちらは頭部が白い♀のアカツクシガモ。嘴が♂よりもやや長いようです。



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天然記念物に指定されている島根県のマガンの紹介の続きです。・・・田畑の中で休息、採餌するマガンの群れ。

マガンは、群れの中から数羽ずつのグループを編成して飛びたつようです。

マガンの腹に黒い斑があるのが成鳥でしょう。

マガンの飛翔は、どれも野生の王国シーンとなります。

3羽の野鳥

6羽の野鳥

飛行中のマガンを背面から

マガンの成鳥・・・うまくフレームの中央に入ってくれました。

胸から腹部にかけて黒い斑が無く、嘴の付け根の白色部が少ないので幼鳥でしょう。・・・翼の裏側が黒くなっているので、露出オーバーの失敗作ですね。



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出雲市の斐伊川河口一帯周辺は、マガン、ヒシクイ、コハクチョウの集団越冬地として知られています。・・・斐伊川河口から0.2kmの標識。

その斐伊川の左岸に沿って河口まで歩いてみました。・・・河口の最先端部から見た宍道湖。

斐伊川河口の左岸は、左に大きくカーブしながら別の川の河口に続きます。

その川の北側、橋を渡った所に宍道湖グリーンパークという野鳥観察施設があるので行ってきました。

その手前に湖遊館というスケート場がありましたが、出雲市中心部から車で30分以上かかるせいか、人影はまばらでしたね。

さて、宍道湖グリーンパーク(宍道湖西岸の自然観察施設)は、業務用冷蔵庫で有名なホシザキ電機のホシザキグリーン財団(1190年設立)によって1996年にオープン、既に20年が経過しています。・・・入り口

民間が設置した施設が20年間も維持されていることに驚きました。・・・宍道湖グリーンパークの広々とした庭

米子市が設置した米子水鳥公園は入場料300円が必要ですが、民間(ホシザキ電機)が設置した宍道湖グリーンパークの入場料は無料でした。・・・こういう企業が続出すれば日本ももっと良い国になるのでしょう。

ちなみにホシザキグリーン財団は、宍道湖グリーンパークのすぐ隣にある体験学習型水族館「島根県立宍道湖自然館ゴビウス」(2001年オープン・生きもの約200種10,000点を展示)の管理運営も受託しているとか。・・・宍道湖グリーンパーク観測棟内部



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米子水鳥公園の池にマガンが飛来してきました。レンジャーの説明ではマガンは警戒心が強く、なかなか人の近くに来ないそうです。

斐伊川では、すぐ近くから撮影することができたので、マガンを撮影するなら斐伊川の方がよさそうです。

ここのネイチャーセンターには開けることができない窓ガラスがあるせいか、すぐ前を野鳥が自由に泳ぐ姿を見ることができます。・・・ハシビロガモの♂4羽もすぐ前を泳いでいました。

ハシビロガモを真上から見ると、その嘴はクツベラのようですね。

翼を広げると目立つ、水色の雨覆がちょっとだけ見えています。

ネイチャーセンター前にいた冬羽のカイツブリ(全長26cm)、カイツブリは警戒心が強く、すぐ潜水してしまうので撮影の難易度が高い野鳥ですが、ここではかなり近くまで寄ってくれました。

ハシビロガモの手前、ゆっくり泳いでいるのは冬羽のカンムリカイツブリ(体長56cm)でしょう。

すぐ潜水してしまうので、カンムリカイツブリも撮影難易度が高い野鳥の一つですが、やはり近くを泳いでいました。

池の沖の方にミコアイサの♂2羽、♀か幼鳥と思われるもの5羽(合計7羽の集団)がいました。遠くてズーミングしてもこれが精一杯です。



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昨日の記事で紹介したコブハクチョウは、公益財団法人「中海水鳥国際交流基金財団」が管理する米子水鳥公園で撮影したものです。その米子水鳥公園を紹介しましょう。<・・・>はHPからの引用・・・入り口

米子水鳥公園は米子市によって設置され、1995年10月に開業、入場料300円を払って入るネイチャーセンター(974.10㎡、かなり広い)の中から水鳥の観察ができるようになっていました。

同公園の公式HPによれば<米子水鳥公園がある中海周辺は、国内で確認された野鳥のうちおよそ42%の種類が記録されており、山陰屈指の野鳥の生息地です>・・・ネイチャーセンター

<東端にある米子水鳥公園は、広さ約28haを誇る(大阪南港野鳥園の広さは19.3ha)水鳥のサンクチュアリ(保護区)で、水鳥の生息にとって最も重要な場所のひとつです>但しネイチャーセンター以外は、立ち入り禁止となっていました。・・・1階

<米子水鳥公園にいるコハクチョウは朝方に公園を飛び立ち、島根県安来市の水田地帯(安来平野)へ行って落ち穂や草の根を食べます>・・・2階の左側

<そして、夕方になると帰ってきます。米子水鳥公園は、コハクチョウにとっては「家」のような、大切な環境なのです>・・・2階右側

<他にも米子水鳥公園では、冬はカモ類やサギ類・国の天然記念物であるマガン・ヒシクイ・オジロワシなどが毎年観察されています(中略)>・・・ずらりと並んだスコープ

<米子水鳥公園は、この希少な環境が市民運動によって守られ、中海の一部としてラムサール条約に登録されたことをうけ、市民と共に自然を守り育てていく施設として運営しています>・・・窓から見た中海の一部

しかし、最寄バス停まで徒歩20分は、利用者にとって厳しい公園でした。公園から米子駅までの直通バスがあれば、何度も行って見たい場所なのですが。・・・マガンの群れ



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日本で見ることができるハクチョウの仲間には、コハクチョウ(全長120cm)、オオハクチョウ(140cm)とコブハクチョウ(152cm)がいます。米子水鳥公園で見かけたコブハクチョウを紹介しましょう。・・・コハクチョウ

コブハクチョウは、本来デンマーク、スウエーデン、ドイツ北部、ポーランド、ロシアなどで繁殖する野鳥ですが、その優雅な姿から戦後の日本や北アメリカ東部、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界各地に移入されています。

1975年に北海道の大沼国定公園に移入されたコブハクチョウの子孫はウトナイ湖に定着、冬季は茨城県霞ヶ浦で越冬していることが確認されています。

その他に鹿児島県の藺牟田池や山梨県の山中湖でも周年生息していて、大阪長居植物園にも旭川動物園から寄贈されたコブハクチョウが生息しています。

オーストラリアでは、1886年から1920年代までの間に移入されたコブハクチョウが増殖、今では多数の繁殖コロニーが存在しているそうです。

営巣期、強い縄張り行動をみせるコブハクチョウは、大型の野鳥なので他の鳥類や植物に影響を与える可能性は大きいようです。

事実、霞ヶ浦ではレンコンや在来植生を食害することが問題になり、愛知県では「条例」によってコブハクチョウの放逐を禁止しているといいます。

米子水鳥公園のレンジャーは、コブハクチョウのことを、増えすぎて困る野良猫のようなものと紹介していましたが、日本に導入されたコブハクチョウは野良猫に例えるほどは増えていないようです。

ところでコブハクチョウは、殆ど鳴かないために英語でmute(沈黙した)Swanと呼ばれています。直訳するなら黙白鳥(モクハクチョウ)でしょうか、こっちのほうが瘤白鳥と呼ぶよりも優雅な感じがすると思うのですが・・・。

参考文献:日本の野鳥590 真木広造 大西敏一著



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 近所の公園では、月齢17.5の下弦の月の前、獲物を探して飛ぶミサゴを見ることができます。

ズームアップしてみると、獲物を見つけようとしている真剣な目が判ります。

小さな獲物を見つけたようです。こんな小さな魚でも進行方向に並行になるよう、両足を使って持ち上げていますね。

別のミサゴが、大物を捕まえたようです。

 どうやら 縁起のいいマダイのようです。

マダイの口にかぶりついています。

 バランスを取るために翼を広げたところ

 これも別のミサゴです。こちらはチヌ(クロダイ)を捕まえたようです。ちょっと持ち方が不安定なように見えますが・・・

 この後、クロダイがちょっと尻尾を振ると、ツメがちゃんと掛っていなかったのか、スルリと下に落ちてしまいました。



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この日、近所の公園で鵜を見かけました。

その鵜が突然水中に潜って大きな魚をキャッチしました。どうやら大型のチヌ(クロダイ)のようです。

獲物が余りにも大きかったので持て余していますが、水面上に何度も持ち上げたりして魚が弱るのを待っているようです。

どうやら、弱ってきた魚の頭部を口の中に入れた模様です。こうなると魚は絶体絶命でしょう。

大きな口を上に上げ、魚の大物を一気に飲み込もうとしています。

この体勢に持ち込むと、どんな大きな獲物でも、スルリと喉の奥に入ってしまうのです。・・・横の鵜が羨ましそうに見ていますね。

魚を口の中に飲み込みましたが、まだ喉の途中に引っ掛かっているようです。

まだ完全に飲み込めていません。

やっと飲み込むことができたようです。それにしても、鵜が一気に飲み込むことができた魚の大きさに驚かされました。



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島根県には、天然記念物で環境省準絶滅危惧に指定されているマガン(真雁・体長6586cm)が毎年4000羽前後渡来します。

日本国内でマガンの渡来が最も多いのが宮城県伊豆沼内沼で7万羽以上なので、それと比べると大したことはありません。

西日本では鳥取県、滋賀県、佐賀県にも渡来しているようですが、その数は20羽前後と言われています。・・・右を見ているので飛びそうです。

昔は大挙して渡来してきていたカリガネ(環境省レッドリスト2015・絶滅危惧ⅡB指定)は、「カリ」又は「カリカリッ」と甲高く鳴くことが知られ、そこから「カリ」(漢字では雁)と呼ばれ、「カリが音(ね)」という名前が生まれたと推測できます。・・・離陸

カリガネとよく似たマガンも、かつてカリと呼ばれていましたが、カリに当てた漢字「雁」の音読みがガンだったため、ガンへと変化したようです。

またマガンの仲間のヒシクイが「ガガン」「グヮン」マガンも「グヮハハン」と鳴くので「ガン」となったという説もあるようです。・・・マガンのねぐらは、宍道湖や斐伊川の砂州で、耕起のない水田で草を食べているようです。

室町時代以降、「カリ」という呼び方が次第に使われなくなり、江戸時代には「ガン」が普通に使われるようになっています。

「ちんちん千鳥の啼く声は」の著者は、鳥名のカリがガンへと変化してきたのは「カリ」と鳴くカリガネが減って、「ガガン」「グヮン」と鳴くヒシクイやマガンが勢力を増したことと、漢字の読み方が和語から漢語へ変化したこと、と書いています。

カリからガンへの変化は、日本に飛来する野鳥の数の盛衰が引き起こした現象とも言えるようです。

参考文献:「ちんちん千鳥の啼く声は」 山口 仲美著



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島根県には、天然記念物で環境省絶滅危惧Ⅱ類に指定されているヒシクイが毎年100羽前後渡来します。その数は、同じ天然記念物で環境省準絶滅危惧に指定されているマガン(4000羽)よりもはるかに少ないので、見つけるには根気が必要です。

マガン(72cm)よりもやや大型のヒシクイ(全長85cm)はマガンとそっくりですが、嘴の形と色に違いがあり嘴をしっかりと見ることができれば識別できそうです。・・・正面がヒシクイ、右はマガン

ところが飛行中のヒシクイを下から見た場合、この黄色い帯を見分けるのは至難の業となります。・・・4羽ともヒシクイ

食性は植物食で、中でも菱の果実を好んで食べることからヒシクイ(菱食い)と呼ばれるようになったと考えられています。

開発や乱獲でヒシクイの日本への飛来数は減少、1971年に国の天然記念物に指定されています。また、ヒシクイよりも嘴が長く下嘴の厚さが薄いオオヒシクイという仲間がいることが知られています。

オオヒシクイは、東日本、特に新潟県の福島潟に最も多く毎年5000羽以上、西日本では琵琶湖に200羽前後が渡来してきます。

実は、島根県で越冬したヒシクイの1羽が直線距離850kmある日本海を8時間かけノンストップでロシアに渡ったことが、2010年の山階鳥類研究所の分析で明らかになっていて、オオヒシクイや他の地域のヒシクイの渡るルートと大きく外れているようです。

このことを根拠に島根県のヒシクイは、他のヒシクイやオオヒシクイとも違う、朝鮮半島に飛来する亜種ヒシクイと同種に分類されるべきという説もあるようです。

ところでガンとカモとは、英語で(Goose)と(Duck)と表記されているように、明らかに違いがあります。その違いとはカモよりもガンのほうが大きいこと、カモは魚など動物も食べますがガンは植物だけということ、カモは雌雄で羽色が違うものが多いのにガンは殆んど違わないということ、カモは年2回換羽しますが、ガンは1回しか換羽しないことなどだそうです。・・・ヒシクイが着地する下にいるのはすべてヒシクイ

参考文献:日本の野鳥590 真木広造 大西敏一著



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