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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の干潟にトウネン(全長15cm)6羽が渡来し、海面を飛行していました。

そこでトウネンの写真と一緒にシギチドリの渡来数ランキングを紹介しましょう。・・・ソリハシシギ(全長23cm)と一緒に飛ぶトウネン

2019年秋の環境省全国シギチドリ調査によれば、その渡来数5462羽と報告されています。・・・前方の2羽がトウネン

ちなみに2020年以降の調査数字は、調査員へのコロナ感染予防のためか大幅に少なくなっています。

さて、2019年秋のシギチドリ渡来数ランキングでは、トウネンが1位、続く2位はハマシギの4404羽。・・・ハマシギも大阪市内に渡来してきますが、その時期は秋が本格化してからでしょう。

3位はキアシシギ3195羽、4位はソリハシシギの2864羽。今年のこの干潟ではソリハシシギが例年よりも多く渡ってきているようです。

5位がダイゼンの2597羽、6位はメダイチドリの1537羽ですが、今年は両者ともにまだ少ないですね。

7位がアオアシシギの1376羽で、この干潟にも7月下旬頃から10数羽の集団で渡ってきています。

大阪市内の干潟にもこれから多くのシギチドリが渡ってくるはずで、これからが楽しみです。



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公園の池の中にいる魚を狙って毎日飛来するミサゴです。

飛び疲れると、池の横にある止まり木で休憩。・・・止まり木はフレームの左側にあり写っていません。

止まり木から獲物を見つけて飛び出しました。

池に向かって飛び出すミサゴを連続撮影。

獲物を見ながら急降下しています。

翼を広げて滑空しながら

翼を前に出し、やや右側に方向を修正中

そこからスピードアップ

右下の獲物を狙っていましたが、このあと急上昇。狩りは失敗したようです。



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この日の朝、近所の公園の干潟に渡来したアオアシシギが争っていました。

キアシシギが争う姿はよく見かけますが、アオアシシギが争うのは珍しいと思います。

着水したアオアシシギの上からクチバシを開けて襲い掛かっています。

下のアオアシシギも負けていません、クチバシを開け翼を広げて威嚇。

それでも空中のアオアシシギが優勢で、上から襲い掛かっていますね。

足で下のアオアシシギの頭を蹴っているようです。

下のアオアシシギは、たまらずその場から走って逃げ出すよう。

下のアオアシシギが急に走り出したので上のアオアシシギが足を水面に当てて急旋回。

このあと2羽が上下に並んで飛び去ってゆきました。



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今年はソリハシシギの当たり年のようで、近所の公園の干潟に多くのソリハシが渡来してきています。

飛行するソリハシの特徴は翼後方端部が白いこと。下の写真の中のそうでない1羽はイソシギ。

この日は風がなかったので、水鏡にその姿がしっかり映っています。

着地する寸前のソリハシシギ。翼後方端部の白色は次列風切にあり、両方の翼基部には黒い線、尾羽の枚数は12枚。

4羽が干潟の葦原で餌探し

このソリハシは餌を咥えて飛行しています。

獲物を横取りされるのを避けるために仲間から離れているのでしょう。

高速シャッターで撮る野鳥の姿はきれいですね。

クチバシに咥えているのはフナムシのようでした。



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近所の海岸にある防波堤でミサゴが獲物を狙って翼を休めていますが、右下と沖では獲物となるボラがジャンプしていますね。

シャッターを切るたびボラのジャンプが写るのはそれだけ魚影が濃いのでしょう。

堤防のミサゴは、眼下でジャンプするボラの仲間を狙っていると思います。

なかなか飛び出さないのは、持ち上げられる限りの大物を待っているのかも。・・・左からジャンプするボラもかなり大きい

ボラがジャンプした瞬間を捕まえられれば最も効率が良いのでしょうが、上手くタイミングを合わせるのは難しいでしょうね。・・・この瞬間なら体が海水に濡れる心配がありません。

そこでボラがジャンプする寸前、海面のすぐ下まで上昇してきた瞬間を狙っているのかも。

この付近のミサゴが獲物として持ち帰る魚種では、ボラが最も多いようです。

防波堤のミサゴは、海面に何度かダイビングしていましたが、防波堤の裏側だったので撮影できていません。

また、捕まえた獲物は、片足でしっかり掴んで海面から飛び立ちます。

空中に飛び出すと、両足で獲物の頭が前となるように掴み(雷撃機が懸垂している魚雷のようなので魚雷持ちとも言われる)食事場所に運ぶのです。



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近所の公園の池にスズメ(全長14cm)に近い大きさのトウネン(チドリ目シギ科:全長15cm)が渡来してきました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、トウネンの繁殖地はシベリア北部とアラスカ北部、越冬地はインド東部から東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど。

トウネンの英語名は、red-necked stint(直訳:頸の赤い小型シギ)欧州、北米、オーストラリアの野鳥図鑑でトウネンを調べてみました。

まずトウネンが分布していない欧州の野鳥図鑑(collins bird guide)には記載が無く、よく似たlong-toed stint(ヨーロッパトウネン:全長14cm)の記載があるのみ。

北米の野鳥図鑑(field guide to the birds of north america)でred-necked stintを引くと、その全長は16cm(日本の野鳥図鑑より1cm大きい)

シベリア北東部で繁殖し、春秋にアリューシャン列島(米国領)で見ることができるとあります。(越冬地は上記の通り)

北米の水鳥図鑑(shorebirds)でred-necked stintを引くと、length(全長13-16cm) wing(翼長98-112mm) bill(クチバシ長16-21mm) tarsus(跗蹠18-21mm)tail(尾羽38-48mm)と詳しく出ています。

最後にオーストラリアの野鳥図鑑(the australian bird guide)でred-necked stintを引いてみました。

そこにはwing(翼長98-112mm) bill(クチバシ長16-22mm) wt(重さ25-40g)とあり、翼長と重さまで表記してありました。野鳥のデーターは、欧米やオーストラリアの図鑑が詳しいようです。



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近所の公園の干潟に渡来したムナグロの写真と一緒にムナグロ(胸黒)の語源を紹介しましょう。

ムナグロを手元にある「鳥名の由来辞典」(柏書房)でちょっと調べてみました。<・・・>が引用部

<江戸時代前期の「本朝食鑑」に頭、背、翼、尾は黒くて黄斑あり、胸は灰黒にして黒斑(胸黒の所以)あり>

<腹は白、呼んで「胸黒鴫」(むなぐろしぎ)と記載されている>・・・腹が白いとあるのは冬羽のムナグロのことでしょう。

<あひぐろ(藍黒)しぎ、きびしぎ、むぎわらしぎ、うすずみむなぐろ等の異名がある>

<あひぐろとは、胸の色を「藍黒」と見たもの、きびしぎ、むぎわらしぎとは、背の黒地に黄色の斑紋をイネ科の黍や麦の色と見たもの>

<うすずみむなぐろとは、冬羽のムナグロの体色を薄墨色と見たものであろう>以上が鳥名の由来辞典からのムナグロの説明です。

さて「本朝食鑑」は、日本の食物全般について水火土部・穀部・菜部・菓部・禽部・鱗部・獣畜部に分けてその性質や食法などを詳しく説明した本で元禄10年(1697年)発刊。

その禽部に記載されていたので、当時のムナグロは食用とされ、現在とは比較にならないほど多数が渡来していたのでしょうね。



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ミサゴの雌雄識別は、体の大きさ(メスが大きい)と、胸の褐色帯の広狭・濃淡によるようです。

しかし、雌雄2羽が並び、大きさの比較ができ、かつ胸が見えないとその判定は困難でしょう。

先日、近所の公園の葦原を2羽のミサゴがかなり接近して飛行していました。

その大きさから、前を飛ぶのがメス、後方がオスのようです。

胸の褐色帯を比較できると思ってシャッターを切りますが、両方とも褐色帯が見える瞬間はなかなかやってきません。

翼の上面と背中が見える場面では、胸の部分をしっかり見ることができません。

また前方の1羽が胸部を見せてくれても、後方の1羽はよく見えないことが多いよう。

下の写真もやや判りにくい。

やっと見えてきました。左の胸の褐色帯が濃く広いのでメス、右の個体の胸の褐色帯は狭く、色も淡いのでオスと判断できそうです。



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近所の公園の池の上を1羽のアオアシシギに似たシギが飛行する姿を撮影してみました。

手元にアオアシシギが集団で飛行している写真があったので、上の写真と比較してみると、尾羽の先端から後方に延びる足の長さに違いがあります。

最初の写真のシギが着地する際に見えた翼下面、腹部、顔から頸部はほぼ白色です。オーストラリアの野鳥図鑑には翼下面と尾羽はpaler(白っぽい)と表記していました。

一方、アオアシシギが着地する際の写真では顔から頸部、翼下面に薄い灰褐色の細かな模様があります。

飛行する際に見える尾羽から後方に長く延びる足先(足指全部と跗蹠の半分位)は、コアオアシシギの特徴です。

コアオアシシギとアオアシシギ(下の写真)は大きさが違うので並ぶとすぐ判りますが、単独ではなかなか識別困難です。

そこで単独での識別ポイントは、飛行するシギの尾羽とその後方に延びる足の長さ。

尾羽先端部から後方に延びるのが足指の半分程度ならアオアシシギでしょう。

コアオアシシギは、白い眉斑と顔から頸部が白いことでもアオアシシギと識別できます。



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アオアシシギが飛行する際に見せてくれる翼下面の細かな模様は魅力的です。

羽ばたく際に見える翼上面には細く目立たない翼帯があるだけ。

また滑空する際、翼が水平なら下面にある模様は見ることができません。

この場面でも翼下面は見えていません。

着地する際には翼下面を見せてくれます。

着地する際に大きく羽ばたくので下大雨覆がめくれています。

次列、三列風切に薄灰色の細かな模様がありますね。

さらに近くから見ると、下雨覆に灰褐色の縞模様があります。

近くを飛ぶとさらに良く判りますが、なかなかピントが合いません。



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近所の公園の池にセイタカシギ(全長37cm)が渡来してきていました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればセイタカシギの繁殖地はユーラシア大陸中央部からヨーロッパ南部、越冬地は東南アジア、オセアニア、インド、アフリカ大陸。

シギ・チドリ類ハンドブック(文一総合出版)によると、このセイタカシギは第一回冬羽の特徴を示しています。・・・右にアオアシシギ

セイタカシギの全長(37cm)がアオアシシギ(35cm)より上なのは尾羽の長さのせいでしょう。野鳥の全長はクチバシから尾羽まで、つまりクチバシや尾羽の長さが決めてとなります。

手元にあるオーストラリアの野鳥図鑑で両者の体重見ると、セイタカシギ(140~220g)に対してアオアシシギは(170~250g)。

体重はアオアシシギが上ですが、見て判るように足(跗蹠/tarsus)の長さが大きく違います。図鑑によると跗蹠はセイタカシギ(100~137mm)に対してアオアシシギ(52~66mm)。最大71mmの差

足が長いので体も大きく見えるせいか、セイタカシギが威嚇するとアオアシシギは逃げ腰ですね。

左のムナグロ(チドリ目チドリ科)は全長24cmと図鑑に記載されていますが、クチバシ(21~25mm)が短く、セイタカシギのクチバシ(56~67mm)と比べると最大42mmの差。

尾羽の長さムナグロ(54~70mm)、セイタカシギ(72~86mm)と16mmの差。クチバシと合わせた差の58mm(約6cm)を加えたムナグロの全長は30cmとなり図鑑の全長ほどの差は無いようです。



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近所の公園にミサゴが飛来してきました。ミサゴに朝日が差し込み、背景の林が暗く写っています。

公園の葦原の前を低空飛行

突然もう1羽のミサゴが飛来し、追いかけっこが始まりました。これもモビングの一種でしょうか。

前を飛ぶミサゴの方が体がやや大きいのでメスで後方がオスかも。

ミサゴの雌雄を識別するポイントは、胸の褐色帯の広狭・濃淡とか。

下の写真を見ると、左の個体の胸の褐色帯が広く濃く、右の方は狭くて薄いように見えますね。

ということで、メスをオスが追いかけているようです。

2羽がかなり接近しました。

2羽は翼同士が接触しそうな距離まで近づき、そのまま飛び去ってゆきました。



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近所の干潟に渡来してきたキアシシギが飛ぶ姿を紹介しましょう。

キアシシギは縄張り意識が強く、仲間のキアシシギが近くに来ると、すぐ追い払う行動に出ます。

そのため干潟上空を2羽のキアシシギが追いかけっこをする姿をよく見かけます。

このときも後方のキアシシギが縄張りに侵入した前方のキアシシギを追いかけ飛んでいました。

これもモビングと呼ばれる鳥類特有の疑似攻撃の一種でしょうか。

2羽のキアシシギはかなりのスピードで飛ぶので、両方をカメラのファインダーに入れたたまま追いかけるのは大変です。

それでもキアシシギの飛行速度に合わせてレンズを振り、連写を続けました。

2羽の飛行姿勢が次々と変化するのが面白く、粘って連写を続けます。

2羽同時ファインダーフレームに入ったのは、ここまででした。



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ムクドリが止まる場所を巡って先陣争いをする場面の続きです。

4羽が杭頭部の止まる場所を争っています。

先に止まった1羽の背中に上で飛んでいた1羽が飛び蹴り。

下のムクドリもクチバシで反撃か

下のムクドリがクチバシを大きく開けて威嚇すると上の奴はひるんだよう。

一旦ひるんだ上の奴は攻撃姿勢を止めてホバリング。 

ホバリングしたまま攻撃を続行するよう。

上の奴が足蹴り攻撃再開

下のムクドリはたまらず飛び出しました。



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近所の公園に飛来してきたミサゴが池の中にダイビングし、離水するまでを紹介しましょう

池の中の獲物を見つけたよう

足指をクチバシよりも前に出して急降下。これをダーウィンポーズと呼ぶようです。

すぐに浮上。獲物はキャッチできたのか?

まず翼全体を水中から持ち上げます。

持ち上げた翼を上に大きく伸ばし

伸ばした翼で大きく羽ばたくと

たった1回の羽ばたきで足と尾羽以外が水面上に

次の羽ばたきで足指以外(ぼぼ全身)の離水が終わっています。



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