野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



コアジサシの交尾を近くから撮影できました。

オスがメスの上に飛び乗り

バランスを取りながら

メスとの交尾体勢に

交尾

オスの足指の爪がメスの背中に食い込み

そろそろ離れそう

メスの上から離れたオスが伸びをしました



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近郊の動物園にいるハシビロコウ(全長100〜140 cm・英語: Shoebill・クチバシが靴という意味)がジャンプする姿を撮影してきました。

ウイキペディアによれば<ハシビロコウの頭頂までの高さは110-140センチメートル、中には152センチメートルに達するものもあり、翼開長(下の写真に写っています)は230~260cm>

<ペリカン目ハシビロコウ科ハシビロコウ属に分類される鳥類で、本種のみでハシビロコウ科ハシビロコウ属を構成する>・・・ほかに同種の野鳥はいないということか。

アフリカ大陸東部から中部の湿地帯に棲息し、餌とするハイギョが水面に浮かんでくるまで数時間動きを止める「動かない鳥」として知られる>・・・が、時にはジャンプもします。

<夜行性で、昼間はパピルスなどの草の間などで休み単独で生活する。頸部をすぼめながら飛翔する際の羽ばたき回数は1分間に150回と鳥類の中では非常にゆっくりしている>

<長い飛翔は稀だが、興奮した際には100-500メートルほど飛ぶことがある。鳴管が退化しており鳴くことは少ないが、嘴を打ち鳴らすクラッタリングをする>・・・この日もクラッタリングをしていました。

<農地開発などによる生息地の破壊、水質汚染、狩猟・捕獲などにより生息数は減少している>ICUN(国際自然保護連合)のVU(危急種・野生絶滅0~データー不足6までの3番目)に指定されています。

<2022年までで、飼育下繁殖の成功例はベルギーとアメリカ合衆国の2例のみ>・・・飼育下での繁殖は難しいようです。

<2020年に死亡した伊豆シャボテン公園のハシビロコウは。推定年齢50歳以上。日本国内で最も長寿のハシビロコウだった>・・・大型野鳥は長生きするようです。



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前回紹介したコアジサシのヒナよりも少し早く孵化したヒナです。

2羽いました。

横から見たエンゼルポーズ(顔が草に隠れています)

ポーズの終わりに顔を見せてくれました

後ろ姿

伸びてきた翼で羽ばたき

翼下面は羽毛が産毛状態

初列風切羽は、既に生え揃っていますね。

空を飛ぶことができるのはもう少し先でしょう。



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コアジサシの記事の途中ですが、近郊の動物園には南米大陸西岸に分布するインカアジサシ(英名inca tern・全長40cm・チドリ目カモメ科アジサシ亜科)がいます。

その特徴は赤いクチバシと、その基部にある黄色の肌、その上部から後方に延びるヒゲのような細長く白い羽毛。

翼上面から背、上尾筒、尾羽までは灰色。尾羽は凹尾。

脚は赤、翼下面は灰白色、初列の一部と次列三列風切の端部が白。

ここから飛び出しシーン。

初列風切のP5~P10は、端部を含めて黒褐色。

尾羽は燕尾ではない凹尾。

下雨覆は風切下面と比べるとやや薄い灰白色。

飛び去ってゆくインカアジサシ。灰色の全身に翼後端部の白が目立ちます。



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地上にいるコアジサシの前後にいるのは孵化したばかりのヒナですね。

コアジサシのヒナは左に2羽(ピントが甘い)、親鳥の横に1羽の計3羽。

餌を持って帰った右の親鳥がヒナにそれを渡し中。

ヒナは短い翼を羽ばたかせて餌をねだっていますね。

ヒナが餌を受け取って

餌を呑み込むのに四苦八苦しているヒナを心配そうに見ている親。

餌を呑み込んだヒナを見て、次の餌を採りに飛び立つ前の親鳥。

暫くして、ヒナの口に合わせた小魚を持って帰った親鳥。

今度は別のヒナに餌渡し。



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撮影する野鳥の少ない6月ですが、コアジサシ(全長26cm)だけは別です。

白い尾羽が美しいコアジサシが郊外の海岸にいました。

尾羽を広げて左に方向転換

魚を捕ったコアジサシを追いかけるコアジサシ

下の写真を見ると魚は小アジ(豆アジ)でしょう。小アジをクチバシに刺して飛ぶコアジサシ。

小アジをパートナーのコアジサシに渡すのか。

この時期、コアジサシは繁殖活動中です。

コアジサシの卵は2~3個が普通。

パートナーに餌を持って帰ってきたコアジサシ



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近郊の動物園でアカツクシガモ(全長64cm)のヒナを見ることができました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図ではユーラシア大陸中部で繁殖、越冬地は中国南部、インド、東南アジアなど。

日本では数少ない冬鳥として環境省レッドリストのデーター不足(DD)に分類されているので、アカツクシガモのヒナを野生で見る機会はほぼ無いと思います。

手元にある中国の野鳥図鑑(john mackinnon guide to the birds of china)でツクシガモ英名(ruddy shelduck)の分布を調べてみました。

それによれば、中国北部からモンゴルで繁殖、チベットと新彊ウイグル自治区の広い地域で留鳥。

中国雲南省から江蘇省までの中国中部南部や東南アジア、インドなどで越冬とあります。

アカツクシガモは中国では普通にみることができる野鳥ではないでしょうか。

英名(ruddy shelduck)をウイキペデイア英語版で見ると<中央アジア、東アジアで個体数は安定又は増加していますが、ヨーロッパでは一般的に減少>とあります。

英国の図鑑(collins bird guide)では黒海周辺で繁殖とあり<英国では迷鳥で10年に1度か数回程度観察される>そうなので英国人バーダーが見れば喜ぶでしょうね。



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野鳥の少ないMFで6月に撮影できる代表的な野鳥がコアジサシです。それが飛び込む姿を撮影するコツを紹介しましょう。

コアジサシは時々華麗なダイビング姿を見せてくれます。その姿をカメラで追いかけると、途中の緊張した瞬間を連続して撮影することができます。

コアジサシは垂直に近い角度でダイビングすることが多いので、撮影のコツはレンズを上から下に素早く振ること。

コアジサシが流れないようシャッタースピードは1/4000秒くらいが理想的だと思います。

その際に必然的にISO感度が高くなるので、撮影は曇った日を避け、晴天の日が理想的です。

1秒当たりの連写枚数が多いほど撮影成功の可能性は増えてきます。

最初はうまく追いかけることができなくても、何度かシャッターを切るうちにコツが掴めると思うので失敗したときの消去の手間を覚悟すること。

敢えて遅いシャッタースピードでコアジサシをしっかりと追いかけ、背景だけが流れる写真に挑む上級カメラマンもいます。

いずれにしてもダイビングを開始したコアジサシが海中に突っ込むまで、その姿をフレームに入れたままシャッターを押して連写することが重要です。



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コウノトリ目サギ科のゴイサギ(全長58cm・五位鷺・ゴイサギ属)命名の由来を先日紹介しましたが、〇〇ゴイと呼ばれるゴイサギの仲間がいます。

例えばササゴイ(全長52cm・ササゴイ属)雨覆にある白色の羽縁が笹の葉のように見えるのでササゴイとされたとか。MFに旅鳥として立ち寄ることもあります。

こちらMFで繁殖していたヨシゴイ(全長36cm・幼鳥・ヨシゴイ属)は、環境省レッドリストの準絶滅危惧(NT)指定種です。

名前の通り、主に葦(ヨシ)原に生息するヨシゴイ(英名yellow bittern・直訳:黄色い小型ゴイサギ)は、ゴイサギの仲間で最小とされています。確かに明るい褐色=黄色に見えますね。

下の写真ミゾゴイ(全長49cm・英名:japanese night heron・ミゾゴイ属)は、日本の野鳥590・平凡社に「本州中部以南の日本」だけで繁殖する野鳥とあります。

英名にjapanese○○とある野鳥はウズラ、キジ、カラスバト、ウミウ、カンムリウミスズメ、ツミ、コゲラ、アオゲラ、サンコウチョウ、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、ヒレンジャク、クロツグミ、コマドリ、セグロセキレイ、イカル、ノジコ、カヤクグリ、コジュリンなど。恐らく明治時代に欧米人バーダーが来日して初めて見た野鳥をjapanese○○と命名したのでしょう。今では日本以外にも分布することが判っている野鳥もいますが、現在では世界共通の英名となっています。

鳥名の由来辞典で<田んぼ近くの小川(溝)などに生息するのが由来という>ミゾゴイは、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU・6段階の3番目)指定種です。

〇〇ゴイではありませんが、アカガシラサギ(全長45cm・アカガシラ属)もゴイサギの仲間と言えるでしょう。アカガシラゴイと命名した方が良かったかも。

南米に分布するヒロハシサギ(全長50cm・英名boat-billed heron・ヒロハシサギ属)も、クチバシの形は違いますがゴイサギの仲間でしょう。ヒロハシゴイと翻訳されることもあるようです。



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6月は多くの野鳥が繁殖のためマイフィールド(MF)からいなくなります。そこでハシボソガラス(全長50cm)の飛び出しシーンを撮影してきました。

日本の野鳥590・平凡社によれば<全身が黒色で、成鳥は青紫色の光沢がある>下の写真を見ると確かに・・・。

<クチバシはハシブトガラスよりも細く、上クチバシはやや湾曲し、基部から上クチバシの半分までを羽毛が覆う>

<雑食性で主に果実や昆虫類などを採食する>

<市街地で残飯をあさる傾向は、西日本ではハシボソガラスの方がハシブトガラスよりも多い>

ウイキペディアには<外から見える羽は黒いが、皮膚に近いところの短い羽毛はダウンジャケットのように白く柔らかな羽毛で、寒さに非常に強く冬も平気で水浴びをする>とあります。

ハシブトガラスよりも知能は高く、信号停車中の車のタイヤの前にクルミや貝などを置いて割るのも本種である>

<ハシブトガラスが森林に生息していたのに対し、本種は人里近くに生息、かつて日本では「カラス」といえば本種を指した>

<近年都市周辺へハシブトガラスが進出したため、「日本のカラス」の座をハシブトガラスに譲ることになった>



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6月は多くの野鳥が繁殖のためマイフィールド(MF)からいなくなります。そこで動物園にいるゴイサギ(日本の図鑑での全長58cm)が飛ぶ姿を撮影し、各国の野鳥図鑑にゴイサギがどう記載されているかを調べてみました。

中国の図鑑(john mackinnon guide to the birds of china)でゴイサギ(black-crowned night heron・全長60cm)の分布を探すと中国中部から東部で夏鳥とあり、中国に広く分布しているようです。

インドの図鑑の全長は58~65cm、インド全域で留鳥ですが中央部では冬鳥となっています。

英国野鳥でも全長は58~65cmとされ、イベリア半島からカスピ海までのヨーロッパ南部で夏鳥、北アフリカでは旅鳥とあります。

米国の図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)の全長は64cm、米国南部以北で夏鳥、米国南部からメキシコで留鳥とされ、幼鳥、1年目、2年目春、成鳥のイラストが表示されていました。

アフリカ南部の図鑑(birds of southern africa-ian sinclair編)では全長56~61cm、アフリカ大陸南部に広く分布しているようです。

日本の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の図にはオーストラリア、ニュージーランドに分布していないとあります。

そこでオーストラリアの図鑑を見ると(black-crowned night heronは)迷鳥とあり、1941年と1994年の2回観察された記録があるとか。

観察例が少ないせいか、白に近い灰色(掲載写真参照)の翼が、オーストラリア図鑑イラストには淡青色に描かれていました。



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今の季節なら繁殖活動中のコアジサシが頻繁にダイビングする姿を見ることができます。

暗い背景の前でダイビングする白いコアジサシ

ダイビングする前に脚が腹部にセットされます。

海面が見えてきて

獲物のいる水中までもう少し

尾羽でダイビングポイントを微調整

ロックオンして

クチバシをやや開き

頭部だけが水中に



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6月は多くの野鳥が繁殖のためマイフィールド(MF)からいなくなります。そこで動物園にいるゴイサギ(全長58cm)を近くから撮影してきました。

図鑑:日本の野鳥590・平凡社によれば<成鳥は頭頂から後頸、背から肩羽までやや暗い紺色。後頭に数本の白く細長い飾り羽がある。翼と尾羽は灰色>

<光彩は赤く、繁殖期には足が赤味を帯びた婚姻色となる。留鳥として本州以南に広く分布し、南西諸島では冬鳥>・・・この飾り羽(下の写真では3本)興奮すると直立します。

さてゴイサギの語源を鳥名の由来辞典・柏書房で検索すると次のように出ていました。<平家物語の五に、延喜の帝(醍醐天皇・在位897~930年)神泉苑(京都市中京区に一部が現存)に行幸あり>

<池の水際にサギがいたりけるを、(醍醐天皇が)六位(天皇の秘書的立場の蔵人か)を召して、あのサギをとってまいらせよ>

<(蔵人は)いかでか捕らん(どうして翼のある鳥を捕ることができようか)と思いけれども綸言(天皇の命令)なれば(仕方がない)と向かう>

<(蔵人が)サギに向かって「宣旨(天皇のお言葉)ぞ」言えば、(サギが)平んで(畏まって)飛び去らず(中略)>

<(天皇はサギに)汝が宣旨に従って参りたることこそ神妙なれ。やがて五位になせとてサギを五位にぞなされける>

当時、天皇の住む清涼殿に入る(昇殿が許される=天皇と面会できる)のは、五位以上の者と蔵人と定められていました。自分の前にいたサギに五位の位階を与えたのは醍醐天皇の咄嗟の機転でしょう。・・・今から1000年以上前から五位鷺と呼ばれるようになったという話でした。



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6月は多くの野鳥が繁殖のためマイフィールド(MF)からいなくなります。そこで動物園にいる鳥を撮影しその絶滅危惧度を考察してみました・・・ワライカワセミ(全長40~47cm)オーストラリア東部に広く分布し絶滅危惧指定種ではありません。

パラワンコクジャク(全長50cm)フィリピンパラワン島の固有種。ICUN(国際自然保護連合)の絶滅危惧VU指定(絶滅の危惧が増大)

ICUN(国際自然保護連合)の絶滅危惧VU指定(野生絶滅0からデータ不足6まであるレベルのうち3番目の危急的なレベル)・・・パラワンコクジャクの上尾筒には青や青緑色の斑紋あり。

ニジキジ(全長メス60~オス70cm)。カシミール地域北部、インド北部、ネパール北部、ブータン北部で留鳥。ICUNの絶滅危惧LC指定(軽度に懸念される野生絶滅から5番目の危機レベル)

ここからツルの仲間。タンチョウ(中国図鑑の全長150cm・以下同じ)釧路湿原で留鳥。中国の野鳥図鑑には沿海州から中国北部で繁殖、朝鮮半島と揚子江河口~中流域で越冬。ICUNのEN指定(近い将来における野生での絶滅の危険性が高い。野生絶滅から2番目の危機的なレベル)

タンチョウと似ているオグロヅル(全長150cm)中国の野鳥図鑑にはチベット、中国青海省で繁殖、ブータン、雲南省で越冬。ICUNのVU指定(絶滅の危険が増大している。野生絶滅から3番目の危急的レベル)

アネハヅル(全長105cm)ユーラシア大陸中北部で繁殖、インド西部や北東アフリカ、中東で越冬。ICUNのLC指定(野生絶滅から5番目の低く懸念されるレベル)

ソデグロヅル(全長135cm)ユーラシア大陸北東部で繁殖、中国江西省北部、インド北部、イラン北部で越冬。ICUNのCR指定(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い。野生絶滅から1番目の深刻な危機的レベル)タンチョウよりも絶滅危惧度が高い。

オオヅル(全長156cm・ツル科最大種)インド中部~北部、パキスタン北部に分布。ICUNのVU指定(絶滅の危険が増大している種。野生絶滅から3番目の危急的レベル)



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6月は多くの野鳥が繁殖のためマイフィールド(MF)からいなくなります。そこでこの時期を狙って動物園のホオジロカンムリヅルを撮影してきました。

ホオジロカンムリヅル(英名Grey Crowned Crene・全長105~112cm)の仲間には、やや小型のカンムリヅル(英名Black Crowned Crene・全長95cm)がいます。

ホオジロカンムリヅルの分布はアフリカ大陸の南部。カンムリヅルはアフリカ大陸の中部とされています。

ホオジロカンムリヅルの頸から胸は淡い灰色ですが、カンムリヅルの頸から胸は濃い黒灰色なので種の識別は容易です。

ホオジロカンムリヅルの翼上面。初列風切10枚は黒、次列、三列が茶色、雨覆は白、肩羽と尾羽は黒灰色。

ホオジロカンムリヅルの翼下面。初列風切は黒、次列、三列が茶色、下雨覆は白、尾羽は黒灰色。

日本語「カンムリヅル」で写真を探すとホオジロカンムリヅルばかり出てきますが、英語「Black Crowned Crene」で検索するとカンムリヅルの姿を見ることができます。

風見鶏のポーズ

ホオジロカンムリヅルで最も特徴的なのはこの冠羽でしょう。



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