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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



MF(マイフィールド)に渡来してきている渡り鳥のコアオアシシギ(左の2羽・全長24cm)とアオアシシギ(右の2羽・全長35cm)です

アオアシシギ(前方の3羽)とコアオアシシギ(右端)が左の干潟に向かって飛び出し

着地したアオアシシギ(中央)とコアオアシシギ(右)、左はソリハシシギとキアシシギ

アオアシシギとコアオアシシギをトリミングして拡大

細いクチバシがコアオアシシギの識別ポイント

アオアシシギが急に飛び立ったと思っていると

すぐに降下

着地

アオアシシギに挟まれたコアオアシシギ



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渡り鳥のトウネンが飛行するMF(マイフィールド)に見慣れない赤褐色のカモ3羽が渡来してきていました

旅鳥のトウネンやシギが渡って来る季節、日本で越冬するカモ達もシベリア(繁殖地)から戻ってきます

このカモは、繁殖後の目立たない羽衣(エクリプス)のヒドリガモ(全長48cm)でしょう

上空を飛ぶトウネン(全長15cm)、水際のアオアシシギ(全長35cm)留鳥のカルガモ(全長61cm)に囲まれたヒドリガモ

アシ原の水際にいるアオアシシギ(左)とアカアシシギ(右・28cm)が警戒しています

それを察したのか、ヒドリガモ3羽は右にいるカルガモの群れに向かって移動開始

カルガモと合流したヒドリガモ(オスの成鳥1羽と幼鳥が2羽のよう)・・・同じカモの仲間なので親近感があるのか

しかしカルガモが攻撃仕掛けるとヒドリガモが羽ばたいて逃げるそぶり・・・翼鏡の緑色光沢がわずかに見えています

この個体は翼鏡が黒い(メスの翼鏡は褐色)のでオス(幼鳥か)のように見えましたがどうでしょうか



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MFの留鳥カイツブリ(全長26cm)3羽と渡り鳥のシギ3羽(ソリハシシギ2羽、キアシシギ1羽)が珍しく同じフレームに入りました

突然カイツブリ3羽が高速で水面を走り始めました

翼を広げて走行してるのですぐに飛び上がりそうですが・・・

なかなか飛び上がりません、しかし助走でできる水柱の間隔が広くなっていきます

先頭の1羽の足がつくる水柱が小さくなり水面から離れそう

前から2番目も足が水面から離れそう

しかし、なかなか水面から足が離れず助走でできる水柱の間隔が広くなるだけ

3羽が揃ってやっと体が空中に浮かびました

カイツブリが飛び立つためには、かなり長い助走が必要なようで、飛行姿を見るチャンスが少ないのもそのためでしょう



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いつも野鳥撮影しているMFに今年もキリアイ(全長17cm)が渡来してきました

小型のシギの上、距離が130m(マピオンキョリ測での測定)くらいあるのでこの大きさが精いっぱい

キリアイ頭部は頭頂の黒褐色縦斑の両側に白線、次に褐色の細い頭側線、その下に白い眉斑、横からは目の上に2本の白線が見えます

キリアイの背はやや赤味がかった褐色、羽縁の白色部が目立つのは幼鳥とか・・・左のキアシシギ(全長25cm)との大きさ比べ

キリアイのクチバシの先端部は僅かに下に曲がっていますが距離が遠いのでハッキリしません

MFに渡来するシギの仲間では数が少なく、その渡来を撮影できない年もありました

また警戒心が強く、近くで撮影できるチャンスも少ないのが難点

しかし、一昨年の9月中旬、距離45mという近い場所にやってきたことがありました

ソリハシシギ(全長23cm)と並んだ際の大きさ比べ、キリアイ(全長17cm)が小さなシギということが判る証拠写真



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昨日の記事の続きです。MFに飛来したハヤブサ(全長オス42cmメス49cm)が狙う獲物はシギの仲間、この日はチュウシャクシギ(全長42cm)を追いかけていました

しかし繁殖地のシベリアから遠い越冬地(遠くはオーストラリア)まで渡るシギの飛行能力は優れていて、ハヤブサ(全長がチュウシャクシギと近似しているのでオスか)の追跡から離脱します

チュウシャクシギに逃げられたハヤブサがカルガモ(61cm)のすぐ上を飛行、体の大きなカルガモでもややビビッていますね

カルガモたちは鳴きながら一時パニック状態になっていましたが、ハヤブサはすぐに飛び去りました

狩りに失敗し、石の上で休憩していたハヤブサに突然トビ(全長オス59cmメス69cm)がモビング(疑似攻撃)

トビの餌となるのは動物や魚などの屍肉で、生きたハヤブサを捕食することはありません

体が大きなトビにモビングされるハヤブサ幼鳥は、尾羽を一杯に広げて急旋回

体が小さく丈夫な翼を持つハヤブサの飛行能力と旋回能力はトビより優れているはず

トビの初列風切はバラバラに分かれていますが、ハヤブサの初列風切は隙間なく揃っていてトビよりも高速で飛行できる証でしょう



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MFに飛来、獲物を求めて高速で飛び続けるハヤブサ(オス42cmメス49cm)の幼鳥

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)には<幼鳥は頭頂部からの上面が褐色で羽縁はバフ色(バフ色とは淡い黄褐色)>

<喉からの体下面はバフ白色で黒褐色の細い縦斑や太いV字斑がある>・・・獲物の対象ではないカワウ(全長82cm)の上を通過

<飛翔時のハヤブサは翼先(初列風切)が分離せず尖って見える>・・・アシ原に向かって飛行

獲物としては大きすぎるカルガモ(全長61cm)は、ハヤブサがすぐ横を飛んでも無視

バフ白色で黒褐色の細い縦斑がある体の下面が見えたシーン

ちなみにMFで以前見た成鳥の体下面は<白色で胸と脇から黒褐色の細い横斑>があり、幼鳥と明らかに異なります

幼鳥のアイリングは淡青緑色ですが、成鳥のアイリングは黄色・・・尾羽の後方にややピンボケですがハチがいますね

秒間20枚で撮影した次のコマ(1/20=0.05秒後)でのハヤブサとハチの距離の開き



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MF(マイフィールド)に生息しているカワセミ(全長17cm)の古い文献での記述と、その飛び出しを紹介しましょう・・・<・・・>が引用部分

<「古事記」には天命に逆らった天若日子の葬儀の際「翠鳥を御食人となし」と、天若日子によって殺されたカワセミを御食人(みけびと)に指名とあります>

<ちなみに御食人とは死者に供える食物を作る人のこと>・・・天からみれば延々と遊んで騒いでいた天若日子の葬儀に、彼に殺されたカワセミや雁、鷺、雀などの怨霊を招いたという話

<同じく古事記で大国主命は「翠鳥の 青き御衣を まつぶさに 取り装い」>とあり

その意味は<カワセミのような(美しい)青い衣を丁寧に身に着け>ということ・・・なお古事記は西暦712年に成立した日本最古の書物です

また<源氏物語では女性の美髪を「翡翠だちて、いとおかしげに」と表記>・・・カワセミのような(緑の)黒髪が美しいという意味

<「翡翠めく」や「翡翠の髪状(かんざし)」といった表現も>

<ちなみに翡翠は中国名のひとつで、翡は赤色、翠は緑色のこと>・・・源氏物語は平安時代中期の1008年に完成したとか

<当時の人々がカワセミに向けた視線や想いからは、時代が変わっても変わらないカワセミの魅力を再確認できます>

参考文献:にっぽんのカワセミ 矢野 亮監修



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MFのハヤブサが狙うのは渡り鳥のシギ・チドリなど

この日も獲物をめがけて追跡開始

獲物の上にポジションを取り、急降下して仕留めるのがハヤブサの狩り

しかし毎年長距離移動を繰り返すシギ(狙った獲物はオバシギでしょう)の飛翔能力も侮れません

ハヤブサが急降下するスピードは300km/hに達するとか・・・ハヤブサは必死で追いかけています

しかし水平飛行の場合では100km/h程度とか・・オバシギとの距離が離れ始め

飛び続ける持久力ではシベリアから東南アジア・オーストラリアまで渡るオバシギの方が上でしょう

両者の距離が離れ始め、ハヤブサが羽ばたくピッチが遅くなったように見えます

ハヤブサに疲れが見えてきてもオバシギに疲れは見えず、どうやら窮地を脱出しそう



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MFでは沖を通過する船を背景に、獲物を狙ってダイビングするミサゴを見ることがあります

空だけの背景(空抜け)を飛ぶミサゴの姿は物足りませんが、何かの背景があると物語となります

背景に船があることで、ミサゴが海にいる魚を目指してことも判りますね

ここから背景が船から鳥(カワウとアオサギ)に交代

ミサゴがカワウとアオサギの前を浅い角度で急降下しています

ミサゴは目の前の水中にいる獲物に向かって一直線

獲物に向かってダイビングする直前、足をクチバシの前に出す特有の姿勢を取ります(ダーウィンポーズ)

ダイビング直後の姿・・・獲物は捕獲できたのか、このあと水面に浮かんで少し休憩し

捕獲した獲物を両足で持ち飛び去ってゆきました



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<夏に見たい鳥>とされるMFのイソヒヨドリ(全長23cm)の写真と一緒に手元の本(下記注)の記述を紹介しましょう・・・<・・・>が引用部

<ヒヨドリの名前がついていますが、分類上はヒタキ科(以前はツグミ科)イソヒヨドリ属の野鳥です>

<イソヒヨドリは海岸の岩場を中心に河口港湾などに生息、特に沖縄では数が多く、最も身近な野鳥の一つとされています>

<生息環境としては日本では海岸の磯にいることが多いですが海外では違います>

<英名のblue rock thrushは、岩場にいる青いツグミで、海を示す名前ではありません>

<実際にイソヒヨドリが生息している中東やヨーロッパ南部では山岳地帯の岩場で多く見られます>

<山と海の距離が近い日本では海岸に多くの岩場が存在するので、磯ヒヨドリとされたのでしょう>

<これに対してヨーロッパなどでは岩場は山岳地帯のものとなり、blue rock thrushとなったのでしょう>

<つまり海沿いであれ山岳地帯であれ、イソヒヨドリにとっては岩場でさえあればどちらでも良いということでしょう>

参考文献:(日本野鳥歳時記・大橋弘一著)



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MFにいる留鳥のイソヒヨドリ(全長23cm)のオスが幹から飛び出す姿を追いかけてみました

曲げた足首を伸ばし翼をストロークアップ

翼をストロークダウンする途中、尾羽と風切羽の構造が良く判りますね

頭部、背から下尾筒までは青色

ストロークアップする翼上面の雨覆先端部に白い羽縁が見えるのは第1回冬羽の特徴とか

但し図鑑(鳥くんの比べて識別野鳥図鑑670)によれば<このようなメスもいる>とか・・・ストロークダウンする翼上部の小雨覆は背と同じ青色

イソヒヨドリ・オスの成鳥は体上面の青色がもっと鮮やかでこの白斑はありません・・・ストロークダウン

赤褐色の腹部にある白色斑も第1回冬羽の特徴とか

翼をアップストロークした先に見える脇羽と脇下も赤褐色でした



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最近読んだ本(下記)からカワセミの育雛と、MFのカワセミが飛び出しす姿を紹介しましょう<・・・>が引用部分

<1994年、2008年、2016年の3回、雛がかえってから巣立ちするまでに、親鳥は雛に何匹の餌を運ぶのかという難問に挑戦しました>

<1994年は23日間に1364匹の餌を給餌、雛の数は6羽だったので1羽当たり227匹>

<2008年は25日間に1413匹の餌を給餌、雛の数は7羽だったので1羽当たり202匹>

<2016年は22日間に1201匹の餌を給餌、雛の数は5羽だったので1羽当たり240匹>

<これは東京都心部の観察事例で、もっと大きな獲物(ウグイやアユ)を給餌している地方での給餌回数はもっと少ないと思われます>

<給餌の時間帯は早朝と夕方に多いこと、餌の種類は初期がすべて魚であり、後半になるとザリガニが多くなる>

<また雛が巣立つ直前になると餌の量を急激に減らすことも判ってきました(仁部富之助氏の論文では親の体重35gに対し、雛の体重は47~52g)>

<親鳥は雛がスリムになってスムーズな巣立ちができるよう、巣立つ3日前からダイエットさせ、4日目の朝に巣立つことが判りました>

参考文献:にっぽんのカワセミ 矢野 亮 監修



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昨日の記事に続きMFでは船を背景に飛ぶハヤブサ(オス42cm・メス49cm)を見ることができます

コンテナ船と貨物船の間を飛ぶハヤブサ(幼鳥でしょう)・・・ハヤブサまでの距離は約200m

200m先を飛ぶゴマ粒のようなハヤブサを見つけてフレームに入れシャッターを切ります

ハヤブサは高速で飛行しますが、トンボよりも大きくその飛行は直線的

従ってフレームに入れ続けるのはトンボよりも楽・・・この後、右方向に方向転換

ハヤブサは干潟の野鳥なども獲物としているので船を背景に飛ぶ姿は多く目撃されていると思います・・・右向きに方向転換したハヤブサ

トンボと比べると大きいのでカメラのピントが合い易い・・・猛スピードで沖を通過する船に追い付き

コンテナ船の前を高速で飛ぶハヤブサ・・・カメラのオートフォーカスがちゃんと追い続けています

ハヤブサを追いかけカメラを横方向に振っているので、少しローリングシャッター歪みがでていますね



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昨日の記事で紹介したMF(マイフィールド)のウスバキトンボ(以下トンボと省略します)です

MFでは沖を通過する船を背景に飛翔するトンボを見ることができます

空や草原、池などを背景に飛ぶトンボの姿は多く紹介されていますが、船を背景にしたものは少ないと思います

但し、大きさがかなり違うのでトンボが小さく写ってしまうのは仕方ありません

またトンボは小さいのでカメラ(オートフォーカス)のピントが船に持って行かれる難点が・・・MFの沖を通過する様々な船を背景に飛ぶトンボ

またトンボは急に方向転換をするので船を背景にピントを合わせ続けるのは至難の業でした

大型フェリーの前のトンボ

別のフェリーを背景に飛ぶトンボ

フェリーの煙突(ファンネル)前のトンボ、横向きならファンネルマークのように写ったかも



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いつも野鳥撮影しているMF(マイフィールド)にウスバキトンボの集団が飛び回っていましたので、下記の文献からウスバキトンボを紹介しましょう・・・・<・・・>が引用部

<ウスバキトンボは熱帯地域に広く分布するトンボで、日本には東南アジアの熱帯地方から毎年太平洋を渡って飛来する>

<小笠原諸島の定点観測船で毎年南西から北東へ大群の洋上移動が観察され、また太平洋沿いの地域で南西方面海上から次々と上陸するのが確認されている>

<日本で世代を繰り返し北海道やカムチャッカ半島まで北上するが冬にすべてが死滅。しかし翌春に南からの日本への飛来を繰り返す>

<毎年4~5月頃には日本に到達するが、大変成長の速いトンボで7月には第2世代が羽化する>

<第3世代が8月中旬に羽化する頃には大群となって空き地などを餌を求めて飛び回る>・・・MFで見ているのは第3世代でしょう

<ウスバキトンボの翅は大きく、特に後翅の付け根付近が幅広く広がっている>

<この翅はグライダーのような滑空性能を持っていて長距離移動に適している>

<国内では秋から冬にかけて成虫、卵、幼虫のすべてが死滅、翌春に南から渡って来ることを繰り返している>

参考文献:「トンボのすべて」トンボ出版社



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