江戸時代以降、オシドリに似た美しいカモ全般を「ヲシガモ」と呼ぶようになったという話を昨日しましたので、ヨシガモの写真を撮りに行ってきました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<ヨシガモの繁殖地はバイカル湖南部から沿海州地域、樺太、千島列島。冬鳥として本州中部以南に渡来する>

<湖沼、池、河川、内湾などに生息する。オスはナポレオン帽のような頭部をして、額から後頭部、目先から頬線にかけて赤紫色>

<眼から後頭部にかけては緑色光沢。額(とクチバシの間)に白斑がある>・・・こんなカモが昔から日本に渡来してきていたことに驚きますね。

<喉から上頸は淡い黄色(白に近い)、黒い頬輪がある。体は全体に灰色。胸は白色羽縁のウロコ模様で脇にゆくほど細かい縞模様となる>

<クリーム色の羽縁を持った(黒い)三列風切羽は、わずかにカールしながら腰から尾を覆うように流れる>・・・この三列風切羽がヨシガモ最大の魅力でしょう。

<下尾筒は黒く、両側に(淡い)黄色の三角の斑がある>・・・三列風切羽は、これからさらに長くなりそうです。

今回はオカヨシガモの記事を書いた翌日(曇天でした)に急遽撮影を決行したため、ヨシガモ特有の色がしっかりと表現できていませんでした。

次回は、三列風切羽がもっと長くなるのを待って、晴天の日に再チャレンジをしてみたいと思います。
