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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



自宅から自転車で20分ほどの河口に行くと、カモが5羽飛んできました。ホオジロガモ(全長45cm・英名common goldeneye)でしょう。

英名はその黄金色の目にちなんで名付けられたとか。ウイキペディア英語版でcommon goldeneyeを検索してみました。オス1羽とメス4羽

<ホオジロガモのオス成鳥は45〜51cm、体重は約1,000g、メスは40〜50cm、体重は約800g>・・・オスの方が翼上面の白色部が広くて一回り大きい。

<繁殖地はカナダ、米国北部、スコットランド、スカンジナビア、バルト三国、ロシア北部の北方林の湖や川>

<彼らは渡り鳥であり、ほとんどが温暖な緯度の内陸水域で冬を越します>・・・日本で越冬するホオジロガモはシベリア東部やカムチャッカ半島からでしょう。・・・英名の由来となる金色の光彩が目立つホオジロガモのオス

<1970年代に北米でカモ猟師によって殺されたホオジロガモは年間約188,300羽で、この時期にカナダで殺された水鳥の総数の4%弱、米国で殺された水鳥の総数の1%未満>

<ホオジロガモの個体群は、270万から470万と推定される>・・・ホオジロガモのメス

<IUCNレッドリストの軽度懸念種としてリストアップされていますが、個体数は安定している>・・・光彩が茶色でクチバシ先端に橙色の斑が無いのでメスの幼鳥でしょう。

<最年長のホオジロガモはオスで、2012年にウィスコンシン州で発見されたとき、少なくとも20歳5か月でした>・・・それでは皆さん良いお年を!



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に冬鳥のルリビタキ(全長14cm)が渡来してきています。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の英名はred-flanked bluetail(直訳:脇の赤い青い尾)ですが、

中国の野鳥図鑑にはorange-flanked bluetail(脇がオレンジ色の青尾)東南アジアの野鳥図鑑(collins field guide)も同じ、こちらの方が実際の姿を現しているのではないでしょうか。

さてルリビタキは大阪府下の都市公園でも越冬しますが、警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれません。

大阪府下の公園で容易に姿を見せてくれるルリビタキは、人が餌を与えている例が多いようです。

野鳥は簡単に餌を得ることで人間に依存し、自ら餌を探すことをしなくなる可能性があります。

結果的に自然のバランスが崩れる恐れがあるので、MFでの餌やりは禁止とされています。

それでもこのルリビタキ、あまり人を恐れることなく、その姿をしっかり見せてくれました。

ルリビタキは東アジアだけに分布する野鳥なので、欧米人、オーストラリア人バーダーが見たら喜ぶでしょうね。



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自宅から自転車で20分ほどの河口で黒い冠羽のある野鳥を見かけました。カンムリカイツブリ(全長56cm・英名great crested grebe)でしょう。

英名は(大きな冠羽のあるカイツブリ)ということで、ウイキペディア英語版でgreat crested grebeを検索してみました。

<カンムリカイツブリは、ヨーロッパ全域とユーラシア大陸の淡水湖の植生地域で繁殖>・・・南北アメリカ大陸には分布していません。

<ヨーロッパでは留鳥ですが、東アジアで繁殖するグループは日本、中国、インドなどの淡水湖や貯水池、海岸で越冬します>

<アフリカ大陸の亜種とオーストラリア、ニュージーランドの亜種は留鳥です>図鑑を見るとどちらもカンムリカイツブリとよく似ています。

<カンムリカイツブリは、19世紀のイギリスで、その冠羽が女性の帽子や衣服を飾るために使用され、ほとんど絶滅寸前まで狩猟されました>

歴史ある<英国王立鳥類保護協会(Royal Society for the Protection of Birds)は、カンムリカイツブリの保護を支援するために設立されています>

北アメリカの野鳥図鑑を見るとwestern grebe(全長64cm)という大型カイツブリは記載されていますが、カンムリカイツブリの記載はありません。

眼の赤い光彩を拡大してみました。アメリカ人バーダーが見たら喜ぶでしょうね。



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自宅から自転車で20分ほどの河口で体色の黒い野鳥を見かけました。ハジロカイツブリ(全長31cm・英名black-necked grebe)でしょう。

ウイキペディア英語版でblack-necked grebeを検索してみました。・・・左がハジロカイツブリ、右はミコアイサのメス

<この種は、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、米国南西部と西部の淡水湖の植生地域で繁殖します>

<越冬地は日本を含むアジア東部、アフリカ、北米カリフォルニア湾、ソルトン海、バハカリフォルニアの塩湖と沿岸河口>

<ハジロカイツブリは、おそらく世界で最も数の多いカイツブリです。(多すぎて不確実ですが約390万〜420万個体)>

<ハジロカイツブリは北米やイランで商業目的と娯楽目的の両方で狩猟されています>・・・眼の赤い光彩が印象的です。

<狩猟が個体数の減少につながる証拠はありませんが、2004年からIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト軽度懸念(LC)指定を受けています>

ハジロカイツブリは欧米人バーダーには馴染みのある野鳥のようですが、オーストラリアには分布していないようです。

オーストラリアの図鑑でカイツブリの仲間を探してみましたが、やはりハジロカイツブリの記載はありませんでした。



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先日、いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)で、ヘラサギ4羽が採餌していました。よく見ると後方3羽はクロツラヘラサギ(以下クロツラ)ですね。

左からクロツラ、2羽目はヘラサギ、中央アオサギ、右の2羽はクロツラ(全長77cm・英名black-faced spoonbill)

ウイキペディア英語版でクロツラ(black-faced spoonbill)を検索してみました。<・・・>がその引用

<現在、北朝鮮の西海岸沖にあるいくつかの小さな岩だらけの島でのみ繁殖し、渡りが観察されている他の場所でも繁殖しています>

<越冬は、韓国済州島、日本の九州と沖縄、マカオ、香港、台湾、ベトナムなど。最近ではタイ、フィリピン、中国でもクロツラの目撃例が確認されています>

<クロツラは、1980年代に地球規模で絶滅寸前まで追い込まれ、2000年にIUCN(国際自然保護連合)の絶滅危惧種に分類されています>

<しかし近年のアジア諸国での自然保護活動により個体数は増加傾向で、2012年の調査でその個体数は2,693羽と推定されています>

<また2022年の調査で、その個体数は6,162羽とされ増加しています>・・・MFの干潟でツクシガモと一緒に採餌するクロツラ

クロツラは日本の環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類(上から2番目)、韓国でも第一級絶滅危惧種に指定されています。・・・3羽のクラツラは採餌を終えると飛び去ってゆきました。



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下の写真の中央と右の2羽(左はオシドリ)は大阪府下の池に渡来してきているトモエガモ(全長40cm)のオスです。

ウイキペディア英語版でトモエガモ(英名baikal teal)を検索してみました。<・・・>が引用部

<トモエガモの繁殖地は、エニセイ盆地からカムチャッカ、ハバロフスク地方北部、イルクーツク州東部中部などシベリア東部の森林地帯>・・・名前の由来となったバイカル湖より東側です。・・・後方地味な体色の2羽はメス

<日本、台湾、韓国、中国北部、北京からベトナム国境までの東部、西は雲南省、北は重慶と河南省などで越冬する>

<2011年以前は狩猟と越冬性湿地の生息地の破壊により絶滅危惧種に分類されていたが、現在のIUCNレッドリストでは軽度懸念種に分類されている>

<軽度の脅威は残っているが、越冬する数は増加している>

<韓国で越冬する数に基づくと、世界の個体数は1980年代の数万羽から2000年代に数十万羽に増加、さらに2010年頃には約107万羽と推定されている>

環境省と都道府県が毎年1月に実施しているガンカモ類の生息調査によると、2010年代から宍道湖(島根県)や諫早湾(長崎県)でトモエガモの大群が渡来する記録が増えてきています。

東アジアだけに生息する野鳥なので欧米人、オーストラリア人のバーダーがこれを見たら喜ぶと思います。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているマガモです。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、マガモはヨーロッパを含むユーラシア大陸、東アジア、北アメリカ、アフリカ北部、オーストラリア、ニュージーランドなど広い範囲に分布しています。

マガモの英名mallardで検索すると<1998年以来、マガモはIUCNの絶滅危惧種レッドリストで最も懸念の少ない種として評価されています>・・・世界的な生息数は減少していないようです。

ということで、北米(アメリカとカナダ)ではマガモの狩猟が盛んで、マガモ狩り(mallard hunting)で検索すると多くのサイトがヒットします。

日本では考えられませんが、マガモを銃で射撃する際のヒントや多数のマガモ狩りツアーの広告などがありました。

北米では狩猟によって多数のマガモが捕獲されているようですが、レッドリストで最も懸念の少ない種とされていることに驚きます。

さて、そのマガモのメスが着水する寸前、尾羽を広げて見せてくれました。尾羽の枚数が多いですね。

野鳥の尾羽は世界文化社発行の「羽根図鑑」に詳しいですが、それによればマガモの尾羽の枚数は18~19枚。・・・飛び出す前のオス

オスが飛び出した瞬間、尾羽を大きく広げましたが、残念ピントが甘かった。



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片道交通費190円で行くことができる池にヨシガモ(全長48cm・英名falcated duck)が渡来してきています。・・・ヨシガモの雌雄

ヨシガモの後方に伸びる三列風切が、falcated(鎌形とか三日月形という意味)なのでそう命名されたのでしょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図によれば、中国東北部とそれに近接するロシアなどで繁殖、日本、朝鮮半島、中国中部と南部で越冬。

中国の図鑑の分布図には北海道と朝鮮半島東部では旅鳥、日本、朝鮮半島西部、台湾西部で越冬とあり、ヨシガモは東アジアだけに分布しています。

北アメリカの図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)には東アジアに分布とされ、イラストの記載はあってもアメリカではほぼ見ることができないようです。

またヨーロッパを含む英国の鳥類図鑑(collins bird guide)にはヨシガモ(falcated duck)の記載すらありません。

当然ですが分布していないオーストラリアの鳥類図鑑にも記載はありません。

従って欧米人・オーストラリア人バーダーがヨシガモを見たら喜ぶこと間違いなしでしょう。

胸から脇にかけては白色の羽縁が細かな鱗模様となっているヨシガモを見ることができる日本人バーダーは恵まれています。



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毎年オシドリが渡来する公園で飛行姿を撮影してきました。・・・2羽同時に飛び出し。

朝日が昇ったばかりの時間でしたが、飛行するオシドリを何とか止めて撮影したい。・・・イチョウ羽は三列風切の位置にあります。

シャッタースピ-ド(以下SS)を1/3200秒に設定し、飛行するオシドリを追いかけ連写。

SSを上げるとISO感度が急上昇し、ザラついた画面となってしまいます。

そこで露出を思い切りアンダーにしてISO感度を下げ、JPEGソフトで明るさを調整。

鳥撮影カメラマンの多くはRAWで撮影し、RAW現像しながら画像を調整加工するのが面白いと言います。

しかし私の場合、RAW現像作業が面倒なので、以前からJPEG一辺倒。

最近のカメラはJPEG設定でも美しい画像が得られるようになってきたと思うのですが。

野鳥の美を追求する人のRAW画像と比べるとクオリティは落ちますが、私にはこれで十分なのです。



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MFに渡来したツクシガモ4羽。飛び出すシーンを待って連写してみました。

ツクシガモは必ず助走してから飛び立ちます。・・・先頭は成鳥、風切の端部が白い後方の3羽は幼鳥でしょう。

前から3羽目は早くも浮上していますが、先に助走開始した2羽目の脚はまだ水面を蹴っています。

幼鳥3羽が揃って飛行開始。・・・最後尾は体が小さく体色が薄いのでメスでしょう。

池畔の樹木を背景に飛ぶツクシガモ成鳥(前)と幼鳥(後方)

成鳥の方が体色が鮮やかでくっきりしています。

海面に出たツクシガモ成鳥の(翼の)ストロークダウン。

躍動感があるストロークアップの途中。

ツクシガモ成鳥にはメタリックグリーンの翼鏡がありますが、太陽との角度が悪くて明瞭に写っていませんでした。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているマガモ(全長59cm)です。

何らかのタイミングでマガモが同時に飛び出しました。かなりの集団だったのでなかなかの迫力。

盛大な水しぶきは、足で水面を蹴っているからでしょう。

マガモ達の多くが翼をストロークダウンさせているのに7羽だけが翼をアップ。

次は10羽が翼をストロークアップ。

ストロークダウンすると翼鏡が青から青紫に光ります。

水面にマガモの姿が写ってゴチャゴチャした画像に。

池を一周したマガモ達が同時に着水するよう。

三々五々、マガモ達が着水。



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早朝MFに行ってみるとハヤブサの幼鳥が地面に降りていました。・・・日の出前なので画像が粗い。

何かを見つけたよう

暗い背景の中の飛び出し

猛スピードで旋回しながら上昇中。

ハヤブサの飛行速度が速いので追いかけるのが大変

ハヤブサの下に大きな黒い野鳥が

ハヤブサ(オスなら全長42cm、メス49cm)がモビングした相手はカワウ(82cm)でした。

ハヤブサにとっては相手が大きすぎます。

ハヤブサはモビングを止め、猛スピードで飛び去ってゆきました。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に昨日渡来してきた4羽のツクシガモ(全長63cm・英名common shelduck)です。

ウイキペディア英語版でツクシガモを検索してみましたのでダイジェストで紹介しましょう。<・・・>が引用部

<ツクシガモは赤みがかったピンクのくちばし、ピンクの足、栗色の斑点と黒い腹、白い体、濃い緑色の頭と首を持つ印象的な鳥です>

<雌雄は似ていますが、雌は小さく、顔に白い斑点がありますが、雄は繁殖期に特にくっきりと色づいており、くちばしは真っ赤です>

<温帯のユーロシベリアで繁殖する鳥で、ほとんどの個体群は冬に亜熱帯地域に移動します>・・・同日渡来したクロツラヘラサギの前を通過

<ヨーロッパ最西端では留鳥、グレートブリテンとアイルランドの塩性湿地や河口に生息し、ウサギの巣穴に巣を作ることが多い>

<ツクシガモは北米ではまれで、米国とカナダでは迷鳥として報告されています>

<ツクシガモの群れは非常に大きくなることがあり(ワッデン海では100,000羽)、ほとんどのペアは成長した子供1~2羽を連れて移動する>

ワッデン海(オランダからドイツ北西部、デンマーク南西部に至る沿岸の海)に10万羽もいるのならヨーロッパ人バーダーなら見慣れた野鳥でしようが、米国人バーダーが見たら喜ぶでしょうね。



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MFにチュウヒ(オス48cm)が飛来すると、多数のハシボソガラス(以下カラス・全長50cm)がどこからか飛んできてモビング(疑似攻撃)を開始します。

そうなるとカラスより小さいチュウヒ(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅰ類B指定)はMFの中で逃げる一方。

一気に上昇してもカラスは許しません。

仕方ないので一気に降下。

再び急上昇するもカラスは追いかけてきます。

左に方向転換しても周囲はカラスばかり。

フレームに入っていないカラスもいてチュウヒは多勢に無勢。

10羽以上のカラスに虐められ続けるチュウヒ・オス。

チュウヒのメスなら体が大きいので(全長58cm)、これほどカラスに攻撃されることは無いと思います。



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マイフィールド(略してMF)に渡来してきているオカヨシガモ(全長50cm・英名gadwall)です。・・・先頭がオス、後方がメス

ウイキペデイア英語版を検索してみるとかなり詳しかったのでダイジェスト版で紹介しましょう。<・・・>が引用部

<オカヨシガモは、ユーラシア大陸中北部、北アメリカ中央部で繁殖し、ヨーロッパでは留鳥、アフリカ北部、インド、中国、日本、北アメリカ南部で越冬します>・・・ということで欧米人バーダーには見慣れた野鳥。

<開けた湿地に生息する水鳥で、通常は頭を水に沈めて水草などを食べますが、潜水採餌するオオバンから餌を横取りすることもあります>・・・餌の横取り行動はMFで何度も見かけました。

<一夫一婦制で、つがいの形成は秋の渡りや繁殖地で始まりますが、8月に起こることも報告されています>

<オスは求愛ディスプレイ中に声を発し、頭を上げてくちばしをメスに向けます>・・・下の写真、白く目立つ雨覆はヒドリガモ。

<繁殖期以外はマガモほど群れをなさず、小さな群れしか形成しない傾向があります>・・・MFでは10羽以上の群れが越冬しています。

<オカヨシガモは最も狩猟されているマガモとコガモに次ぐ3番目で、毎年170万羽が撃たれています>・・・170万とはすごい数。

<しかし、オカヨシガモは1966年から2010年の49年間で約2.5%増加し、現在も増加を続けています>・・・繁殖力が旺盛なのでしょうか。



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