昨日に続き、ロシア人ミハイル・カラシニコフが1947年に開発した自動小銃「AK47」を「カラシニコフ」をヒドリガモの写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が本からの引用
一方<日本の自衛隊の銃(89式)の手入れは念入りだ。実弾射撃をしたあとは必ず掃除する。ふつうは1時間ほどかける。ガスシリンダーと薬室には火薬かすがこびりつき、一度拭いただけでは落ちない。二日がかりで掃除することもある>・・・ヒドリガモの翼鏡はメタリックグリーン
<陸上自衛隊幹部は「日本の自動小銃は精密機械なみです」と言い、アフリカでのAK47の扱いは使いっぱなしに近かった。それでも6年間も一度も弾詰まりを起こすことなく使い続けられた>と例を挙げて紹介しています。
次に価格ですが<AK47のロシアでの工場渡し価格は1丁120ドル(1万3000円)、日本の自衛隊が使っている89式自動小銃は、1丁28万円>
<AK47を製造する工場では、1日に1万4000丁を生産できるラインができあがっている。しかし日本の89式は年に3000丁弱、日産10丁に届かない手作り生産では当然単価が高くなる>取材したロシアメーカーから自衛隊も採用してはどうかと言われたそうです。
アフリカを取材した際<無政府所帯が続くソマリアの首都モガディシオで現地NGOが銃の回収運動を進めていた(中略)壁にびっしり並んだ回収された銃は壮観だったが、妙なことに気が付いた>
<倉庫に並んでいる300丁の銃のほとんどが欧米製なのだ。米国製が197丁、次いでドイツ製、イタリア製、町でもっとも多くみかけるAK47は1丁しかなかった>
<担当者に聞くと、AK47は故障が少なく使いやすいので市場では1丁200ドルもの高値で取引されています。高値のAK47は家に隠し、故障が多くて市場価格の安い欧米製を回収窓口に持ち込んでいるのでしょう>と説明されたといいます。・・・これはヒドリガモ♀
<英国の作家フレデリック・フォーサイスはAK47を「外観は武骨な印象を受けたが持ってみると軽くて使いやすかった」(中略)また「AK47を見ていると機械は単純であれば壊れないという哲学を感じる。それが世界のどこででもAK47が重宝される理由だ」>と書いているとか。
参考文献:カラシニコフ 松本仁一著