野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近くの干潟に渡来してきているアオアシシギです。採餌場所を移動する際にその飛行姿を見せてくれます。・・・背中

シギチ・ドリの飛行姿をストップモーションで見ることができる。これが野鳥撮影の魅力でしょう。・・傾けた背中

草地を背景に飛行するアオアシシギの翼下面と腹部の白が美しい。・・・真横から

方向を変えるために体を傾けた際、風切羽の重なり具合が良く判ります。

右の翼の上面と、左の翼の下面にある模様がそれぞれ美しい

羽ばたく際には翼の模様がやや見え難くなります。

アオアシシギ右の翼下面に見える風切の重なりと、下雨覆の美しい模様

こちらは左の翼下面。勿論左右対称でしょう。

翼を水平に広げた際、上面から撮影すれば雨覆の構造が良く判ります。



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コアオアシシギ(左)とアオアシシギ(右)は、体長の違いはありますが実によく似ています。・・・撮影時、両者が一緒に採餌していました。

コアオアシシギは、この夏に孵化したばかりの幼鳥(第一回冬羽)、アオアシシギは成鳥夏羽に見えます。

両者を識別するポイントは、その大きさの他にクチバシの形状でしょう。コアオアシシギのクチバシは針のように細いですね。

コアオアシシギの成鳥冬羽は、大雨覆、参列風切部分が背中と同じ淡い灰色となるようです。・・・この写真の個体はその部分が淡い黒褐色。

コアオアシの冬羽には眉斑がありますが、アオアシシギに眉斑はありません。

下の写真のアオアシシギの胸の黒点斑は夏羽の特徴で、冬羽では無くなってコアオアシシギのように白くなるようです。

まるで親子のように見えますが、同じ種類のシギではありません。

コロナ前の2019年秋に環境省が実施した全国渡来数調査ではコアオアシシギ58羽に対してアオアシシギは1376羽。

少し古い2004年秋の記録ではコアオアシシギ91羽に対してアオアシシギは1359羽。コアオアシシギの渡来数が大きく減少していることに驚きました。



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近所の干潟では越冬地のオーストラリア等に渡る途中のオグロシギ4羽と、越冬地の日本(大阪?)に渡ってきたカモが一緒に飛行していました。

下の写真の大きなカモ(5羽)はオナガガモ(全長53cm)でしょう。やや小さなオグロシギ(全長39cm)3羽がフレームに入っています。

下の写真先頭のオナガガモ(2羽)の下にいるのはコガモ(全長38cm)と、シギの仲間のトウネン(15cm)2羽。

先頭からオナガガモ、コガモ、トウネン、オグロシギがフレームに入りました。シギとカモが争うことは無いようです。

ここからオグロシギ4羽だけの飛行を追いかけてみました。先頭のすぐ下にいるのはトウネン。

オグロシギの尾羽と翼にある白色部分は目立ち、これほど飛行姿の美しいシギは少ないでしょうね。

水面スレスレを飛行するオグロシギとトウネン。

後方からトウネン2羽とアオアシシギが追い付いてきましたが、オグロシギは着地しそう。

大阪市内でもシギとカモが仲良く一緒に飛行する姿を見ることができるのです。・・・トウネンとオグロシギ4羽は、葦原の向こう側に着地。



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近所の干潟にコガモの集団(11羽)が渡来してきました。

大きさと体色等はシマアジと似ていますが、飛行する際に見える翼鏡が黒と緑(又は青)に見えるので違いが判ります。

また翼鏡を挟む2本の白帯の形も違い、コガモ翼鏡前部の白帯は基部より末端部の幅が広く、後部の白帯は細いのが特徴です。

それ以外はよく似ていて、飛行しない限りコガモとシマアジを遠くから識別するのは難しいと思います。

コガモは渡来時期が早く、繁殖地へ渡る時期も遅いので、日本(大阪)で長く見ることができる冬鳥ですね。

コガモのオスは、これから頭部が栗色となり眼の周りから頸の後部にかけてが緑色(つまり繁殖羽)に変化するはず。

しかし日本に渡来した直後(非繁殖期)にはオス・メス共によく似た姿をしています。

従って、今の時期にはどれがオスかメスかの識別はかなり困難です。

しかし、識別などのことは忘れて、コガモがのんびりと泳ぐ池を見ていると、癒されますね。



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ソリハシシギの飛行姿をやや近くから撮影してみました。

ソリハシシギの次列に近い初列風切先端部と次列風切には白色部分があります。

従って飛行していれば、かなり遠くからでも識別できるシギです。

ソリハシシギと呼ばれるように長いクチバシは上向きに反っていて、ゴカイなどを捕食するのに役立つようです。

正面からの着地場面を見ると翼下面、腹部から尾羽下面までは白色。

白っぽい翼下面先端部にある下小雨覆には淡褐色部分があります。

着陸の際に風切羽は重なっていて、隙間がありませんが、

着陸直前、風切羽1枚1枚が重ならないようしてソフトランディングするようです。

キアシシギとソリハシシギの群れの中に着地するソリハシシギ。その尾羽にはオオソリハシシギやアカアシシギのような縞模様はありません。



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近所の公園に渡来してきているシギの仲間で足の赤いのがアカアシシギです。・・・下の写真の2羽

アカアシシギが飛び出すと、翼の後縁部にある白色帯が目立ち、オオソリハシシギの尾羽にあるような縞模様が見えてきます。

ダイサギの前で着地前のアカアシシギ。翼の下面はほぼ白色で、胸から腹部、下尾筒までも白。白い尾羽の下部に薄い縞模様があります。

着地直前のアカアシシギ。尾羽は下尾筒に隠れて良く判りませんね。

飛行するアカアシシギを横から撮ってみると、白い尾羽に淡褐色の縞模様が見えます。

やや遠いアカアシシギが着水する寸前、尾羽を一杯広げていましたが、模様は良く判りません。

手元の写真を探すと、尾羽をやや大きく写したものがあり、白地に淡褐色の縞模様が良く判ります。・・・昨日紹介したオオソリハシシギの尾羽よりもスッキリしていますね。

さらにもう1枚、尾羽を一杯に広げたアカアシシギを後方から写したものが出てきました。背中と次列風切にある白と尾羽の縞模様がきれいですね。

アカアシシギが着水する先にはオグロシギが。・・・大型シギが近くにいると、アカアシシギは安心するようです。



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近所の干潟にオオソリハシシギ(全長39cm)が渡来してきました。その英名はbar-tailed godwit。

直訳すると(バーコードのような)縞模様のある尾羽を持つ大型シギということでしょう。・・・畳んだ尾羽が見えています。

今回、その特徴ある縞模様の尾羽を狙って撮影してみました。・・・尾羽には濃い褐色と淡い褐色が交互に見られます。

尾羽を広げて飛び出しました。遠くて良く判りませんが、特徴ある模様は判りますね。

淡い褐色地の尾羽1枚1枚の中央に黒褐色の線があり、そこから枝別れした黒褐色の縞模様が続く。

縞模様が良く判る姿勢での飛び出し。

近くを横に飛ぶ際に見えた尾羽の縞模様

着地時には尾羽を一杯に広げてくれるので、その模様を細かく見ることができます。

bar-tailed godwitと呼ばれるシギですが、名前にある尾羽の縞模様まではどの図鑑にも表記していません。・・・これがそのバーテイル。



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近所の公園の池に全身が薄褐色の中型シギが渡来してきました。どうやらエリマキシギでしょう。

エリマキシギはメス(全長22cm)とオス(28cm)で大きさが違います。・・・オオソリハシシギ(左・全長39cm)、オグロシギ(その右の2羽・39cm)の前に止まったエリマキシギ。

以前(2017年9月)、雌2羽と雄1羽が渡来した際の写真が残っていました。・・・今回渡来したのは、どちらか?雌雄揃わないと判りませんね。

環境省の全国シギチドリ調査(コロナ前の2019年秋)によると、エリマキシギの渡来数は63羽。・・・飛び出し

これは環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されているアカアシシギ126羽の半分ほどでした。

エリマキシギは、ユーラシア大陸北端部の西部~東部という広い地域で繁殖しますが、日本に立ち寄るのはシベリア東部のグループでしょう。

そのエリマキシギ達は、東南アジアを通過し越冬地オーストラリアまで渡るようです。

オーストラリアの野鳥図鑑によれば、その越冬地はオーストラリア南東部、北西部、西部沿岸という範囲。

なお、シベリア中部やヨーロッパ北部で繁殖したグループはインドやアフリカで越冬するようです。・・・この個体もこれからオーストラリアに向けて旅立つのでしょう。



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近所の干潟にカワウ(全長82cm)に似た野鳥が渡来。カワウなら撮影対象になりませんが、よく見るとクロサギ(全長62cm)でした。

クロサギの成鳥は、クチバシと足の色が淡黄色で、頸に飾羽がありますが、この個体はクチバシが黒、頸の飾羽も無いので幼鳥でしょう。

クロサギは本州以南の日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドの沿岸部に留鳥として分布。但し北方で繁殖した個体は、冬季南方へ渡るよう。

ウイキペディアには<クロサギは黒色型と白色型が存在する。黒色型 - 全身を覆う羽毛はすすけた黒色。白色型 - 全身を覆う羽毛は白色>

<九州以北では黒色型が分布するが、南西諸島では白色型の割合が増える。また、黒い羽と白い羽が両方ある中間型も少数存在する。雌雄同色。九州以北に多い黒色型は黒い岩場に適応し、南西諸島に多い白色型は白い砂浜・サンゴ礁に適応したものと考えられている>

<主に海辺の岩場や珊瑚礁に生息するが、干潟や河口にいることもある。コロニーは形成せず、単独もしくはペアで生活する。昼行性。海上を低空飛行し、獲物を探す>・・・翼下面も黒一色

<食性は肉食性で、魚類、甲殻類、貝類等を食べる。繁殖形態は卵生で、海辺の樹木や岩の上に営巣し、1回に2 - 5個の卵を産む。抱卵期間は25 - 28日で、雌雄で抱卵し育雛も雌雄共同で行う。雛は孵化後35 - 40日で巣立つ>・・・背後にダイサギの姿

飛行するクロサギですが、黒では無く、やや褐色味を帯びているのは幼鳥の特徴でしょう。

クロサギは、分布しない米国や英国の野鳥図鑑には記載されていませんが、オーストラリアには分布しているので、同国の野鳥図鑑に記載されているeastern reef egretがクロサギのことでしょう。



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近所の公園にスズメよりやや小さいノビタキ(全長13cm・オスの冬羽か?)が渡来してきました。バードリサーチの生態図鑑からノビタキを紹介しましょう。

ノビタキは春に渡来し、本州中部以北の高原や北海道で繁殖、今の時期(秋のはじめ)に越冬地の東南アジアなどに渡る鳥です。

ノビタキの<非繁殖期は単独から数羽で行動、大きな群れになることはない。開放地内の灌木の頂など目立つところに止まることが多い> ・・・このときも1羽だけでした。

 ノビタキは<一夫一妻で繁殖期の雄は,渡来直後からなわばりを確保する。このなわばりは雛の巣立ち時まで維持される。つがい相手の雌は主にこのなわばり内で行動する。一回目の繁殖に成功したつがいの約70%は2回目の繁殖を行なう>

ノビタキは<多岐にわたる昆虫類を食べる。採食方法は主に2種類あり,空中を飛ぶ昆虫を食べるときは見通しの良いところからフライキャッチを行なう。一方,地面を這う昆虫を食べるときは,目視で対象を見つけ地面を歩いてついばむ>

<ジオロケータをつかって北海道石狩平野で繁殖するノビタキの雄12個体の秋のルートを追跡したところ,10月初旬に繁殖地を発ち,直接大陸に渡り,沿海地方南部に一時滞在その後,華北平原を通過し,中国南部からインドシナ半島で越冬していた>・・・本州で繁殖するノビタキの渡りルートは別

<本種の春の北上ルートの追跡はできていはないが,春の初認日は全道的に4月10日過ぎと共通していること,本州以南での春の渡り期における本種の観察個体数は多くはないことから,春も大陸から直接北海道に渡来している可能性がある>

<北海道勇払原野での研究では,チュウヒの巣立ち雛の数が多い湿地では,ノビタキの巣立ち雛の数も多かった>・・・ノビタキの繁殖をチュウヒが助けているようです。

<その理由は、勇払原野のチュウヒは営巣する湿地でほとんど狩りをしないこと,チュウヒが小鳥類の捕食者(ハヤブサなど)を追い払うためにノビタキの繁殖成功率が上がることが考えられる>



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近所の海岸の干潟に環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されているアカアシシギ(全長28cm)が渡来してきました。足の色は、赤というより朱色ですね。

クチバシの上下とも基部に近い半分が薄い朱色をしています。よく似たツルシギは、下クチバシ基部の半分が朱色なので識別可能です。

ここからは、アカアシシギの飛行する姿と、日本への渡来数を紹介しましょう。

2019年秋(コロナ前)の環境省シギチドリ類調査によれば、全国の調査地で126羽が観察されています。

キアシシギの3019羽、ソリハシシギ2864羽、ダイゼン2597羽、メダイチドリ1537羽、アオアシシギ1376羽と比べるとかなり少ないですね。

環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されている他のシギの2019年秋の渡来数も見てみましょう。

最も少なかったのがツルシギ(全長32cm)で、たったの21羽。その次がアカアシシギ126羽でした。・・・排泄開始

レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定でやや多かったのは、ホウロクシギ172羽、タカブシギ300羽、セイタカシギ302羽、オオソリハシシギ438羽。・・・排泄終了

実はシギの仲間には、もっと危機的なレッドリスト絶滅危惧ⅠB類に指定されたコシャクシギがいて、2019年秋の調査では渡来数0(同年春は2羽)となっています。



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近所の公園に渡来したシマアジの写真と一緒にオーストラリアの野鳥図鑑にあるシマアジを紹介しましょう。・・・後方はカルガモ<・・・>が引用部

<シマアジのクチバシ長は36~43mm、コガモの32~40mmとほぼ同じ>・・・灰色の翼と翼鏡を挟む2本の白線が印象的です。

<重さは250~600g、コガモの200~430gより2割以上重い>・・・翼鏡は黒く見えることが多いようですが、角度によって緑色に見えます。

<翼上面の色は青白い灰色>・・・池の上を飛行中

<翼鏡は緑で狭い白い帯に挟まれている>・・・着水寸前、緑色に見える翼鏡。白い帯もそんなに狭くないかも。

<オーストラリアでは北西部沿岸で冬季(オーストラリアの夏季)に見ることができる>・・・後方から見ると2本の白線が鮮やかですね。

<しかし少ないグループが稀に訪れる程度>・・・着水姿勢に。翼下面の白色部の形状はコガモと少し違います。

<そのほとんどは11月~3月にかけて>・・・尾羽を一杯に広げて

美しい翼鏡を見せながら着水。



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近所の公園に渡来してきたオグロシギ(飛行する4羽)と、オオソリハシシギ(石の上の1羽)は、翼の白い翼帯で識別できます。

中央3羽の真ん中(翼を左右に開いてる)がオオソリ、翼を閉じてしまうと両者はよく似ています。左端はエリマキシギ、右端はアカアシシギ。

よく似ていますが、石の上にいるのがオオソリでクチバシがやや上向きに反っています。残りの3羽はオグロ。左端はアオアシシギ。

左端と右端のオグロシギが飛び出し。オオソリも翼を持ちあげています。こうなると両者の識別は容易ですね。

オオソリの翼下面は薄い灰色、尾羽には薄茶色のバーコード模様。オグロはほぼ白で尾羽が黒です。

左から3羽目の翼を開いているのがオオソリ。遠くからでは、クチバシの形状だけで識別できません。

しかし両者が飛び出した際、その翼を見れば一目瞭然です。

オオソリとオグロは、よく似ているせいか同じ場所に集まって採餌したり、休んだりするようです。

両者が翼を広げると、オグロの白い翼帯が目立ちますね。



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近所の干潟に渡来したオグロシギ4羽の写真と一緒に、環境省の全国シギチドリ調査からその渡来数を紹介しましょう。

コロナの影響が無い2019年秋の調査からオグロシギの渡来数を見てみると全国で129羽となっています。・・・着陸態勢に

これは絶滅危惧Ⅱ類に指定されたオオソリハシシギの439羽の三分の一です。・・・背面から見ると、翼上面の翼帯と尾羽基部の白が美しい野鳥です。

ちなみに2017年秋では、オグロシギ120羽に対してオオソリハシシギ150羽。・・・既に着陸しているのはアオアシシギ2羽とオオソリハシシギ

手元にある環境省2004年の記録ではオグロシギ160羽に対してオオソリハシシギ378羽。・・・オオソリハシシギがオグロシギの飛来に驚いて飛び出し

記録では15年前からオグロシギの渡来数はオオソリハシシギよりもかなり少ないことが判ります。・・・岸辺に止まるオオソリハシシギと飛び出すオグロシギ

オグロシギは、背面の翼帯と黒い尾羽、翼下面の白で、遠くからでもオオソリハシシギとの識別が可能。

オオソリハシシギがレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類指定なのに、オグロシギはレッドリストに指定されていないのです。・・・白と黒に分かれた尾羽と、白い翼帯を見せて池の上を飛行。

そこには指定されない特別な理由があるのでしょうか。・・・しばらく飛行してからカルガモの池に着水。ここで越冬地に渡るための栄養補給をするのでしょう。



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シマアジの越冬地と、飛び出してから飛行する姿を紹介しましょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、シマアジの越冬地は東南アジアで、日本やオーストラリアは含まれていません。・・・一斉ではなく順番に離水しています。

従って渡りの季節だけ日本に渡来するシギチドリと同じく、日本は栄養補給等で立ち寄る中継地となります。・・・水面スレスレを飛行

カモの多くは冬季、日本で越冬しますが、このシマアジは違うようです。・・・翼上面は銀灰色。黒い翼鏡を挟む2本の白線が目立ちます。

オーストラリアの野鳥図鑑でシマアジを確認すると、ちゃんと記載がありました。・・・翼鏡は太陽との角度で緑色に見えるよう。

シマアジ(garganey)は、オーストラリア大陸の北西部沿岸(かなり狭い限られた地域)で越冬するようです。

シマアジとよく似て、東南アジアやインドで越冬するカモにアカツクシガモがいます。

アカツクシガモもシマアジ同様、冬季日本で観察できる機会が少ないカモですが、オーストラリアの野鳥図鑑に記載されていないのでオーストラリアまでは渡らないようです。

参考:図鑑(日本の野鳥590・平凡社)には、ハシビロガモの越冬地として日本、中国南部、東南アジア、インドと表示されていました。ハシビロガモは日本を超え南方に渡るグループがいるようです。



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