今の季節、近所の干潟ではシロチドリとメダイチドリを見ることができます。・・・中央上の胸が茶色でやや大きいのがメダイチドリ、両側がシロチドリ
シロチドリ全長17cm。上面は灰褐色、下面は白い羽毛、眼上部に入る眉状の斑紋(眉斑)も白。
嘴から眼部を通り後頭部へ続く斑紋(眼過線)があり胸部側面に斑紋、左右の斑紋が胸部で繋がる個体もいるようです。・・・この個体は殆んど繋がっていますね
オスの夏羽は頭頂が黒、後頭がオレンジ色の羽毛で覆われ、メスは頭頂が灰褐色で、やや地味な姿をしています。・・・恐らくオス
日本野鳥の会のポータルサイト「BIRD FAN」で、シロチドリが写真撮影された都道府県数は14都府県。その写真数は35枚、そのうち5枚(14.5%)が大阪府で撮影されています。
一方メダイチドリ(全長20cm)の写真撮影された都道府県数は11都府県。その写真数は28枚、そのうち4枚(14.3%・シロチドリとほぼ同率)が大阪府でした。・・・ユリカモメとの大きさ比べ
シロチドリは、環境省レッドブック2017年の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、メダイチドリはまだ指定されていません。
メダイチドリは、ユーラシア大陸中東部で繁殖し、冬期は東南アジア、オーストラリアなどへの渡りをおこない越冬すると言われています。
日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来、関東以西では、少数が越冬することもあるようです。・・・前方の3羽はトウネン、続く群れがメダイチドリ、最後尾がシロチドリでしょう
干潟などの生息環境が破壊され続けているので、上のような光景は、そのうち見ることができなくなるのではないでしょうか。