野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



シギ科の鳥の足には前方に3本(内趾、中趾、外趾)、やや上に後ろ向きの後趾1本、計4本の指があります。

その仲間で後趾の無いのが名前の通りのミユビシギ。・・・キアシシギにも立派な後趾があって足指は4本。

ソリハシシギにも後ろ向きの後趾が見えています。

オバシギの足の後趾も良く判ります。

一方チドリ科の野鳥には後趾が無いのが普通です。・・・ムナグロには後趾がありません。

ただしチドリ科の野鳥はシギと比べると小形なので、足指撮影の難易度は高くなります。

チドリ科の仲間でも大型のダイゼンには小さな後趾があるようですが、下の写真では良く判りません。

そこで以前撮影したダイゼンの写真を探してみると、ごく小さな後趾がしっかり写っていました。

チドリ科最大のケリには先端に黒い爪のある立派な後趾があるようです。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきたダイゼン(全長29cm)の飛行とその分布を紹介しましょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図によれば、繁殖地はユーラシア大陸、北アメリカ大陸の最北部。

越冬地はアフリカ大陸南部、アラビア半島、インド、東南アジア、オーストラリア、北アメリカ南部、南アメリカ大陸の沿岸地域。

ニュージーランドの野鳥図鑑にダイゼン(grey plover)の記載はありますが、渡来はuncommon(稀・珍しい)とあります。

米国の野鳥図鑑(shorebirds houghton mifflin company社)には<最初の繁殖期、(前年生まれた)若鳥の多くは越冬地に留まる>とあり。

<したがって、越冬地では一年中ダイゼンを見ることができる>と書かれていました。

オーストラリアの野鳥図鑑には<(シベリアで生まれて)最初にオーストラリアに渡来したダイゼンは、翌年もオーストラリアに留まって冬(翌年の6~9月)を過ごす>とありました。

その幼鳥たちは北半球の秋(オーストラリアの春)、シベリアから戻ってきた仲間と再び合流するのでしょう。

中国の野鳥図鑑(john mackinnon guide to the birds of china)には、日本の本州以南を越冬地と表示していますが、明らかな間違いですね。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきたソリハシシギ(全長23cm)とキアシシギの飛行姿とソリハシシギの分布を紹介しましょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図によれば、繁殖地は黒海北部からカムチャッカ半島北部までのユーラシア大陸。

越冬地はアフリカ大陸南部、アラビア半島南部、インド南部、東南アジア、オーストラリア北部の沿岸地域。

ユーラシア大陸の西部(ヨーロッパ)に分布しないので、英国の野鳥図鑑(collins bird guide)にソリハシシギ(terek sandpiper)の記載はありません。

北アメリカの野鳥図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)には<アラスカ州で春に渡来したいくつかの記録がある>という程度。

クチバシがこれほど上向きに反ったシギはいないので、欧米人(特にシギやチドリを好む)バーダーには憧れのシギでしょう。

ニュージーランドの野鳥図鑑には<稀(uncommon)に河口に渡来することがある>とありましたので、そこまで渡る個体は少ないのでしょう。

オーストラリアの野鳥図鑑には、ほぼ全土の沿岸に渡来するようで<大きな干潟で干潮時に活発に活動する>とありました。

インドの野鳥図鑑にもインド全土、スリランカ、バングラディシュ、アンダマン諸島に(冬鳥として)渡来するとありました。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にいるカワセミ(全長17cm)です。

今回はカワセミの飛び出しを連続撮影しましたので順番に紹介します。

今回はトリミングしていませんので画像が小さくなりました。・・・アップストロークした翼をダウンストロークする途中。

翼をダウンストロークして飛び出しました。

すぐに再びアップストローク

翼をアップストロークすると、朝日に照らされた翼下面、脇と腹部のオレンジ色が美しい。

ダウンストロークすると翼上面の瑠璃色(青緑色)と背中の明るい青色が目立ちます。

顔が草に隠れてしまいましたが、連写したコマの順に掲載を続けます。

フレームアウトしそうですが、連写したMFでのカワセミの飛び出し写真(トリミング無し)でした。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきたアオアシシギ(全長35cm)がアシ原を飛び回っています。

アメリカの水鳥図鑑(shorebirds houghton mifflin company社)のアオアシシギ(common greenshank)をグーグル翻訳してみました。

<光彩は濃い茶色、脚は淡い灰色がかった緑色か黄色。又はくすんだ黄色>

<飛行中の足指のほとんどが尾羽の先端を超えて突き出ている>

<繁殖地では4月下旬から8月下旬に営巣、地域は北極圏に近い木々が点在する荒地や木々の無い沼地>

<その繁殖地は一般的にアカアシシギより南となるが、重なることも多い>

<繁殖地からの渡りの出発時期は6月下旬から8月下旬、越冬地への到着は7月から10月、非繁殖個体の中には一年中南の越冬地に留まるものもいる>

<越冬地は海岸やさまざまなタイプの湿地となるが、開けた海岸よりも河口を好む>

<コアオアシシギと似ているがアオアシシギの足は比較的短く、クチバシが厚くやや上向きに傾いていて根元が灰色がかった緑青色>



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきたオバシギ(全長29cm・右の2羽)とムナグロ(全長24cm・左)

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)に<幼鳥は上面の軸斑が黒褐色で羽縁が白いため、全体にモノトーンに見える>ということでこれは幼鳥でしょう。・・・オバシギ(左の2羽)とムナグロ

上記図鑑の分布図を見ると繁殖地はカムチャッカ半島からさらに北のシベリア東部、越冬地は東南アジア、オーストラリアの沿岸部。・・・オバシギ(右)とムナグロ(左)

<成鳥の足は緑がかった灰色だが、幼鳥の足はより淡く緑がかって見える>

<飛行中(灰色の)尾羽には、白い上尾筒がU字型に重なって見える>

<幼鳥の羽は10月以降に急速に失われるが、茶色がかった羽毛の一部は3~4月まで残る>

<他のシギと比べるとオバシギは二枚貝をよく食べる>・・・ヨーロッパや南北アメリカ大陸に分布していないので、欧米人のバーダーが見れば喜ぶでしょうね。

オバシギの翼の下面は淡い灰褐色

オバシギの脇羽は白でした。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきたムナグロ(全長23~26cm・平均24.5cm)が干潟で採餌しています。

そのとき、ダイゼン(全長27~30cm・平均28.5cm・左)がムナグロ(右)に向かって走ってきました。

ダイゼンの急な接近に驚いたムナグロが飛び出しました。

ダイゼン(左下)も飛び出してムナグロを追いかけます。

止まっているときの両者はよく似ていますが、飛ぶと尾羽の色が全く違いますね。

ダイゼンの尾羽はほぼ白、ムナグロの尾羽は淡褐色。

ダイゼンの翼上面には目立つ翼帯がありますが、ムナグロの翼帯はあまり目立ちません。

また飛行時のダイゼンの足先は、尾羽先端部から突き出ていません。ダイゼンの跗蹠の長さは4.2~5.2cm(平均4.7cm)なので全長との比率は16.5%

しかし、ムナグロの足先は尾羽先端よりも突き出ています。ムナグロの跗蹠の長さは3.9~4.6cm(平均4.25)全長との比率は17.3%。足の比率はダイゼンよりも上でした。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているムナグロ(全長24cm)2羽です。

ムナグロの英名は、pacific golden plover、その分布はユーラシア大陸東部で繁殖し、東南アジア、オーストラリアなどで越冬するとか。

ムナグロの仲間としてはユーラシア大陸西部に分布するeurasian golden ploverと南北アメリカ大陸に分布するamerican golden ploverがいます。

アメリカの水鳥図鑑(shorebirds houghton mifflin company社)によればムナグロ(pacific golden plover)の全長は23~26cm

eurasian golden ploverの全長は26~29cm、american golden ploverは24~28cm、あまり差はありませんが日本に渡来するムナグロが最も小さいようです。

アメリカの水鳥図鑑のイラストを見ると、3種の中で額から黒色部に沿う白帯が最も目立つのがムナグロでした。

また翼上面にある翼帯も3種の中でムナグロが最も目立つようです。

さらにgolden ploverと呼ばれる所以となっている背と翼上面にある金色(黄褐色)も3種の中でムナグロが最も鮮やかでした。

ムナグロの仲間(eurasian golden plover、american golden plover)を知っている欧米人バーダーでも、ムナグロは見てみたい野鳥でしょう。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているダイゼン(全長29cm)です。

普通、野鳥は撮影者(人間)から逃げる方向に飛び出しますが、このときは違いました。

カメラに向かって飛び出していますね。・・・翼のダウンストローク

昨日の記事で紹介したケリと同じポイントからケリと同ように飛び出しました。・・・アップストローク

こちらに向かって飛ぶダイゼン、翼を上下する際に黒い脇羽が見えています。

頭部からの上面が灰褐色なのは冬羽に変っているからでしょう。

尾羽には白地に灰褐色の斑がありますね。

顔から喉、腹部までの黒色部はこれからさらに薄くなってゆくのでしょう。

こちら向きに飛び出して手前の干潟に着地するダイゼンでした。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にはムナグロと同じチドリ目チドリ科のケリ(全長36cm)も飛んできます。

ケリは人から遠ざかる方向に飛び出す場合が多いのですが、このケリはこちら向きに飛び出しました。

飛び出しポイントから近い場所に着地するよう

ケリの翼上面は灰褐色、白、黒(初列風切)の3色

翼下面は白と黒、腹部も白、尾羽は白地で端部が黒

成鳥にある胸帯の黒色が無いので幼鳥でしょう。

脇羽も白

翼下面の黒と白のコントラスト

最後に後ろ姿も見せてくれました。右はキアシシギ。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているムナグロ(全長24cm)2羽の手前を歩くアオアシシギ(全長35cm)

ムナグロとメダイチドリ(20cm)

ムナグロとオバシギ(全長28cm)オバシギの全長がムナグロより長いのはクチバシの差でしょう。

ムナグロの餌は砂地に生息しているゴカイ。ゴカイをクチバシで挟んで引き出しています。

引き出したゴカイ

次々とゴカイを見つけ

ゆっくり切れないように引き出して食べていますね。

ここで栄養補給し、越冬地(東南アジアからオーストラリアなど)までの長距離飛行に備えているのでしょう。

英語名で黄金チドリと呼ばれるムナグロの背中から翼上面は金色。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にムナグロ2羽が飛来してきました。

ムナグロの英名pacific golden plover(全長24cm・直訳:太平洋金色チドリ)は、体上面にある黄色と白色の斑模様から来ているのでしょう。

ムナグロの繁殖地はシベリア北部からアラスカ西部沿岸、越冬地はインド、東南アジア、オーストラリア、ニュージランドなど

ダイゼンの脇羽は黒ですが、ムナグロの脇羽は淡褐色。

米国のシギチドリ図鑑(shorebirds)でムナグロの仲間を調べてみるとユーラシア大陸西部(ヨーロッパ)と北アフリカにはeurasian golden plover(全長26~29cm)が分布しています。

ムナグロよりやや大きいeurasian golden ploverは、ヨーロッパムナグロと呼ばれるようですが、図鑑(日本の野鳥590・平凡社)に記載が無いので日本への渡来記録は無いのでしょう。

ムナグロの仲間で南北アメリカ大陸に分布するのがamerican golden plover(全長24~28cm・アメリカムナグロ)

american golden ploverは、北アメリカ大陸北部で繁殖し、南アメリカ大陸南部に渡って越冬するようです。

上記図鑑(shorebirds)でアメリカムナグロのイラストを見ると、ムナグロよりも全体に黒色部分が強く、黄色が弱い印象でした。



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以前、東与賀干潟で撮影したダイゼンの飛行集団。

こちらはMFで撮影したダイゼン

ダイゼンとムナグロはよく似ていますが、ダイゼンの翼下部にある脇羽は黒なので飛行時には容易に識別できます。

メダイチドリと一緒に飛行するダイゼン。脇羽が黒いことが良く判ります。

背と翼上面は白と灰色の斑模様。

腹部が白い冬羽のダイゼン

冬羽でも脇羽は黒

尾羽は白地に灰褐色の斑点があります。

夏羽のダイゼン。体の上面は白と灰色のモノトーン。従って英名はgrey plover(直訳すればハイイロチドリ)



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MFに渡来して干潟を採餌するアオアシシギ(全長35cm)が咥えた餌は黒っぽい小魚でした。

図鑑(新版 日本の野鳥 山と渓谷社)によれば<昆虫類、甲殻類、時には水の中にクチバシを入れて小魚を捕る>

後ろ向きですが、このあと暴れる小魚をすぐ呑み込みました。

次に、水中から小さなエビを捕まえて食べようとしています。

また干潟の水たまりから黒っぽい小魚を捕まえました。

小魚を呑み込むためクチバシの奥に移動するアオアシシギ

口を開け、小魚を呑み込むアオアシシギ

小魚を呑みこむアオアシシギ

呑み込んだ後、ご馳走を食べたせいか満足そうなアオアシシギでした。



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MFに渡来したアオアシシギが飛行する写真を紹介しましょう。

アオアシシギの翼下面と脇羽は、ほぼ白色。

背中の中央部分も白色。この白色部は、遠くからでもよく目立ちます。

尾羽には小さな淡褐色斑がありますね。

翼上面に目立つ翼帯はありません。

もうじき着地しそう

下ろした足が前にきました

着地に備えて足はクチバシの下に

雑然とした背景のアシが邪魔でしたが無事に着地しました。



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