2007年にオープンしたホテルメトロポリタン丸の内のエレベーターロビーは、シンプルなデザインで、吹き抜け空間の周囲にある回廊を通って部屋にアクセスする。
回廊から見下ろしたロビー
今回宿泊したエグゼクティブルームは、南側と西側に大きな窓があり、サピアタワーの28階から34階という客室からの眺望がセールスポイントとなっている。
またホテルの立地は、東京駅ホーム北側終端の延長部分にあるので、南側の窓から東京駅のホームを全部見おろすことができ、東京駅の真上に部屋があるような錯覚を受ける。
面積30平米の比較的狭い客室には、幅120センチのベッドが2台置かれ、ベッドに寝たままで窓から東京タワーを見ることができる。
ベッドと窓との間には、一人掛けのソファー2つとガラステーブル、透明ガラストップの大型デスクが置かれていて、下界を見下ろしながらデスクで事務作業をするのは気持ちが良い。
ベッドの横に置かれた薄い棚は、ベッド方向に画面が回転する32インチ液晶テレビが収納され、狭いスペースが有効に活用されていた。
さて、サニタリーゾーンの扉を開けると、右側がトイレ、左が洗面台となっていて、トイレが独立していない。
ここで衣服を脱いで、浴室の扉を開けると、洗い場のある大型バスが置いてあり、浴槽から外が見える窓があるので、所謂ビューバスとなっている。
地上100mを遥かに越える高さにあるビューバスに入浴するのは、初めての体験で楽しみであったが、すぐ隣の丸の内北口ビル(高さ147m)から中が丸見え状態となっている。
しかし、地上から百数十メートルの高さにある浴室で、ビール飲みながら入浴するという贅沢なひと時を味わうことができたので、宿泊先として選んで良かったと思う。