ロサンゼルスの東側に広がるMojave Desert (モハべ砂漠)の中にあるジョシュアツリー国立公園にやってきた。
40度を超える砂漠の低地から前方に見えるそれ程きつくない山岳地帯に繋がる登り坂をアクセルを踏み込んでしばらく登っていく。
ジョシュアツリーナショナルパーク、別世界に入る入り口であった。
標高1000メートル近い高原地帯に差しかかる、まばらな砂漠の植物が我々を迎えてくれる。サンダーストーム(雷)が通り過ぎたのか大きな水溜りが道のあちこちに出来ていた。
標高が高い事もあり、外気は意外と涼しい。ただ、真夏という事もあり爽やかな涼しさというよりも40度の低地から登って来たのでその暑さが緩和された涼しさである。
この公園の名前でもあるジョシュアツリーが視界に入ってくる。モハベの砂漠ではよく見かける植物だが改めてこの植物の不思議な枝並みには感動する。
こいつらはまさに異界のいきもん?
よく見るととてもユニークでもある。
(大きくして観てください)
太陽の眩しい光、そして静かな大地、そしてそこに横たわる巨石達。
この岩を見てここには太古の時代は水があったのだと感じる。歳月という表現を超えた時間の長さを観る事が出来る。
Cholla Cactus (チョラサボテン)があちこちに生息している。
美しい薔薇にはとげがあるというが...こいつは全身とげしかない。
よって、美し過ぎる?
チョラカクタスのみが生息する、チョラカクタスガーデンに足を踏み入れる。
なんじゃいここは...
ここはまさに別世界、地球にこんな所があるのかと思った。
不思議の国のジョシュアですなー。
2011年宇宙の旅という感じ、異星に降り立った気分。
Ocotillo (オコティロ)という砂漠の植物
日が暮れるまで公園を楽しんだ、意外と公園内は静かでほとんど車を見かけなかった。
この公園に来るのは初めてであった、真夏の砂漠の中にあり暑いイメージがあったので実はあまり期待していなかったが来てみて大正解であった。
期待していると裏切られ、期待していないところに感動が隠されている。
これが人生(旅)の醍醐味であると教わったようだ。