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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

R-29( 国道29号線)

2024年09月09日 | 日記

 今年の夏は猛暑の日本に滞在していました。名古屋からレンタカーを使って山陰地方の島根県にある出雲大社参拝の往復ドライブを試みました。名古屋、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫の各県では主に高速道路を活用。移動の為のレンタカーはトヨタハイエースのエクステンションバンの10人乗り、ホィールベースが長く長距離や高速道路では快適でしたが狭い路地や街の駐車場、特に街中の立体駐車場は高さ2.2Mの制限があり2.3Mのハイエースは扱い難さを感じた。

 中国地方の中心を東西に走る中国自動車道のインターチェンジ分岐地点は山陰地方へ抜けるルートが幾つかあるのだが、今回はあえてローカルな道を選ぶ事にした。兵庫県の山崎インターチェンジで降りて鳥取砂丘に繋がる国道29号線を北上する。給油のためにガソリンスタンドに入るとお絞りを渡された。初めての出来事なので、これは顔を拭くものですか、車内を掃除するものですか?などと聞いてみる。流石日本、おもてなしの心が行き届いていると思った。ガソリンを満タンにしてスタンドのおじさんと喋り情報収集、国道29号線、兵庫県と鳥取県の境にある戸倉峠までは一時間以上の道のり。走り出してまもなく山郷の光景が始まる、ツーリングのオートバイ達と沢山すれちがう。この峠の向こう側に隼駅というのがあり、スズキ隼に乗るライダーが多いのかな?などと思った。コーナーは続くが道は綺麗でよく整備されていた。
 
 戸倉峠、兵庫県の山崎から鳥取市へ繋がる国道29号線、曲線半径が150メートル以下のカーブが132箇所存在する約85キロの道。日本全国、何処にでも存在しそうな山郷と青い山並みが続く道だが、今日、こういったローカルロードが面白い。自動車交通網の発展により都市と都市は高速網で結ばれ、移動時間の短縮とより安全な運送経路が存在する。その影響で旧輸送道路であった国道29号線は一見寂れている様にも感じる。輸送トラックはなくなり、おそらく観光バスも通らない?1970、80年代に生産された昭和時代のマニュアル車や現在の86なんかにとっては特に面白いコースかも知れない。日本全国にこういった道は沢山存在するのであろう。起伏があり季節がある、山も海も美しい、食べ物もおいしくバラエティに営んでいる。日本は間違いなくドライビング天国である。
 
*写真は戸倉峠の麓に位置する鳥取県若桜町にある道の駅

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