職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

光と陰に、からだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていくような感覚。限りなくも終わりが近づいている

2009-02-21 16:27:17 | Weblog

◆今年度、最後の定期試験・5次試験が終了。
 今回は、3年生が2/6(金)、1・2年が2/19(木)~20(金)
 試験運営というのは、粗く、①試験範囲の確定 ②試験問題作成 ③試験実施 ④採点 ⑤返却&指導(説明) ⑥評価……というプロセスを、チームで、トラブルなく完遂しなければいけないから、本校の教師の力量が問われる業務だ。
 わたしからは、毎度、毎度、「試験運営を通して、教師として力をつけよう。そして、力のある学校にしよう」とくり返している。

 現在、本校には「試験監督規定」があって、①試験問題配付後、各自の枚数と種類の確認 ②表裏の確認 ③印刷の濃淡の確認 ④監督者は当該試験に関係のあるもの以外の持ち込み厳禁……等々、16事項にわたって(非公開情報なので、これ以上はアップできない)、細々と規定されている。
 この規定も「力のある学校」になるための重要な要素だと考えている。

 試験問題の作成については、作成者→教科主任→教務主任→教頭→校長……と、かなり厳重にチェックしている。
 が、試験問題の質の向上ということを考えると、このシステムには限界がある。
 具体的にいうと、
(1)たとえば、わたしの場合、国語なら相当なレベルのチェックができるが、他教科となると自信がない。
 ほとんど字句や回答欄のチェック程度で終わってしまう。
(2)また、重大な欠陥がある場合は、もちろん差し戻しということになるのだが、わたしのところまで来て「差し戻し」となると、時間的にかなり厳しくなる。

 したがって、「作成者→教科主任」の段階を、より意味のある、効果的な段階にすることが大切だ。
 教科主任のチェックという発想ではなく、「教科部内で相互に検討しあう」段階に変更したほうが、よいかもしれない。
 今後の検討課題としたい。

◆今年度、最後の定期試験の話をしていたら、手元に次のようなプリントの決裁が回ってきた。
(1)第3回保護者参観日と、PTA事業報告会のご案内
(2)新PTA役員候補者選出のための推薦委員募集のお知らせ
 参観日も、PTA事業報告会も、PTA役員推薦委員会も、3/4(水)に行われる。

 もう時期が時期(わたしの出勤日も、指を折って数えると、あと26日しかない……)だから、こういう案件については、当然、予測している。
 だが、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=PTA事業報告会・最後の参観日等)や、それに混じり、新年度の開幕事業(=新年度PTA役員推薦委員会)が並ぶと、こちら側とあちら側の接点がむきだしになって迫り、非情迅速の思いにかられる。

 午前中、1日66コマ授業参観中(3年=授業、1・2年=試験)に奇妙な現象が起こった。
 北校舎3階(1学年)の廊下を歩いているときだった。
 廊下の前方に光と陰が揺れている。
 と思った瞬間、光と陰に、自分のからだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていくような感覚に陥った。
 比喩というより、右足から溶けはじめたので「おい、おい、これは困るなぁ~」とつぶやいてしまう実感覚だった。
 限りなくも終わりが近づいている。

◆画像は、2/20(金)地元のみなみ公民館で舞を披露する大久保えんぶり組。
 今年度の大久保えんぶり組は、市内各地での発表のほかに、昨年9月、韓国のソウルで開かれた日韓共同開催文化交流事業「日韓交流おまつり2008」への派遣、あるいは、ふるさとを代表してテレビ出演等と、大活躍だった。
 みなみの地域の人々に「ああ、ここに住んでよかった」「ここの住民であることを誇りに思う」という気持ちにさせてくれた。
 わたしは、地域の学校教育と社会教育の連携・融合、生涯学習まちづくりをライフワークにしているが、生涯学習まちづくりには、どうしても中核になる、星のような存在が必要だ。
 大久保えんぶり組は、その星であると思う。
 活動の継続には、苦労も多いことと思うが、これからも地域の星として活躍してほしい。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿