![]() ★前回の記述で、僕のeduブログ(明治図書提供)がめずらしく賑わっているという話をした。 全国の教師が「授業開き」という語でインターネットで検索をかける。 すると、僕の記事がヒットしてしまうからだ。 きょうは遂にeduブログランキング16位に。 「式辞」へのヒットでランキングインすることはたびたびあった しかし、「式辞」以外ではめったにない。 自分でも「授業開き」でいたずらしてみると、何と1件目で登場する。 前回は2件目だった。 「式辞」の沸騰にグングンと近づいている。 ★教師は「授業開き」のノウハウを求めて検索をかけるのだろう。 すると、1件目に僕の「授業開きに自己紹介厳禁-600字の教育学」が登場する。 きっと期待してページを開くのではないだろうか? しかし、僕の記事にノウハウは書いていない。 文題の通り「自己紹介はやめろ」といっているだけだ。 教師自身の自己紹介はやめる。 もちろん、子どもにも自己紹介なんかやらせない。 こんなことを6時間もやったら、即、学級は崩壊する。 子どもたちがかわいそうだ。 残念だが、僕の勤めた学校には、ホンマに6時間やりつづけた、悲惨な学校があった。 学級担任だった頃、帰りの会で「1時間目はなにをしましたか?」とたずねると「自己紹介をしました」と返ってきた。 「2時間目は?」「自己紹介!」 「3時間目は?」「自己紹介!」 学級日誌には、1時間目~6時間目まで「自己紹介」の文字が並んでいた。 女子生徒のひとりが「毎年、毎年、もううんざり」といっていた。 プロ教師はこんな実習生がやるようなことをやって学校を壊してはいけない。 チャイムと同時に即、授業に突入する。 教科のプロとして一発目の授業から「教科の魂」を子どもたちにぶっつけるのだ。 子どもたちが「こんなに頭とからだを使った50分間はない」と感じる学級開き・授業開きをやるのだ。 ま、そのためには、(たとえば数学だと)「数学っておもしろいィィ~」と子どもが思う瞬間を、50分間に最低3回、仕込んでおかなければならない……というようなことが書いてあるだけだ。 「な~んだ」 と、次のページをクリックし直すことだろう。 でも、それでいい。 頭の隅に、1時間目~6時間目まで「自己紹介」の文字が並んでいる凄絶な『学級日誌』のイメージを刻んでくれれば……。 ★関連記事 ・(4)3日会わざれば刮目して見るべし~ピグマリオン効果 生徒の「よく変わりたい」という変身願望に対して感性を磨く~(5)生徒の呼び方は「○○さん」。自分の呼び方は「わたし」で。(6)省略語は極力使用しない。(教科担、学担、養教、市教委) ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
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