職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

文体のメタファー=滑舌の悪さと、品のなさと、あちこちでの激昂ぶりの文体のはじまりィ~、はじまりィ~

2008-10-27 14:19:35 | Weblog

10/24(振休)~25、函館旅行。日常の時空間と異なる場に魂を浮遊させる愉しみ。1日目の天気、時々小雨。

◆きょうは職員会議の日なので、会議の資料にする「職員室通信」を、朝、2時間ほどで、バタバタと作成する。

 先日の、文体のメタファー=滑舌の悪さと、品のなさと、あちこちでの激昂ぶり……スライダーやシュートの横の揺さぶり、打者の内角を突く強気の(脅しの)ピッチング……8勝16敗……の文体のはじまりィ~、はじまりィ~。

◆教育危機の元凶は、学校・家庭・地域の教育力のバランスの悪さにあり、これを解決する方策の1つが「学社連携・融合」だ……というのが、中教審46答申以降の一貫した改革理念(いわゆる第3の教育改革)だ。
 ただ、残念ながら、この学社連携・融合(=学校・家庭・地域の連携)が、なかなか進まない。
 理由は、粗くいうと、次の2点だ。
(1)連携のためには、それぞれの努力を「つなげる」(=コーディネートする)エネルギーが必要だ。
(2)学社連携(学校教育と社会教育)のためには、義務教育学校である小学校と中学校がガッチリと手を組むことが前提だ。
 この2つに関する認識が、ほとんど、あるいは、まったくなかったことだ。

◆この課題に対するわたしの方針・方策を2つ述べる。
 1つは、「中核エネルギーは小・中学校のPTA」という構想だ。(あちこちで述べたものの中から、ピックアップする。)

 もう、耳にタコができるといわれそうなくらい、くりかえし、くりかえし、話してきたことだが、学校・家庭・地域の個人や団体という、みなみ地域の教育を構成する点と点と点……とのあいだに(「点」の存在ではなかなか力が発揮できないので)つながりを創りだし、それぞれの立場で、自由に、気軽に参画できる教育システムをつくろうというのが、すこやかみなみネットの理念だ。
 そのためには、学校・家庭・地域の教育を総合的にとらえ、それぞれの活動や気持ち、努力を、つながりのあるものにする、中核となるエネルギーが必要だ。
 歩く人が多くなれば、道ができるが、最初に歩く人がいないと、なにもはじまらない。
 多少の困難はあっても、まず、わたしが歩く、歩きつづけるという「中核」が必要なのだ。
 すばらしい実践の裏には、必ずこの「中核のエネルギー」が存在する。
 その候補として、わたしはPTAを第一にあげたい。
 青少年の健全育成をめざす教育システム(=教育コミュニティ)づくりは、やはり子どもの親であるPTAが中核になるべきだと考えている。
 PTAの力は、(その潜在能力も含め)大きい。
(1)PTA会員は、学校の子どもの保護者であり、かつ地域の住民であるから、PTAはその存在自体が既にネットワークの芽を内包している。
(2)PTAは自主自立の精神に富み、高い実践力を有する、正真正銘、ほんものの社会教育団体だ。
(3)人材の宝庫である。毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。
(4)組織の維持・継続のシステムが優れている。


★10/24午後3時頃から午後6時まではこのバスで移動。めずらしいと思う観光客、特に外国からの客にカメラを向けられる。

 そのPTAにも、さらに中核となるエネルギーが必要で、それがPTA各委員会であり、PTA総務委員会であり、また、小中合同のすこやかみなみネット事業推進委員会なのだ。
 本学区の連携・融合事業の具体的な活動提案は、これまでの地域情報交換会で、各地域団体から、はっきりと提示されているのだから、今後は、「これは、なんとかみなみ小PTA○○委員会で……」「これは、なんとかみなみ中PTA○○委員会で……」「これは、みなみ小PTA○○委員会とみなみ中PTA○○委員会と合同で……」というように、具体的に、こまめに、ねばり強く、「調整」「交渉」していくことが大切だ。
 PTA会員ひとりひとりの応援・支援と、各委員会のコーディネート力が期待されている。(ピックアップ引用 以上)

◆もう1つは、ボランティアバンク構想だ。
 PTAという組織を生かしたコーディネート力に対して、さまざまな活動から、自然にコーディネート力が生まれてくる仕組みづくりも大切にしたい。
 この構想を以下に述べる。(これも、あちこちで述べたものの中から、ピックアップする。)

〈仮称・すこやかみなみネット・サポータークラブの創設〉については、ポイントだけを列挙する。
(1)「サポータークラブ」は、主に保護者(もちろん地域の人々も含む)を対象に、「やってみたい人」が「やれるとき」に「やれること」をモットーに、登録者を募る。
(2)活動分野は、事業推進委員会で話題になったものとして、
 ①環境サポーター=図書室の整理・花壇の整備・掲示板等の装飾(以前地元新聞に紹介された桜等)
 ②ホームページサポーター=PTAやすこやかみなみネットのホームページの作成(作業は各家庭で)
 ③地域との連携サポーター=地域活動・行事とPTAや学校とのコーディネート。すこやかみなみネットの支援等。
 その他、今年、新設された総合文化部への支援も考えられる。
 一気に多くの登録者を集めるというのではなく、少しずつメンバー(登録者)に集まってもらいながら、チームをつくり、そのなかで新しい活動を打ちだしていきたい。(ピックアップ引用 以上)


★2日目は快晴。1日乗車券(600円)で、湯ノ川へ、函館どつくへ、谷地頭へと、大好きな市電三昧。


◆うれしいことに、このサポータークラブが徐々に稼働しはじめている。
 現時点で3つある。
 1つ目は、ホームページサポータークラブで、メンバーは柴田さんとわたし。
 2つ目は、金見さんを中心とする環境サポーターで、これまで総合文化部員と活動してきたが、これに加えて、今後、保護者・地域の方にも声をかけていく計画だ。
 そして、3つ目は、図書室サポーターだ。
 メンバーとして数人の登録者があった。
 きょうの苫米地Tとの話し合いで、学校側から、またサボーたー側から提案された内容は次のとおりだ。
(1)昼休みの図書の貸し出しの補助活動
(2)放課後の図書の貸し出し活動
(3)図書の整理(パソコン)
(4)図書室の環境整備
(5)読み聞かせ
 スタートから、あれもこれも……といって間口を広げると、長つづきしないので、当面は、メンバー4、5人で、活動内容は(3)図書の整理(パソコン)からはじめ、徐々にメンバーを増やしながら、活動内容を充実していくことになっている。

 小中合同のPTA中核構想とともに、こうした学校・家庭・地域という垣根を越えたコーディネートのスキルとパワーをもった人々が、学区の多様な活動を通して、自然に育成される仕組みづくりが、第3の教育改革を推進する1つのポイントになるといえる。

 「学校の教育丸抱え体制と悪口をいわれるくらい荷を多くかかえている教職員としては……」と書きはじめたとこめで、(エネルギーも時間もあったが)「職員室通信」A4版2枚の紙幅が尽きたので、(ホンマは、「教職員としては……」からの文体がおもろいのですけど……)やめる。






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