職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

あちら側が差し迫ってくるのを、なんとか押しとどめたい、そして自分の身をこちら側に置きつづけていたい

2008-03-29 11:44:28 | Weblog
◆〈午前〉修了式→転任者の離任式→〈午後〉転任者の地域あいさつ回り他→〈夜〉みなみ中教職員解散会

 きょう1日で、6回のあいさつ場面があった。
 たぶん、1年で、いちばんあいさつ回数の多い日だと思う。

 「あいさつ」をささえる、わたしの魂そのものは変わらないけれども、修了式の式辞と離任式のあいさつとは意味が違うし、子どもたちを対象にするのと、教職員や地域の方々を対象にするのとでも、微妙に違う。
 だから、自動車のギアを切り換えるように、魂の「かたち」を切り換えながら語ることになる。

 魂の「かたち」を変えている本人(=わたし自身)としては、かなりのエネルギーを使って、グネッと「かたち」を変えているつもりなのだけれど、実際のところは、魂の「かたち」は、ほんのちょっぴり、張ったり、ゆるめられたりしているだけなのだろう。

◆解散会は、午後6時から、シェルブールで開かれた。
 これも第1部=反省会と、第2部=送別会とにわかれていて、2回、あいさつがあった。

〈第1部のあいさつ〉

★昨日の職員会議で、「ああ、こんなふうに、あっけなく、3/25の朝がやってくるのだなぁ~」と、わたしの年度末の感慨をお話ししましたが、もう少し、その自分の気持ちを分析してみると……。

 今年度を「こちら側」、来年度を「あちら側」とすれば、1月頃から、うっすらと「あちら側」の光が見えてきます。
 日が進むにつれて、それがどんどん、鮮明に、見えるようになり、今はというと、もうガラス越しに、くっきりと、ありありと「あちら側」が見えるというところまで来ています。

 この「あちら側」が接近し、差し迫ってくるのを、なんとか押しとどめたい、そして、自分の身を「こちら側」に置きつづけていたい……というのが今のわたしの心境です。
 本日の解散会は、みなさんで「こちら側」に身を置いて、最後の「こちら側」の時間を過ごしましょう。

★1年間の総括については、会場全体に「さあ、飲もう」という雰囲気がみちみちていますので、昨日の職員会議で、わたしがお話した、島津義弘の「正面突破」作戦の話を総括に代えたいと思います。(一応、「総括」は用意していたが、なくてもいいと判断した。)

 本日は、「こちら」側の解散会です。
 行く人も、残る人も関係ありません。
 いったん、全部、解散しましょう。
 学年も解散。
 校務分掌も解散。
 そして、「あちら側」で、再びご縁があったら、あるいは、「あちら側」のさらに「あちら側」で、再びご縁があったら、またいっしょにやりましょう……という、徹底した「解散会」にしましょう……というような提案をして……、ごあさつとします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿