職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

PTA改革が教育改革の突破口

2004-03-18 15:36:27 | Weblog

04.03.18 PTA改革が教育改革の突破口

◆学校・家庭・地域社会全体を通して、子どもたちに「生きる力」をはぐくんでいくというのが、今の教育改革の基本的な方向である。
 そのために学校・家庭・地域、これら相互の連携が強調されている。 
 
◆しかし、この「相互の連携」の渦中にいる人間(←わたし!)に言わせてもらえば、「連携」はそれほど簡単なことではない。
 いわゆる「学社連携論」が登場したのは昭和48年である。以来、常に教育界の重要なキーワードでありつづけたが、事態はどれほど改善されただろうか? 
 
◆中教審答申「21世紀を展望したわが国の教育の在り方について」では、この状況を踏まえて、PTAに学校と家庭、さらには地域社会を結ぶ「懸け橋」としての役割を期待しているのである。 
 以下、具体的に「懸け橋」のモデルを提示したい。(1)~(5) 
 
◆(1)学区子どもセンターの設置 
 昨年まで設置されていた八戸市子どもセンターの学区版である。地域には子どもが参加できるさまざまな活動がある。
 しかし、その情報が家庭や子どもに十分に伝わっていない。
 そこで地域の情報を収集・発掘し、随時、子どもや家庭に提供するPTA学区子どもセンターの設置を提案したい。 
 
◆(2)少年団体との懸け橋 
 地域には子ども会、ボーイスカウトなど、各種の少年団体がある。
 学校週5日制の完全実施に伴い、これらの団体の重要性が増している。
 しかし、市教委の実態調査によると、多くの団体が、指導者や世話人、活動場所などの確保に苦慮している。
 PTAが人的・物的な支援ができるようにPTA組織・活動の見直しを強く望みたい。 
 もともとは校外の少年団体等の健全な育成をたすけることはPTAの重要な役割だった。
 それが昭和50年代に入って学校部活動への支援に変質し、学校・家庭・地域の教育のバランスが大きく崩れた。 
 
◆(3)社会教育施設との懸け橋 
 大館公民館(わくわくチャレンジランキング)、下長公民館(世代交流館)、白銀南公民館(平成の寺子屋)、東公民館(こども体験教室)など、地域の社会教育施設で、参加型・体験型の事業が積極的に展開されている。
 これらについても、先の青少年団体同様、PTAの継続的・計画的な支援が望まれる。 
 
◆(4)地区青少協との懸け橋 
 地域ぐるみで教育の充実を考えるとき、地区青少年生活指導協議会の存在はきわめて重要である。これまでの連絡・協議に加え、体験活動や学区防災など具体的な事業展開が期待される。
 その際、学校・家庭・地域のネットワーキングの要となるのがPTAである。 
 
◆(5)学校ボランティアへの支援 
 八戸市学校教育支援ボランティア事業の一環として、ボランティアセンターを開設している

 PTAには、ボランティアへの応募に併せて、PR活動や市民と学校のコーディネート活動など、センター運営への支援を切にお願いしたい。 
 
◆今、学区の実態に合わせて、「懸け橋」を一つ一つ積み重ねていく努力が求められている。
 私はPTA改革が、今の教育改革の突破口であると認識している。

[2004年03月18日]


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