職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

保護者が松代Tの授業を絶賛!

2006-05-10 08:31:12 | Weblog

06.05.10 保護者が松代Tの授業を絶賛!

4/26保護者参観日に実施した授業アンケートが、研修部回収・整理→授業者本人確認……を経て、わたしのところに回ってきた。

■保護者が松代Tの授業を絶賛している。その一部を紹介する。

№1〈中学生としての授業態度が身についてきているようで、小学校のときとは全然違うなぁと感じられました。今後、慣れてだらけることがないように願っています。〉
№2〈入学してまだ1ヶ月しかたっていないのに、教師と生徒の距離がとても近くなっていると感じました。おだやかなトークが安心感を与えるのか? とてもよい印象を持ちました。校舎の新しさだけでなく、とても明るい教室の雰囲気で安心しました。授業は基本的な内容を扱っていましたが、とても大事なことだと思いました。子どもでも大人でも基本が大切です。〉
№3〈まじめで、けじめのある授業だった。楽しむときには楽しみ、意見を言うときにははっきりと言う。めりはりのある授業だった。〉
№4〈入学して1ヶ月足らずなのにクラスに和やかさがあふれたいると思いました。小学6年と違い、中学生らしい授業でした。〉
№5〈子どもや甥子、孫とたくさんの授業をみせていただきましたが、とてもすばらしいクラスの子どもたち、そして先生。安心して過ごせると思いました。すばらしい心ある授業をありがとうございました。〉

 理屈抜きで、うれしい。これは松代Tへの評価であると同時に、現在の白銀南中への評価でもある。

 達成状況を確認する技術をマスターする

■松代Tの授業に対する5段階評価についても、ほとんどの項目が「5」と「4」だ。が、しかし、唯一「3」があるのが、〈南中教師心得その3=達成状況を確認して授業を進める~ 教師は、生徒がわかっているかどうかを確認しながら授業を進めていましたか? ~〉である。

 次のような保護者の意見がある。
№6〈質問に対して手をあげる生徒が少ない場合は、意味が通じていないのか? 自信がないのか?などと考えてあげないと、いつも発表する子、発表しない子が固定してしまうと思います。〉
 鋭い指摘である。

■ここからの記述は、松代Tの授業を離れる。
 子どもがわかっていないのに、あるいはわかっている子とわからない子がいるのに、どんどん進める授業を授業とは言わない。
 だから、教師は当然のこととして、50分間の授業の中で、何度も何度も、こまめに、さりげなく、(授業のリズムを崩すことなく)達成率を確認しなければならない。

■たとえば、よく知られた例だが、地図を開いて特定の場所を見つける作業のとき、「見つけた人は指で押さえなさい」という方法。念のために(←「念のために」は教育行為ではきわめて重要)「となりの人と見くらべてごらん」と付け加えることもある。
 「全員起立。3回音読したら座りなさい」もよく使う方法だ。一目で読んでいるか、読み終わったかが確認できる。
 ノート点検、机間巡視も確認のための有力な方法である。(ただ、机間巡視はなかなかむずかしい。机間巡視後、巡視中に得たデータを再現しようとすると、断片しか残っていないことがある。映像化して残す訓練が必要だから、プロ中のプロの技。)
 南中でもいろいろな達成率確認の技術を修得&開発したい。
 なお、このプロの技あるいはプロ中のプロの技は、あまりに「さりげなく」て、一般の方々(例=保護者)には、達成状況確認の場に見えなくて、評価が「3」「2」「1」になってしまうこともある。

■ただし、「わかりましたか?」は確認にはならない。
 わかっていなくても「ハイ」と答える子どもがいるし、「わかりましたね」といえば、まわりにつられて「ハイ」と言ってしまう子どももいるからである。
 即ち「わかりましたか」は達成率未確認運転と同じで、プロ教師は「わかりましたか」という言葉は発しない、絶対に。(「わかりましたか」はプロとアマの識別語だという人もいる)
 大事なことなので、念のために繰り返す。
 「わかりましたか」は禁句。
 「わかりましたか」を南中から全廃し、他の、ほんものの確認方法を開発していけば、南中の教育の「かたち」が変わると信じている。(トップの画像撮影=志塚T)

 学力分析とアップのための具体的な戦術を

 スペースがないので、5/10主任会で話しあった内容の、テーマのみを列挙する。
(1)通信表「行動の状況」の改善案
(2)新学習の5原則「学力向上の5原則」の確定
(3)標準学力検査をベースに学力の分析と学年・教科別の具体的な戦略・戦術の検討
(4)授業力向上の5原則の徹底
(5)不思議な事故・事件なし。小さな兆候・原因を見落とさない。
(6)視覚(目)から育てる掲示教育
(7)目的達成のための役割分担(校長にも具体的に担わせる)
(8)中津川事件から学ぶ。本校でも起こりうることとしてとらえ、必要とされるシステムを可能な範囲でつくりあげる。


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