職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

自分の部屋に閉じこもるのをやめて(というか閉じこもれなくなり)、ひらかれた場所で「孤独」を感じながら

2006-10-29 12:50:26 | Weblog

 2006 開かれた孤独 



■冠省 昨日は午前中、近くの銭湯的温泉、午後、部屋に閉じこもり、古い写真を整理しました。
 仕事柄、業務がらみのスナップ写真や集合写真が結構集まります。
 でも、アルバムに貼るとか、あるいは貼ってそれを眺めるとか、そういう趣味はまったくなかったので、ただただ段ボール箱に投げ込んでいました。



■急に整理を思い立ったのは、写真が自分の「経験」や「存在」の備忘録的役割を果たしているのではないかと考えたからです。

 穴を掘るように少しずつ箱の深い部分に入っていきました。

 その形成された時間の層の、歴史的正確さは、実に感動的でした。

 もう少しで底に至る、その一歩手前でした。
 2冊の、赤い表紙のスクラップ帳が、手に触れました。



■開いてみると、何と冒頭に『冬模様』が張り付けてありました。
 当時、読んでいたM紙の小説を切り抜いたものです。
 新聞の小説を切り抜いたのは後にも先にもこれきりだと思います。
 もちろんスクラップしたことは、とうの昔に忘れ去っていました。

 その後、詩誌を介して、この作者と出会うことになるのですが(*^_^*)、そのときは、もうこの新春小説と結びつけることはできませんでした。



■字面を撫でるようにハイスピードで読み込みました。
 (わたしは、文学作品を、よく、この方法で読むのですが)次に逆にどんどん無理矢理に忘却&消去させていきました。

 そうしたら、わたしの感覚の水平面上に、最後に残ったのは、〈あの人〉が〈橋は川の上にだけかけられればいいのに〉と言って嫌っていた〈風の強い〉〈歩道橋〉に立つ〈私〉でした。

 これが、この作者の出発点だと感じました。(5、6分間で考えたことですから、後でまたガラッと読み方を変えるかもしれません。^^;^^;)

 自分の「存在」に対する感じ方、あるいは嘆じ方(←こういう表現はないと思いますが)、また、一種決然たる拒絶の、その一歩手前で、敢えて踏みとどまり、他を受け入れつつ、生きようとする情。

 この「一歩手前」というのが、この作者の、文学の特徴(いい意味でも悪い意味でも)だと思いました。



■話が、だんだん夜のビル街の占い師じみてきましたので、きょうはこれでやめます。

 最近のわたしの変化。
 自分の部屋に閉じこもるのをやめて(というか閉じこもれなくなり)、ひらかれた場所で「孤独」を感じながら、自分という人間を見いだせる場所を求めています。草々

■画像は文化祭PTA展の作品から
。[2006年10月29日(日)]

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