職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

学校を支える、家庭を支える、地域を支える、こういう人々のつながりと、その「つながり」を創り出すしくみ

2008-05-26 18:00:50 | Weblog

      

★あす(5/27)は、全校校外学習だ。各学年、内容は異なる。1学年は青森駅前で八戸のPR活動&三内丸山&県立美術館、2学年は八戸市内各職場体験、3学年は県立美術館&大学見学(クラスごとに大学が異なる)だ。
 画像は、4校時、2学年の1日職場体験学習出発式。抱負発表を一部聞いたが、しっかりしていて驚いた。これは自動車関係代表のT君の発表。「ぼくが行くことになったのは、○○石油です。(中略)特に最近は、ガソリン税の問題などでガソリンスタンドの方々も苦労しているようです。こういうなかで従業員の方々がどういう工夫をしているのか知りたいです。(中略)お客さんの車を扱うたいへんな仕事ですから、わからないことがあったら、積極的に質問して、ミスのないようにしたいと思います。今回の職場体験は迷惑をかけないように気をつけながら、今後の進路を考えることに役立てられるような実りある1日にしたいと思っています。(後略)」


◆きょう、午後6時半から、本校で、すこやかみなみネット事業推進委員会が開かれる。
 内容は、今年度の事業計画。
 参会者は、みなみ小・中のPTA本部役員、校長・教頭・教務主任・すこやかみなみネット主任だ。
 そのたたき台として、2・3校時、バタバタと下記の「すこやかみなみネット・メモ」を書いた。

 きょうは、この「メモ」だけをアップし、事業推進委員会の内容については、あす、アップしたい。

    

★晴れのち雷雨。雨に洗われた、校庭のヤマボウシの若葉がきれいだ。

◆すこやかみなみネット・メモ

1.確認・現在の〈すこやかみなみネット事業〉
(1)学校・家庭・地域社会の連絡調整の充実
 ①学校・家庭・地域の情報交換会
  1回目…1学期後半( 7月上旬)場所 白銀南中学校
  2回目…2学期後半(12月中旬)場所 白銀南小学校
  3回目…3学期中 (実施するしないについては、今後検討)
  ②情報誌「すこやかみなみネット通信」の発行
(2)子ども・大人の体験活動の充実
 ①あいさつ運動(年間通して)
  夏休み、冬休み前は、強化月間(7月、12月)として実施(期間は1か月)
 ②小・中学校、公民館文化祭などへの支援(すこやかみなみネットまつり等)
(3)地域防災・防犯対策の充実
 ①地域防災・防犯訓練の実施(具体的方法等については今後検討)
 ②地域巡回活動
  ア)定期巡回…夏休み中
  イ)不定期巡回…自家用車にステッカーをつけて
  ウ)事案発生に対応した巡回
  エ)大久保地区 見守りたい活動
(4)南小・南中PTA合同研修会、レクリエーションの充実
 ① 思春期子育て講座等、子育てに関する研修会
 ② 南小・南中合同PTA救急救助法講習会
 ③ みなみネット杯小中合同ソフトバレーボール大会
 ④ 小中PTA合同新年会
(5)すこやかみなみネット事業推進会議(担当…事業推進委員会)
 〈1回目〉5月下旬 白銀南小学校
 〈2回目〉7月上旬 白銀南中学校
 〈3回目〉10月中旬 白銀南中学校
 〈4回目〉12月初旬 白銀南小学校
 〈5回目〉3月初旬(反省会)

    

★昨日は隣のみなみ小大運動会。「燃え上がれ 三つの勇者の 決戦だ」

2.学校(生徒会等)・家庭(PTA)・地域諸団体との連携・融合活動の推進&創出

(1)学校を支える、家庭を支える、地域を支える、こういう人々のつながりと、その「つながり」を創り出すしくみ(システム)を構築していきたい。
 そのためには、わたしは、まず、なんといっても「協働」を組織していくことだと考えている。
 「協働」には粗く、次の3種類がある。
 ①役割を明確にして、分担し合う(連携)
 ②)一方の活動を、もう一方が応援・支援する(連携)
 ③いっしょにやる(融合)
 なお、③には、一方の事業にもう一方がのっかる場合と、いっしょにやるために新たに事業を創り出す場合とがある。
 わたしは、新たに創り出す後者はたいへんだ、前者でいいと考えている。

    

★大運動会であいさつする、柴田PTA会長。

(2)その具体的な「協働」をさぐってみることにする。

〈白銀地区防犯協会との連携〉
・大館恒夫会長「声かけ事案などは午後4時から午後6時の時間帯に出没するケースが多いので、時間を工夫したいが、なかなか対応できないというのが現状である。そこで、この時間帯はなんとか、みなみネットのPTAの方々にお願いできればと思っている。」

 課題=平日(月~金)午後4時から午後6時の時間帯は、すこやかみなみネットとして、現在、小・中・地域が協働して「巡回中」というプレートをつけて安全確保活動を実施しているが、今後、どう考えるか? 

〈岬台地区連合町内会との連携〉
・岬台では一昨年、地域の安全は地域で守るということで岬台地区自主防災会を組織して、去年、今年と2年つづけて防災訓練を実施している。
・また地区運動会なども中学校の生徒に司会・進行をお願いしたりして、生徒の参加を増やそうとしている。
・南公民館を親との待ち合わせ場所として活用している児童・生徒がたくさんいる。見守り隊のボランティアの方々が、公民館職員が5時に帰ったあと、7時半くらいまで必ず1人ないし2人が待機している。(公民館協力会会長から)
・子どもたちの登下校をみていると、3列、4列の横隊で歩いていて、かつ、車が来てもよけない。
 それからジベタリアン、四つ角、カーブのところ、交差点のところに座っている。座っているのは夜6時、7時の時間帯。

 課題①=「地域防災の充実」はすこやかみなみネット事業の重要な柱の1つだ。しかし、この点については他の事業に比べ、手つかずの状態になっている。岬台地区連合町内会からは「今後、学校とも連携していきたい」という提案がなされているが、すこやかみなみネットとしてどう考えるか?
 課題②=地区行事への小中学生の参加については、すこやかみなみネットとしても、地域団体と協力し合い、学校部活動等との調整を行い、参加の推奨をしているが、現時点では、あまり効果があがっていない。
 課題③=公民館の見守り隊のボランティアの方々から連携の要請などがあったわけではないが、このままでよいのか?
 課題④=(防犯協会との連携と重複するが)平日(月~金)午後4時から午後6時の時間帯を、すこやかみなみネットとしてどう考えるか?

〈八戸地区少年補導協力員の方々との連携〉
 課題=昨年度は、八戸地区少年補導協力員の方と、中学校生徒会、PTAと連携してあいさつ運動を実施した。今後、どうするか?

〈安協大久保支部・安協岬白銀台支部との連携〉
 課題①=安協岬白銀台支部からはPTAに対して、春と秋のキャンペーンへの応援要請がなされている。
 課題②=PTAとしては、白銀南小交通安全委員会では「0のつく日」に登校指導を行っている。この活動状況を、地区安協に報告して情報を共有している。
 課題①②について、今後、すこやかみなみネットとしてどう考えるか?
 なお、今年度、安協大久保支部の春の安全運動に、みなみ中生徒会が参加した。

〈白銀台町内連合会との連携〉
・西山泰本会長「地域の子どもたちと顔見知りになることが大切だということで、地域の行事、たとえば盆踊り、運動会、花火大会などに、できるだけ多くの子どもを参加させようとしている。
・花火大会は、以前は、〈子ども花火大会〉だったが、今年から「親子花火大会」というふうに変えた。保護者の方が集まれば、子どもも集まるし、安全のためにもいいと考えたからだ。運動会については、今年まで夏休みの最後の日曜日に実施していたので、子どもたちは宿題に追われ、なかなか参加できないのだろうということで、来年は夏休みから外して実施することを検討している。」

 課題=(「岬台地区連合町内会との連携」と記述が重複するが、念のために)地区行事への小中学生の参加については、すこやかみなみネットとしても、地域団体と協力し合い、学校部活動等との調整を行い、参加の推奨をしているが、現時点では、あまり効果があがっていない。

〈大久保地区連合町内会との連携〉
・土橋幸輔会長「町内の見守り活動が満2歳になった。最近は小・中学校とも連携が密になり、その月の20日頃には翌月の学校の行事予定とか部活動の予定時間とかを細かく連絡いただいている。見守り隊もそれにあわせて、たとえば何曜日は5時~6時半とか、また試験期間中や行事の関係で早く帰るときは3時~4時とか(早くなると人員配置がむずかしくなるが)、その都度、状況に応じて対応している。
・次に公民館の留守番活動は、職員が5時に公民館を出て、クラブの活動がはじまる7時までの2時間を公民館のホールで、親の迎えを待っている子どもたちを見守っている。(小学生は非常にあいさつがいいが、中学生のあいさつが最近、よくない。)」

 課題=見守り隊のボランティアの方々から連携の要請などがあったわけではないが、このままでよいのか?
 なお、中学生のあいさつについては、土橋会長から「われわれもわれわれから声をかけるなど努力をするので、保護者のみなさま、学校側の教職員の方々と力をあわせて指導していきましょう」というコメントをいただいている。
(すこやかみなみネット事業推進委員会での「連携・融合に関する確認事項」以上)

3.子どもの具体的な実態と課題を直視し、ただお茶を濁すだけの対応ではなく、「この子どもiは、こういう状態まで育ってほしい」という具体的な目標を確認して、実践・対処できるシステムの見直し

4.仮称「すこやかみなみネット・サポータークラブ(登録制)」の創設

 各方面から注目を浴びているすこやかみなみネットだが、大きな課題……というか、弱点がある。
 それは、学校や地域のために「なにかしたい」と思っている人が、それぞれの立場で、気楽に、活動できるシステムをもっていないことだ。
 せっかく、ここまで創りあげてきたのだから、このことだけは、なんとかしたいと思っている。

 具体的な提案として「仮称・すこやかみなみネット・サポータークラブ(登録制)」の創設を提案したい。

(1)まずは、PTA会員に呼びかけ、登録してもらう。20~30人くらいのスタートでいいのではないか? その後、地域の老人クラブやPTAのOBにひろげていく。
(2)活動内容としては、
  ①環境整備
  ②ホームページの作成
  ③地域活動の支援
  ④部活動の支援(特に総合文化部)等
 
5.その他
(1)規約の見直し
(2)「巡回中」ステッカーの見直し
(3)「すこやかみなみネット通信」の町内への回覧
(4)すこやかみなみネットOB会の活動について



最新の画像もっと見る

コメントを投稿