★3年選択・技術
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◆日曜日、月曜日、火曜日と、いろいろ対応しなければいけないことがあって、このHPもなかなか更新できなかった。
「いろいろ……」というのはピンチのことだ。
ピンチと格闘しながら、ピンチを招いた責任を痛感しつつも、やや不謹慎な言い方に聞こえるかもしれないが、ピンチと格闘する過程において、自分にとっての「宝物」を発見していくというのがわたしの生き方だ。(今回、信じられないような、魂が朱色に震えるような「宝物」をゲット。でも、このことについては、今は触れない。)
いっしょに対応してくれた多くの方々に心より感謝申し上げる。
きのう(水曜日)は、午後6時から八戸地区交通安全協会大久保支部の交通安全祈願祭に出席。
やはり、ここ2、3日でからだがガタガタになっていたのか、宮司さんの力一杯叩く太鼓のひびきが、身にしみた。
◆前回のHP更新の最後の記述が「急いで〈すこやかみなみネット〉の考察に入る」だった。
あちこちで「すこやかみなみネット」について語る約束をしている。
いちばん近いところでは1/28(月)午後3時から八戸市総合教育センターで開催される八戸市学社連携・融合事業担当者等連絡会がある。
これは志塚教務主任が語ることになっている。
最後の記述は、そのまえにどうしても、再考察しなければならないことがある……という意味だ。
午後から志塚Tと2人で、パワーポイントのスライドをプロジェクターで映しながら、検討する。
★3年パパママ体験学習
◆すこやかみなみネットは、八戸市立白銀南小・南中のPTAが主体となり、小学校と中学校の強い連携・融合を(垂直)軸に、テーマを子どもたちの健全育成・安全確保に限定して、学校および地域における関係諸団体とのあいだにゆるやかにネットワーク(水平軸)を形成しようとするものである。(「強い」「限定」「ゆるやかに」の意味は、関連する内容のところで説明する。)
「すこやかみなみネット」の「ネット」は、みなみ学区の諸団体を結びつけ、理念と活動の分かち合いを可能にするリンクである。
日常生活圏域である地域を基盤として、そこに住む地域の人びと、子どもの保護者、学校の教職員等で、協働して子どもの成長や教育のことを考え、具体的な活動を展開していく仕組みをつくりあげていきたい。
この実践を積みかさねることによって、子ども同士、子どもと大人、大人同士が豊かに交流しあい、「顔と名前が一致する人間関係」づくり、子どもの育ちを見守っていく地域づくりの実現が期待できる。
一般論だが、現在の日本は、残念なことに、学校・家庭・地域の教育のバランスが崩れている。
あえて、やや粗い言い方をすれば「学校の教育丸抱え体制」あるいは「学校の教育独占体制」状態である。
そして、このことが日本の教育危機の元凶なのだ。
逆にいうと、このバランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだ大丈夫だ。
だから、バランスをよくするのだという方向をしっかりと確認しあったうえで、協働して、子どもの成長と教育に関わる活動に参加・参画できる仕組みをつくりあげることが大切だ。
「すこやかみなみネット」をとおして、今は見えない、もうひとつのみなみ学区の存在に出会えるかもしれないと思うと、ワクワクする。
★3年パパママ体験学習
◆みなみネットの理念
(1)子どもの成長を親と教師と地域の人で確かめることができるみなみ学区。
(2)子どもの成長にあわせて、大人自身がさまざまなことに気づき、自らも成長するみなみ学区
(3)子どもの課題を見過ごさず、力を合わせてそれに対処できるみなみ学区
(4)子どもの課題をとおして見えてくるさまざまに地域課題に対して、主体性をもって取り組むみなみ学区
◆すこやかみなみネットの組織
(1)実働部隊と支援・協力部隊
すこやかみなみネットは、地域にある多くの団体を構成団体としている。
だから、構成団体のすべてが直接、組織運営に携わるという「なんでも全員参加方式」だと、なかなか身動きがとれない。
そこで、実際に組織を動かし事業を運営していく実働部隊(小・中PTA)と、支援・協力部隊(他の団体)との2部編成にしている。
こうすることによって、それぞれの立場、いろいろな立場から活動にかかわることが可能になっている。
(2)組織を支える2つの気概
みなみネットの組織は2つのベクトルで支えられている。
1つは、PTAの「地域の子どもは地域で育てる。その中心は子どもの親であるPTAが担うべきだ」という気概だ。
もう1つは、この「気概」を認め、支え、応援する地域諸団体の「地域をあげて教育コミュニティづくりに取り組もう」という気概(理念の高さ)だ。
この2つの気概があって、すこやかみなみネットは成り立っている。
★みなみ中恒例の繭玉飾りが始まる
(3)すこやかみなみネット事業推進委員会
実働部隊の中核が、すこやかみなみネット事業推進委員会だ。
事業推進委員会は以下のメンバーで組織し、必要な事項を協議する。
?小・中PTA 会長・副会長
?小・中学校 校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当者
?事業内容に関連のある各総務委員(各委員会委員長)
なお、運営事務は、小中学校隔年とする。
(4)実働部隊が小・中PTAであることのメリット
?本学区は、地区安協、防犯など諸団体が活躍している。しかし(考えてみれば、当然のことなのだが)諸団体はもともとは他との違いをエネルギーにしている。
だから、本質的には連携とか融合を前提にしているわけではない。 学校もそうだ。
だから、専門分野に特化した地域諸団体とは別に、たえず協働を目的(例=学校・家庭・地域との連携・融合・協働を安定させ、継続させることを目的)とした団体を考えていく必要がある。
この有力候補のひとつがPTAだ。
PTA会員は、学校の保護者であり、かつ地域の住民である。
だから、その存在自体が既にネットワークの芽を内包している。
?PTAは自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体だ。
社会教育団体にもピンからキリまであって、中には(過渡期的に行われてきた)行政からの指導・助言・支援におんぶにだっこの団体もないわけではない。
この点、各小・中学校のPTA(連合PTAに対して単PTAと呼ぶ。単Pと略すこともある)はほんものの社会教育団体だ。
?人材の宝庫である。
毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。
資金面でも比較的めぐまれている。
?組織の維持・継続のシステムが優れている。
今述べた(2)もこのシステムに含まれるが、加えて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすい。
またPTA独特の「規約」(+前例)の存在も大きな役割を果たしているように思う。(もちろん「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化する傾向もあるが、わたしからすれば、これもPTAの魅力だ。)
(5)PTAの課題
ただし、PTAが学校・家庭・地域社会の懸け橋として力を発揮するには、次の4つの関係について、常に点検しつつパイプを太くしていく必要がある。
?小学校PTAと中学校PTAの関係
?PとTの関係
?PTAと地域の関係
?PTA役員とPTA一般会員の関係。
もちろん、すこやかみなみネットの実践がこの課題を解決してくれると確信している。
(志塚Tとの再考察はまだまだつづくが、きょうはこれでやめる。「すこやかみなみネットの組織」の部分が気になっていたのだ。1/28はいい発表になりそうだ。わたしも聞きに行きたいが、運営委員会と重なっていて参加できない。)
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