ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

風を人にあてる勿れ

2024年06月06日 23時45分08秒 | Weblog
職場でも冷房の掛かる日が増え、いよいよ夏も始まりといった趣であるが、
ふと思ったのが、今日の高効率大出力の冷房の風を人体に直接当てるような
設計はおかしいのではないかという点。
なるほど確かに暑い中で火照った体に冷風を浴びるのは、何とも言えない
心地よさがある。しかし結局冷水のシャワーと同じで、何十分も連続して浴びる
ものではない。

扇風機よりはちょっとましな冷風を、ささやかにそよがせる程度であった昔の
冷房であれば、それこそ冷房から出た風が体に届く前に幾分適温になって、過度に
体を冷やして害になるという事はそこまでなかったであろうが、今の冷房はそれは
もう寒いと形容して全く差し支えない風が押し寄せるように飛んでくる。
昔の出力だと、人に直接当てなければ効果が実感できなかったであろうから、
その構造でもやむなしと言えたが、今のものであればそんなことをする必要はない。
しかし構造的には変わらず、風が人に当たるようになっている。

結局体に当てて良いのは常温の風であって、それも精々2時間くらいが限度。冷風とも
なれば20分も当てておけば十分。現在の冷房は部屋の気温を調整するに十分な能力を
有しているが、その出力がまず人に向くという構造は過剰と言わざるを得ない。
冷房の話ばかりしてきたが、暖房も同じで温風を直接浴びせられると目とかがカラカラに
なって大変に不快になる。
当たり前に思っていた構造でも、中身が別物レベルになっているならば構造も
見直さなければならない。快適性や健康にかかわるものであれば尚の事である。
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