ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

人の為と騙るもの

2024年06月20日 23時55分47秒 | Weblog
『真・女神転生』シリーズでもはや馴染みの顔となっている魔王マーラ様であるが、
かかるデザインでどうやってレーティング審査を潜り抜けたのか、それが毎度
気になって仕方がない。緑色で鼻や口があるから生殖器ではない、という理屈なのか
何なのか分からないが、しかしよく考えてみると、そのような性器描写はNGだとか
今日の文化に浸透している道徳的倫理観などは、結局欧米の、もっと言えばキリスト教的
な文化のそれであるから、個々の文化を重んじる風潮の強い昨今においては特に
必ずしも聞かなくてはならないものではない。

とりわけそれを声高に叫んでいるのが、キリスト教文化色の濃い欧米であるから、
先方としても『これぞ多様性であり、貴様らの描いた物語であろう?』という大義名分が
あるのかも知れない。
件の作品はBGMの至る所でロック調の楽曲が用いられているが、そのような姿勢が
正にロックという事で、マーラ様と共にこの作品が一部のファンから熱狂的に愛されている
のであろう。

結局人の為と言いつつも、自らのとりわけ重い悪行をごまかすべく、無関係なより多くの
人に常識と名付けた首枷をはめて強制土下座を行わせ、それをもって贖罪とするような、
まさに件のゲームに出て来そうなムーブが今ここに、こともなげに、ずっと昔からそうで
あったように。
コメント
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