腰痛持ちの友人・知人がたくさんいます。
皆さん夫々にネット情報、書物などをみて、努力されていますが、
現実に快癒することは難しいようです。
以下は著者の意見ですが、説得力があると思うので、そのまま書き写します。
p.90 「腰痛の人は腹筋を鍛えるべきだ」と言う話はあまり信用できない。
どんなに腹筋トレを頑張っても腰痛が改善されないことが多いからだ。
むしろ、腰痛持ちの人が間違った腹筋トレーニングをしたりすると、
かえって痛みを悪化させてしまうこともあるので、注意が必要だ。
p.91 そもそも、腹筋が強いか弱いかは、直接的には腰痛には関係ない。
これに関しては、腹筋を鋼のように鍛えあげたアスリートにも腰痛
持ちが多いことが何よりの証拠となるだろう。プロ野球選手にも
プロサッカー選手にも腰痛に悩まされている人は山のようにいる。
どんなに腹筋を鍛えても、腰痛になる人はなってしまうわけだから、
腰痛の原因が別の部分にあるのは明らかだ。逆に、腹筋が弱いのに
全く腰痛にならない人も多い。では、腰痛を引き起こす原因は何なのか。
一番の原因は、その人の姿勢にある。例えば、普段から「反り腰」姿勢を
とっている人は、その姿勢で立ったり歩いたりしているだけで、大きな
負担が腰にかかることになる。それに、前傾姿勢で歩く癖や膝を曲げて
歩く癖、重いカバンを持つときの姿勢や荷物を持ち上げるときの動作習慣
なども腰への負担につながっていることが多い。そういった日々の生活での
「腰に負担をかける姿勢」が年々積み重なって腰痛へとつながっていくのだ。
だから、いくら腹筋トレをやったとしても、こういった「腰に負担をかける
姿勢」が改善されなければ、腰痛が解消される事は無い。
P 92 さらに言えば、仮に腹筋が強い方が腰痛を防ぐのに有利だったとしても、
トレーニングによって腹筋をガチガチに固めてしまうのは疑問だ。
私は、腹筋を始めとした体幹の筋肉には、その時の動きや衝撃に応じて、
力を入れるべき時は入れ、力を抜くべき時は抜けるような柔軟性が必要だと
考えている。ガチガチに固めるだけが脳ではなく、その時その時にかかって
くるプレッシャーに臨機応変に対応できるしなやかさがある方が良いのだ。
だから、腰痛をなんとかしたいと言う時に、腹筋筋トレに励んでコルセットでも
巻いたかのように固めてしまうのはナンセンスだ。腰痛を防ぎ、腰を長持ちさせ
ていくためには、腹筋は固めたままではいけないのである。
では、具体的にはどうすればいいのか??
p.98~数ページに渡って色々な筋トレが紹介され、陥りやすい失敗例が示されています。
興味がある方は、本書をしっかり読んでみてください。
おはよう御座います。
腰痛歴半世紀の私の感想です。
腰痛の場所と原因を知ることが治すポイントだと思います。
痛みが筋肉とか腱から来ている場合は安静にしている
かもみほぐすことで対処できると思います。
また筋肉を鍛えることで予防も出来ると思います。
ところが神経からきている痛みには整体が逆効果になってしまうことがあります。
椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症から神経痛がきていることが多いので手術で治すほかはないと思います。
私の経験上からです。