自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「痛みナビ体操」 銅冶英雄・著 2016/3

2018-01-28 06:02:56 | 推薦図書


タイトルの「痛みナビ体操」の前に
「3万人のひざ痛を治した!」という副題があります。

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「膝痛」の解説本は、数年前までは
そのメカニズムと、数種類の対処法がメインだったと思います。

それに対し、自力整体では「膝痛」は

  <足腰の歪みや食べ方・生き方・考え方>の「Overdoing」が原因ですから、
  「膝」だけを良くしようったって、無理ですよ~
  
  現在の膝の痛みを軽減するには、
  身体の歪みを整え< = 整体法>
  食べ過ぎを整え、< = 整食法>
  やり過ぎたい心を整える < = 整心法>を総合的に行って
  初めて、全身の不調が正されます」という考え方です。

  急がば回れ!

ところが最近は、昔のような外科学的な書物ではなく、
この本のように「運動療法・保存療法」の検討を勧めてくれる本が増えて
いると思います。

P.14 (はじめにより)痛みの改善には、
   自分で体操や生活習慣の改善に取り組む自主性と、
   ある程度の時間が必要であることを理解してください。

まさに、これ!です。
何年もかかって悪くした足腰・膝の痛みは
<その原因をつくった、良くない動き>を改善し、大元を断たなければ
少し良くなっても必ずリバウンドします。

この本は、痛みの原因を大きく4つに分けています。
P.50 ①腰を前後左右に動かしてみて改善する場合
   ②ひざ関節を動かして診断する場合
   ③ひざのお皿を押してみる場合
   ④筋肉を圧迫する

これらが複合的に影響している場合も含めて、
自分自身の感覚を研ぎ澄ませて「快」の方向をさぐるのは「自分」です。
「他力本願ではなく、自力本願で取り組みましょう」という提案に大賛成です。

著者は「朝食抜き」で、<基本的に一日一食>だそうです。
パート4では「糖質制限」の食べ方も紹介され、非常に科学的です。
大事なことは、「決めつけ」「思い込み」に惑わされるのではなく、
自分で検証しながら食生活に変化をつけ、「痛み日記」などをつけながら
観察することです。

多くの人が「現在の生活を変えたくない」がために、
「朝食って大事なんでしょう?」「朝、食べないと頭が働かないんですってね?」
などと、決めつけて、試そうともしません。
試して、効果を感じられなければ、戻すことができるのに・・・・

こういう方々は、なかなか治らないと思います。
なにしろ、変えたくないのですから……
どちらを選ぶか? 自分自身で決めて、選択する余裕を楽しんでください。
コメント
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