写真は浅間山最後のアプローチ。最後のきつ~~い昇りです。
ミュージカル研究会の「本公演・反省会」のことを書いていて、
思うことがありました。
日本人は、子どもの頃から
「自分の意見を人前で言う」ことに慣れていません。
何故か? 私感ですが、「伝統的に、躾けられてきている」と思います。
学校の授業中に、疑問や感想を言おうとすると、
「授業の後で」とか、「集中して!」とか言われて、
「授業の流れを中断させるのは良くないこと」と、躾けられてきました。
多分、学校の先生のノルマが(昔も今も?)多すぎて、
カリキュラム以外のことにかける時間がないのでしょう。
なので、皆、「疑問があっても取り合えず、どっかに置いておく」のです。
こういう態度が、成長して、大人の社会の一員になっても、
1.話は一応、聞いておく。
2.質問や自分の意見は言わない。
3.後で愚痴る。
という、悪しき習慣(というより、国民性?)の元凶になっている!
と、私は思っています。
私は、長い間「働く母親」でしたから、「時間は特別貴重なもの」でした。
なので、保育園の保護者会議で、またはPTAの会合で、
皆が殆ど意見を言わないで、無駄に時間が過ぎるのが許せませんでした。
今でも、そのことに関しては、戦闘的になってしまう自分を感じます。
ま、幸いなことに今、国際化の時代を迎えて、
手早く自分の意見をまとめて発表できることが必須能力となりました。
ミュージカル研究会メンバーはOpen mindで社会活動をする人が多いので、
イライラすることは滅多にありません。
たまに有ったとしても、そのことを率直に、気軽に意見し合えます。
「完成度の高いミュージカルをともに目差す」のも楽しい作業ですが、
この会が
「本音で色々な意見を交換できる大人の集まり」というのも誇りです。