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北海道全線阿房列車(32)

2022年01月22日 | 畸観綺譚
北海道全線阿房列車(32)
1353特急北斗13号(札幌行き)に乗車して森に向かうが、森では1439ー1442と3分しか乗り換え時間がないため遅延しないか気が気でなし。途中の駅停車時間を時刻表と見比べて遅延しないかチェックしながらGPSで列車位置を見続けていることから全く心平穏ではない。森にて下車して慌てて1442普通(鹿部経由函館行き)に乗り換える。特急で来た方向に戻る普通列車に乗り換えるような奇特な乗客は他にはいない。さらには架線橋を渡って乗り換えなければならず、待ってくれずに出発されるリスクもあることから普通列車の運転士に乗車アッピールすべくわざとバタバタと走るようにして乗り込む。この乗り換えを運転手は確認して1442出発、車内を見回すと乗客は4名のみ。うち1名はすぐに下車し、残り3名は五稜郭まで乗り続ける。この鹿部経由の函館本線は朝夕にしか走っておらず、函館方面が一日7便、森方面行き5便という少なさ。それに比例して沿線も渋過ぎであり、まさに自然の中を徐行して走る。駒ヶ岳は近すぎるのか見えず海も見えず、葉を落とした森林に常に囲まれる。ここで列車がエンコしたらどうなるのかという心細さだが、北海道新幹線との接続駅たる新函館北斗で多数の乗車があり、やっと人心地がつく。1633函館に再度帰着。函館塩ラーメンを食してホテルへ。予期せぬ食事券をいただくが棒二での土産物購入で消化する。結果、五日目は373km、6時間49分の乗車。明日は函館から長万部で函館本線に入り、ニセコ・倶知安を経由して小樽に抜け、札幌を目指す。

【図】第六日目の行程。北海道随一の大都会たる札幌を目指す。
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