北海道全線阿房列車(21)
北限ではあるが、高台から見遣る海は青く、流氷の類は一切見られず。ちなみに稚内北端にあるのはノシャップ岬(野寒布岬)、根室東端にあるのは納沙布岬であり大変紛らわしいが、バスの行先表示にはノシャップとカタカナで記される。最北端は宗谷岬。稚内市街はホテルサハリン、北防会館等北限感のあるネーミングが多く見ていて飽きない。さらには稚内信金前にはロシア語キリル文字による両替を案内する看板も。天候よろしく市街を回っていると汗だくだが、駅に戻ってランチを物色するに時間を掛けないのには駅そばしかなく、利尻こんぶそばをオーダー。その後は観光案内所に行き、次回訪問のために利尻・礼文島へのアクセスを探る。パンフレットを使って非常に丁寧にご教授くださるが、強行すれば1日で2島回れるとのこと。朝7時頃に稚内発→利尻9時着(4時間滞在)→利尻13時発礼文14時着(3時間滞在)→礼文17時発で稚内19時着という具合。今回は行けるはずもないが、この旅程にしても行き帰りで稚内宿泊は必須(旭川までたどり着ける最終便は1803稚内発)。また天候不順によるフェリーの運休リスクも考えれば相応に余裕を持たねばならない。1301発のサロベツ4に慌てて乗車し、一気に旭川へ。ちなみにここでも鈍行各停乗車にこだわった場合、1803稚内発の名寄行きで2149着、2216発に乗り換えて旭川2340着になる。考えるだけでも恐ろしい。
【写真】稚内港北防波堤ドーム横からノシャップ岬方向を見遣る。後ろをノシャップ岬行きバスがゆき過ぎる。