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玉肌日記

2011年11月06日 | 玉肌日記
温泉津温泉(島根県大田市温泉津町)
温泉津とかいて「ゆのつ」と読むが、山陰地方の日本海側、山陰道9号線沿いにあり、付近には世界遺産(2007年登録)な石見銀山もあるというシチュエーション。漁港の奥が温泉街となっており、海の幸という食と、薬効成分十分なる温泉が湧出するというなかなか素晴らしい環境。小さな路地の両サイドに温泉街を形成しているが、その先は漁港であり、個人的山陰の象徴的風景。さらには日本海側の港町ということで風も強い(ので雪も吹き飛んで積もらないとの事)。街中には共同湯が2軒あり、斜向かいに近在しているが、薬師湯と元湯。前者は近代の山陰大地震の時に湧出したとのことで震湯(地震の”震”を充てているのが珍しい)とも呼ばれているが、その外見・内部が非常にレトロ。薬師湯は西洋風、元湯は和風なのだが、外観だけでなく、内部もそれそれ味があるのはその湯が作った析出物、これが湯船縁に体積。湯は薄く白濁しているが、匂はなし。味は塩分味があるが、これもそれほどは強くない。ここの恐るべし、はその温度。かなり温度は高く、元湯にて「ぬる湯」と記された湯の温度は43~44℃。その隣の「あつ湯」は48℃程度を示しており、かなりに熱い。冬には寒い地方であるからこの程度必要なのかもしれないが、それにしても熱く、「ぬる湯」でさえ1~2分程度しか入ることが出来ず、早々に退散。