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↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
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(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週の説教」
2022/7/3(No.1187)
‥‥‥†‥‥‥
年間第14主日(ルカ10:1-12,17-20)
あともう少しをつなぐあなたの手伝いが必要
‥‥‥†‥‥‥‥
今週の福音朗読は、イエスが十二人の弟子のほかに七十二人を任命して、御自分が行くつもりのすべての町や村に先に遣わされたという内容で、「七十二人を派遣する」という見出しが付けられています。七十二人は、私たち皆に当てはまると考えています。
「七十二人も必要なのか」と考えるかも知れません。私は全世界で「すべての町や村」に宣教で出かけていく協力者としては七十二人でも足りないくらいだと思っています。そのことを考えるきっかけに、一つの例を紹介します。
かつて、上五島と佐世保を結ぶ九州商船のフェリーは、佐世保を出港すると上五島のいくつもの港に寄港していました。記憶が正しければ、佐世保を出港したフェリーが宇久島の港、小値賀島の港、それから有川港、立串港に寄港していました。現在は上五島内の連絡フェリーと佐世保有川直行便と分けて運航していると思うので、参考程度に聞いてください。
中田神父が中学生高校生だった時、小学生時分に出身教会鯛ノ浦教会の神父様だった「道向 栄」神父様が佐世保の鹿子前教会に転勤したので、私と私の先輩葛嶋神学生は、神学校の学期が終わると長崎からひとまず佐世保の鹿子前教会に立ち寄って、一泊させてもらった道向神父様に翌日佐世保のフェリー乗り場に連れて行ってもらい、上五島・鯛ノ浦に帰るというのが定番になっていました。
いつものように佐世保のフェリー乗り場に着きましたが、私は葛嶋先輩に「有川港直行ではなく、大回りして有川港に行く便に乗りたい」とお願いして、葛嶋先輩が乗った有川港直行を見送って、大回りをする便に乗りました。有川直行に乗れば、乗船時間が2時間半で、下船後私の家も葛嶋先輩の家も路線バスで15分程度でした。しかし大回りの便に乗れば、乗船時間が5時間必要でした。
なぜわざわざ大回りする便に乗ったのか?今考えると理解できませんが、当時は長い時間フェリーに乗ってみたかったのかもしれません。ひょっとすると、上五島にいながら、宇久島も小値賀島も見たことがなかったので、港周辺を見たかったのでしょうか。
フェリーに5時間乗り、港の景色も初めて眺めました。あともう一つ、珍しい光景を見ました。立串港でのことですが、この港は大きなフェリーを直接接岸させるには水深が浅い港でした。もしまともに接岸させようとすれば、フェリーでは乗り上げてしまいます。
そこで、立串港で下船する人のために、フェリーは波止場から少し離れたところで碇を降ろし、そこへ小舟がやって来て下船者を乗せ、立串港に連れて行ったのです。最後の何十メートルがフェリーでは近づけないので、その何十メートルのお世話を小舟がしたのでした。
あの時のことを久しぶりに思い出して、中田神父はこう思ったのです。最後の何十メートル、最後の最後のお世話、これが七十二人の宣教活動なのではないかと。田平小教区で言えば、それは地区の評議員でしょう。評議会で検討したことを、各家庭までの最後の何十メートル、あともう少しのお世話があって、小教区は回っているのです。
田平小教区だけではありません。偶然ですが長崎教区は七十二小教区に分かれています。七十二人だけではとても足りません。その何倍もの人に協力を頂くことで、すべての家庭、すべての信徒へのあと何メートルを繋ぐことができるのです。
最初のたとえで、佐世保港を出港したフェリーは上五島・立串港内までやって来ました。港内まで入って来たのだから、立串の集落までやって来たと言えないこともないでしょう。しかし地面に足を降ろすところまでは来ていません。その最後のお世話、あと少しのお世話をしてくれる小舟が、大切な役割を果たしたのです。
同じように、私たちも、「宣教する長崎教区」の使命がすべての人に届くように、あと少しの距離をつなぐのです。情報や、知らせたいことがそこまで来ているのに、あと少しのお手伝いがないために不自由している。教区の呼びかけ、福音宣教の実り、これらが手渡しできないでいる。そのあと少し、手が届きそうで届かない少しの距離を繋ぐために、より多くの人の奉仕を必要としているのです。
私もまた、その七十二人の中の一人ではないでしょうか。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
年間第15主日(ルカ10:25-37)
‥‥‥†‥‥‥‥
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼7月3日は通常であれば聖トマスの祝日。しかし今年はカレンダーの都合で消されている。日曜日(今年は年間第14主日)が優先された結果だ。しかし心優しい田平教会役員は私の霊名聖トマスのお祝いをセットしてくれた。
▼ちょうど、司祭叙階30周年ということもあり、コロナ感染だけは出せないので敷地内でバーベキュー(焼肉)形式で開いてくれた。この原稿を書くのは土曜日なのでどんなお祝い会になったのかは分からないが、健康祈願祭(40歳・60歳)の対象者と合わせ、きっと賑わったはず。
▼場の賑わいになればと思い、この日に向けて「一期一会」という楽器の練習をした。「ウクレレ」のような楽器で、四本の弦が張られている。練習する気になった最大の理由は、「SONGS」で紹介され、「自分にもできそう」と思ったことだ。日曜日の動画で最後のほうに登場すると思うが、著作権申し立てが怖いので、その部分だけ音声はミュートしている。
‥‥‥†‥‥‥
今週の1枚
‥‥‥†‥‥‥
第794回目。アップできるか分からないが、「一期一会」演奏の様子。
http://ss104313.stars.ne.jp/220703.jpg
ホームページもご覧ください。
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† 神に感謝 †
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こうじ神父
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年間第14主日(ルカ10:1-12,17-20)
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「七十二人も必要なのか」と考えるかも知れません。私は全世界で「すべての町や村」に宣教で出かけていく協力者としては七十二人でも足りないくらいだと思っています。そのことを考えるきっかけに、一つの例を紹介します。
かつて、上五島と佐世保を結ぶ九州商船のフェリーは、佐世保を出港すると上五島のいくつもの港に寄港していました。記憶が正しければ、佐世保を出港したフェリーが宇久島の港、小値賀島の港、それから有川港、立串港に寄港していました。現在は上五島内の連絡フェリーと佐世保有川直行便と分けて運航していると思うので、参考程度に聞いてください。
中田神父が中学生高校生だった時、小学生時分に出身教会鯛ノ浦教会の神父様だった「道向 栄」神父様が佐世保の鹿子前教会に転勤したので、私と私の先輩葛嶋神学生は、神学校の学期が終わると長崎からひとまず佐世保の鹿子前教会に立ち寄って、一泊させてもらった道向神父様に翌日佐世保のフェリー乗り場に連れて行ってもらい、上五島・鯛ノ浦に帰るというのが定番になっていました。
いつものように佐世保のフェリー乗り場に着きましたが、私は葛嶋先輩に「有川港直行ではなく、大回りして有川港に行く便に乗りたい」とお願いして、葛嶋先輩が乗った有川港直行を見送って、大回りをする便に乗りました。有川直行に乗れば、乗船時間が2時間半で、下船後私の家も葛嶋先輩の家も路線バスで15分程度でした。しかし大回りの便に乗れば、乗船時間が5時間必要でした。
なぜわざわざ大回りする便に乗ったのか?今考えると理解できませんが、当時は長い時間フェリーに乗ってみたかったのかもしれません。ひょっとすると、上五島にいながら、宇久島も小値賀島も見たことがなかったので、港周辺を見たかったのでしょうか。
フェリーに5時間乗り、港の景色も初めて眺めました。あともう一つ、珍しい光景を見ました。立串港でのことですが、この港は大きなフェリーを直接接岸させるには水深が浅い港でした。もしまともに接岸させようとすれば、フェリーでは乗り上げてしまいます。
そこで、立串港で下船する人のために、フェリーは波止場から少し離れたところで碇を降ろし、そこへ小舟がやって来て下船者を乗せ、立串港に連れて行ったのです。最後の何十メートルがフェリーでは近づけないので、その何十メートルのお世話を小舟がしたのでした。
あの時のことを久しぶりに思い出して、中田神父はこう思ったのです。最後の何十メートル、最後の最後のお世話、これが七十二人の宣教活動なのではないかと。田平小教区で言えば、それは地区の評議員でしょう。評議会で検討したことを、各家庭までの最後の何十メートル、あともう少しのお世話があって、小教区は回っているのです。
田平小教区だけではありません。偶然ですが長崎教区は七十二小教区に分かれています。七十二人だけではとても足りません。その何倍もの人に協力を頂くことで、すべての家庭、すべての信徒へのあと何メートルを繋ぐことができるのです。
最初のたとえで、佐世保港を出港したフェリーは上五島・立串港内までやって来ました。港内まで入って来たのだから、立串の集落までやって来たと言えないこともないでしょう。しかし地面に足を降ろすところまでは来ていません。その最後のお世話、あと少しのお世話をしてくれる小舟が、大切な役割を果たしたのです。
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