『出版年鑑2009』(出版ニュース社)が刊行され、その中に30年間の出版界が図表でまとめられています。
我が関連する書籍の状況ははっきり言って見通しが持てない、「暗澹」の一言でしょうか。新刊の発行点数は増える一方なのに、返品は約40%の高返品です。簡単に言えば、10冊書店に置いても4冊が返品ですから、そりゃあ、利益は出ないですね。
2008年の書籍実売総額は9541億円で、これはなんとバブル崩壊直後の1992年と変わりません。しかしその一方で新刊の発行点数は約46000点から80000点、およそ1.74倍に増えています。
16年前と販売額は同じなのに、発行点数はまあ2倍近くになっている。いろんなことがそこにはあるようですが、これからの行方は見えませんね。
と、嘆いてばかりもいられないので、やることやらにゃあいけんのですがねえ・・・。
うーむ、それにしても暗いです。